「街のコト」

記事一覧

再開発の進むパリ19区の ハイテクスポット/パリ(フランス)

再開発の進むパリ19区の ハイテクスポット/パリ(フランス)

産業革命の頃から工場が多く建てられ、パリの中でも不便で少々治安が悪いイメージの19 区。工場が地価の安い郊外や地方に移転した後は味気ない近代的な公団住宅が立ち並ぶ場所だった。しかし近年、2015年に鉄道工場跡地に竣工した商業施設「Le Parks(ル・パルク)」を皮切りに少しずつ再開発が進行。新しい集客スポットとして、コンテンポラリーアートの発信地やいかにも若者に好まれそうなスポットがポコポコと増えてきた。

街のコト
5当地「住」- これがあれば家賃が高くても良い!と思う設備・条件は?

5当地「住」- これがあれば家賃が高くても良い!と思う設備・条件は?

日本各地の街ゆく人へのインタビューや取材を通して住まいと暮らしに関する、リアルな「声」や「姿」をご紹介するニッポンの5当地「住」。今回は「横浜・中区編」です。横浜・中区で出会った人に「これがあれば家賃が高くても良い!と思う設備・条件は?」と尋ねました。

街のコト
輪島の朝を支える元気な女たち(石川県/輪島市・輪島港)

輪島の朝を支える元気な女たち(石川県/輪島市・輪島港)

あれ、こんな風に並ぶんだっけ? ここは能登半島北端の輪島港。漁から戻った船が岸壁になぜか3隻ずつ横並びに停泊。漁師が船をまたいでは、獲れたての魚介を市場へ運びます。聞けば、輪島港を母港とする船は約200隻と県内最多。すべてが同時に接岸できず、横付けするしかないのだとか。ナルホド。しかし日本の漁獲量は1980年代のピーク時から半減し、漁師の数も約4割に減ったというのに、なぜ輪島港には活気があるんだろう?

街のコト
チップに悩むホリデーシーズン/ニューヨーク(アメリカ)

チップに悩むホリデーシーズン/ニューヨーク(アメリカ)

毎年秋になると、ニューヨークの街には浮足立った雰囲気が漂い始めます。ハロウィーンを皮切りにサンクスギビングデー、クリスマス、ニューイヤーズイブに至るホリデーシーズンが始まる時期。家族や友人へのプレゼントを買い込む1年で最も物入りな季節でもあるこの時期に、ニューヨーカーはもう一つの大問題、「ホリデーチップ」に頭を悩ませることになります。

街のコト
歴史を包む湯煙たなびくまち(神奈川/箱根・塔ノ沢温泉)

歴史を包む湯煙たなびくまち(神奈川/箱根・塔ノ沢温泉)

グローバル化が加速するにつれて、多くのまちから固有の風景が失われています。しかし、実際に各地を訪れると、時代と折り合いを付けながら独特のまちなみを保つ風景に出合うこともあります。今号からは、そんなまちを順次紹介しましょう。まずは温泉街。古代から湯治の習慣はありましたが、保養や観光目的での温泉人気が高まったのは、明治時代も後半になってから。鉄道網が全国に広がって旅が容易になるとともに、国策として観光旅行が促されたためです。

街のコト
お腹にれんがを持って生まれてくる(ベルギー)

お腹にれんがを持って生まれてくる(ベルギー)

ベルギー人にとって、家を持つことは、マンションや建売住宅を買ったり、住宅メーカーにお手軽住宅を発注することではない。その家づくりへのこだわりは周辺ヨーロッパ人とは比べ物にならず「お腹にれんがを持って生まれてくる」といわれているほど。実際、れんがどころか、屋根瓦、目地、タイルやフローリング、扉やドアノブまで、一つ一つ丁寧に調べあげ、吟味し、必要量を計算し、価格を交渉して自ら発注。そして左官、木工、電気工事など、あらゆる業者を自分で選び、工程を監督する。完成までに1年以上かかるのが普通だ。

街のコト