「信越・北陸」

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どうして「白山神社」は、全国にたくさんあるの?

どうして「白山神社」は、全国にたくさんあるの?

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月14日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「白山神社はなぜたくさんあるの?」という疑問を解決していました。いよいよ夏山開きも迫ってきた白山。来年で開山1300年の節目も迎えます。白山比?神社(Bong Gritさん撮影、flickrより)総本山によると...白山を神とする「白山神社」、山の周りだけかと思いきや実は全国各地にあり、沖縄県を除く全都道府県に存在するのです。全国に鎮座する白山神社の総本社と言われる白山市の「白山比?(しらやまひめ)神社」の神主さんによると、大正2年に調べたものではその数2713社。現在では約3000ほどあり、一番多いのが岐阜県の395社で、石川県は299社あります。白山を神としているのは、身近な「水」の信仰に深く関わっていると考えられ、白山は手取川、九頭竜川、長良川、庄川というたくさんの大きな川の水源となっています。白山を水源とする広さは全国でも最大級で、水への感謝が「白山信仰」につながっていったのです。そして、白山へやってきた修験者たちが全国を周り、白山信仰を広めていきました。北海道の白山神社も北陸から移住した開拓者によって作られたものだそうです。やはり日本三大名山のひとつ白山。その偉大さが伝わる話ですね。(ライター:りえ160)

芝政ワールドに世界初のウォータースライダーがオープン!

芝政ワールドに世界初のウォータースライダーがオープン!

芝政観光開発(福井県坂井市)が運営する日本海側最大級のテーマパーク「芝政ワールド」に、高さ約30mの「ザ・モンスタースライダー」が2016年7月2日にオープンする。      「ザ・モンスタースライダー」  同アトラクションは、様々なスライド要素を組み合わせた巨大な世界初のウォータースライダー。光のトンネル、巨大円錐型スライダー、急降下を一度に楽しめるコンビネーションスライダーとなっている。6人乗りの専用ボートはスタート台まで電動コンベアで運ばれる。滑走開始直後、激しく揺れながら、大きな螺旋を描き急降下。幻想的な7色の光のトンネル「レインボーゾーン」の中を駆け抜ける。      レインボーゾーン  その後「モンスター」の名にふさわしい高さ約30mの巨大な円錐形のスライダーの中に突入。大きくスウィングしながら中に吸い込まれる。       円錐形のスライダー  クライマックスは高低差約3mの急降下でフィニッシュ。       急降下フィニッシュ  2016年の営業期間は7月2日から9月25日まで(荒天時は運行を中止)。営業時間は日によって異なるので要チェック。料金は1人につき1回500円(利用はパスポートには含まれない)。

思わず笑う...欧陽菲菲のあの名曲にひっかけた、ユニークな「大葉」

思わず笑う…欧陽菲菲のあの名曲にひっかけた、ユニークな「大葉」

スーパーで販売されていたある野菜のネーミング。遊び心たっぷりの命名に、思わず吹き出す人が続出している。こんなツイートが2016年6月17日に投稿され、話題だ。ではここで、実際どんなネーミングだったのか、見てみよう。クソッ、こんなのでwどこのおっさんホイホイだよ。 pic.twitter.com/kgJthJg3Y3- dan (@danchan315) 2016年6月17日 これはあるスーパーで販売されている大葉を撮影したものだ。パッケージには「ラブ・イズ・オーヴァー」ならぬ「らぶいず大葉」という非常にユニークな商品名が記載されている。新潟県にあるハーブと大葉を取り扱う「妙高ガーデン」という会社が作成したもので、そのセンス抜群(?)なネーミングに「座布団三枚!」など、爆笑してしまう人も多かったようだ。大葉(iyoupapaさん撮影、Flickrより)このツイートには、こんな反響が。@danchan315 泣くな男だろwww pic.twitter.com/ZhGUDTTXW9- 騎馬兵@V4天國 (@V4Tommie) 2016年6月17日 @danchan315 @hotspringegg 『大葉・ザ・レインボウ』もあるな。- 笛地静恵 Fueti Sizue (@mundburg) 2016年6月18日 @danchan315 えぐり込むようなボデーブローで腹筋壊れましたww- お猿さん(ex武具馬具×3 (@mamachari3_Jpn) 2016年6月18日 スーパーで見かけたら、かなりのインパクトだと思います!座布団三枚も納得です(笑)。(ライター:a rainbow)

高級ブドウ「ルビーロマン」って、どうやって育てるの?

高級ブドウ「ルビーロマン」って、どうやって育てるの?

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月9日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、石川県の高級ブドウ「ルビーロマン」を育てている農家の温室から中継を行っていました。      県やJA、生産者からなる「ルビーロマン倶楽部」公式サイト  昨年の初競りではひと房100万円の高値がついたことも記憶に新しいですね。ハウスの中では、青い実が付き始めたぶどうがたくさんありました。5月の連休に花が咲き、6月頃から実をつけ始め、もう一回り大きくなり熟していくそうです。言うことを聞かない憎い女?ルビーロマンは1995年に大粒ブドウである「藤稔」から採取した種400粒を蒔いて、育成を繰り返し選ばれた1本から誕生しました。普通のぶどうと生育サイクルは変わらないのだそうですが、生産者によって育て方が違うそうです。中継された温室では雑草が生えており、これはハウス内の温度を上げにくくするためだそうですが、草を生やしていない農家もあるそうです。また、粒をとることにより大きな粒が生まれ形をよくするため、間引く作業が行われますが、これも各農家の感覚だそうです。試行錯誤しながら栽培農家も模索しているそうです。まさに言うことを聞かない憎い女のようだと、農家さんもおっしゃっていました。また、ルビーロマンは粒が3.1cm以上、20g以上、糖度18度以上、色はカラーチャートに適合することが条件ですが、適合しなくても各飲食店などで使用されるそうです。そして、この青い実が付き始めた段階で農家さんは、どれがルビーロマンかわかるとのこと。今年も初競りの驚きのニュースを期待したいですね。(ライター:りえ160)

朝ドラにも出てきた「鳴き砂」 どうして音がする?

朝ドラにも出てきた「鳴き砂」 どうして音がする?

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月8日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「鳴き砂はなぜ音がする?」のかという話題がのぼっていました。NHK朝ドラ「まれ」でも有名になった「鳴き砂」。輪島市門前町の琴ヶ浜は鳴き砂の浜として全国的にも有名です。      普通の砂は鳴かない(画像はイメージ)  地形の偶然で...しかし、実際に琴ヶ浜に行っても砂が鳴きません。実は歩き方にコツがあり蹴り込むようにして歩くと音が鳴るのです。金沢市の県立自然史資料館は、琴ヶ浜の鳴き砂を体験することもできる施設で、その職員の話によると、砂は岩石のくずや鉱物の集まりで、琴ヶ浜の砂は石英という鉱物が70%以上含まれているのが特徴だそうです。石英は非常に硬い鉱物で、摩擦でこすれあうと音がします。実は水晶と同じもので、水晶の粉が琴ヶ浜に散らばっているイメージなのです。しかし、ゴミや水を少し入れると摩擦が弱くなり鳴らなくなったりして、少しの汚れにも敏感だそうです。なぜ琴ヶ浜に鳴き砂が集まるのかというと、昔は南からの海流で運ばれてくると思われていましたが、琴ヶ浜に流れている仁岸川の上流に石英をたくさん含む花崗岩があり、それが川に流され丸みを帯びて運ばれてくることが分かりました。摩擦音がでるのにピッタリな条件がそろい、鳴き砂が出来上がっているのですね。(ライター:りえ160)

貴重な宇宙船が多数! 異色博物館「コスモアイル羽咋」のコレクションがスゴイ

貴重な宇宙船が多数! 異色博物館「コスモアイル羽咋」のコレクションがスゴイ

2016年6月8日に放送されたHNKの「あさイチ」で、石川県羽咋市の博物館「コスモアイル羽咋」が取り上げられた。番組内では館内の展示品が紹介され、羽咋市がUFOの街と言われる理由が解説された。しかし、この博物館のツイッターには、それ以上に気になる情報が多数あったのだ。      実際に使用されたソ連製のヴォストークカプセル(以下画像はすべて公式サイトから)  粘り強い交渉でゲットした本物の展示品コスモアイル羽咋は、UFOでの街づくりの一環として1996年にオープンした宇宙科学博物館だ。羽咋市の古文書には、円盤状の物体が飛び回る話が残されており、それに着想しての町おこしプランだという。館内では宇宙に関する様々な展示品を公開されており、本物と同じ素材を使ったレプリカだけでなく、予備機や実際に使われた帰還用カプセルなど、貴重な品が数多い。また、羽咋市を解説するブースもあり、UFOを思わせる前述の伝承や神隠し伝説が紹介されている。そんなコスモアイル羽咋は公式でツイッターアカウントを持っており、興味深いツイートをいくつも投稿している。例えば、コスモアイルには「ボイジャーレコードの原盤(世界にたった1枚)」がひっそりと展示されています。これを入手してきた担当者いわく、当時の持ち主(ボイジャーレコードの制作者)に粘り強く拝み倒して、タダでもらってきたそうです。おねだり能力は大事です。- 宇宙科学博物館コスモアイル羽咋 (@CosmoisleHAKUI) 2016年6月14日コスモアイルにある「ルナ24号」は、世界に1〜2機しか残っていないと言われる貴重な本物です。実は「オークションに出品しないか?」とオファーが来たことがあります。オークション価格は何と13億円スタート!!もちろん売りませんでしたが。https://t.co/ME3IQmi1yg- 宇宙科学博物館コスモアイル羽咋 (@CosmoisleHAKUI) 2016年6月13日などだ。「おねだりで手に入れたボイジャーレコードの原盤」、「13億円スタートのオークションへのお誘い」という、何とも興味をそそられる内容だ。さらに、公式サイトには「UFO目撃情報求」というページが......。Jタウンネットは博物館に取材を申し込み、それらについての詳細を伺った。コスモアイル羽咋の担当者によると、ルナ24号やボイジャーレコードの原盤は、現在様々な分野で活躍している高野誠鮮(じょうせん)さんが各地に出向いて集めたものだという。「ボイジャーレコードの原盤は、高野さんが実際に製作者のご自宅を訪ねて、『これを手に入れるまで日本には帰れない』と根強く交渉をして手に入れたと聞いています。ルナ24号のオークションのお話も、高野さんが働いていた当時に話が来たそうです」       ボイジャー惑星探査船         ルナ24号はバックアップの予備機を展示  気になるUFO情報の募集に関しては、「UFOの目撃情報を記述する用紙が当館にありまして、週に1通ほどのペースで送られてきています。全国からお客様がいらっしゃるので、東京などでの目撃情報も集まっていますよ」とのこと。UFOを目撃した際は情報を提供すると、宇宙研究の礎になれるかもしれない。また、館内には世界各地で撮影されたUFOの画像を閲覧できるスペースもあるため、宇宙関連のことは幅広くカバーされている。

お札を両替しよう! 石川県民→「こわす」他県民→「くずす」

お札を両替しよう! 石川県民→「こわす」他県民→「くずす」

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月8日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、両替をすることの言い回しについて話題となっていました。全国的に「1万円札を千円札にくずす」という人が多い中、石川県民は「千円札にこわす」と言う人が多く、15人中8人が「こわす」と言っていました。      このお金、こわしといて!(画像はイメージ)  「くずす」は方言だけれど、結構使われている47都道府県をすべて調べたところ、「こわす」は、北陸のほかに、九州の一部や群馬にも分布していました。他には東北地方は「細かくする」、徳島などは「くだく」、兵庫などでは「かえる」と言うところがありました。方言を研究している金沢大学の加藤教授によると、「こわす」は、北陸3県で使われており、もともとは愛知で使われていたものが、愛知→福井→石川→富山と広まっていきましたが、だんだんと「くずす」に標準化してきているところが多いそうです。また、北陸の「こわす」と、九州や群馬の「こわす」とは別々に発生していると考えられています。大きなものを小さくするという共通の発想で「こわす」が生まれた偶然は、大いにありえます。「こわす」は、江戸時代に広まったとされ、1930年の川端康成の浅草日記にも「両替してくれ」の意で「こわしてくれ」という文章が載っています。そして、「両替する」という意味で辞典にのっているものもあるのです。方言のようですが、立派に全国でも通用する言葉なのですね。(ライター:りえ160)

金沢駅のキャッチフレーズが変わる!

金沢駅のキャッチフレーズが変わる!

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月6日放送で、金沢駅構内に吊るしてあるタペストリーのキャッチフレーズが新しくなったことを紹介していました。      もてなしドームに掲げられたタペストリー(金沢市画像オープンデータより)  新しいキャッチフレーズは「五感にごちそう かなざわ」です。シンボルマークは梅鉢盆にお箸が添えられたおしゃれなもの。タペストリーの表は「金沢ゴールド」の色を採用し、金沢のプレミアム感を演出。そして、裏側は「金沢くれない」の色で、金沢の漆を想像させています。世界に食文化を発信金沢の食文化を広めていくとともに、それを通して金沢の魅力をアピールしようというプロジェクトです。タペストリーの印象が変わるだけで、もてなしドームの印象もまたガラリと変わりました。北陸新幹線効果で増えている観光客にもしっかりとアピールしたいところですね。このタペストリーは、北陸の観光地を紹介するサイト「ビューティーホクリク」が開発した「金沢ジェネレーター」で、疑似作成することができます。(ライター:りえ160)

金沢の消防団員が披露する「加賀鳶」 ホントは江戸生まれだった?

金沢の消防団員が披露する「加賀鳶」 ホントは江戸生まれだった?

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月1日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、加賀鳶の話題がのぼっていました。金沢名物の「加賀鳶」(tsudaさん撮影、flickrより)初夏の風物詩である金沢百万石まつり。そのみどころの一つが加賀鳶はしごのぼりです。幼い頃、真似した記憶のある人も多いのではないでしょうか?高所の恐怖を克服するため金沢百万石まつりでは、約500人の金沢市の消防団員によって10本のはしごが出され華麗な演技を披露する加賀鳶。加賀鳶は、300年ほど前の江戸時代、江戸の加賀藩邸で高いところで作業のできるとび職を火消しとして雇い、その火消したちが始めました。ですので、加賀ではなく江戸発祥なのです。なぜとび職が火消しなのかというと、昔はホースがなく鳶口で家を壊して火を防いでいて、また上に登って火災状況を見ていたため、家に登ることのできる鳶が火消しだったのです。加賀鳶は、高いところを克服するための訓練として始められました。言わば度胸試しです。そして、明治に入って江戸の加賀鳶38名が金沢に移り住み、金沢にも広まりました。現在では、威勢の良さでも人気があり、金沢の消防団イコール加賀鳶というイメージが定着していますが、江戸発祥とは知りませんでしたよね。(ライター:りえ160)

石川県のイントネーションは「揺れて伸びる」

石川県のイントネーションは「揺れて伸びる」

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月31日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、石川県の揺れて伸びるイントネーションの謎について話題となっていました。      イントネーションの理由とは?(画像はイメージ)  他の地域の人から見ると、確かに石川県人は「〇〇で〜〜」「○○やから〜〜」と伸ばす語尾に特徴があるようです。話が続くことを意味し、相手の注意を引くためこの伸びるイントネーションの印象は、「色っぽい」「男の人が使うとオネエに聞こえる」「優しい印象」「最初はイライラした」などと様々です。方言を研究している金沢大学の教授によると、この語尾は文の切れ目で「〜ね」の役目をしており、北陸3県全域に分布しているそうです。そして、俳優さんも苦労する俳優泣かせのイントネーションで、1回音程が下がって上がるというくぼみがあるのが特徴だそうです。このくぼみが難しいのです。たしかに、地元の人がドラマなどを見ると「違うな」と感じることが多いですよね。話が続く、注意を引く役目を果たしており、文の切れ目に使われ、優しい印象を与えながらも「話を聞いてね」というオーラを与えているのです。(ライター:りえ160)

ミシュランガイドに「富山・石川版」が登場! 三ツ星のお店は...

ミシュランガイドに「富山・石川版」が登場! 三ツ星のお店は…

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月31日放送で、ミシュランガイドに石川版が登場するというニュースが取り上げられていました。北陸がますます盛り上がる?(Manelさん撮影、flickrより)評判の高いホテルやレストランに星をつけて評価する「ミシュランガイド」。国内での地域では8番目の発売です。石川県は三つ星なし「ミシュランガイド富山石川(金沢)2016」は、6月3日に発売となります。北陸新幹線開業で、国内外から注目を集める地域となった富山・石川でのグルメスポットを知ることが出来るありがたい一冊です。ミシュランガイドは、タイヤメーカー「ミシュラン」が、自動車で出かけてもらうために始めたグルメガイド。現在25ヵ国で発行されています。覆面調査と星の数での評価が定番ですが、気になるのがそのお店と星の数です。石川県では星1つが25軒、星2つが9軒、星3つはなし、富山県では星1つが8軒、星2つが1軒、星3つが1軒という結果でした。唯一の星3つは、富山県の日本料理「山崎」だそうです。今までもなかなか予約の取れない人気のお店が多いですが、さらに予約しにくくなりますね。しかしこれでますます北陸が盛り上がりそうですね。(ライター:りえ160)

北陸の結婚式に欠かせない「花嫁のれん」とは?

北陸の結婚式に欠かせない「花嫁のれん」とは?

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月30日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、北陸の婚礼で使われる「花嫁のれん」の柄について紹介されていました。      花嫁のれん(画像はイメージ)  七尾市に今年の4月にオープンした「花嫁のれん館」には、明治から平成までの花嫁のれんが展示され、花嫁のれんくぐり体験もできます。時代ごとの縁起物花嫁のれんの柄は、その時代の流行によって変遷しており、明治時代は鶴や亀、松などで、生地も黒色のものが多かったです。そして、大正時代になると水色や紫色が多くなり、はまぐりは同じ貝しか合わせられないことから貝桶などの柄、孔雀や幸せを運ぶと言われる鳳凰などの鳥がつがいで描かれています。昭和になると、暖色系ののれんが登場します。戦前には赤ののれんというのは存在しなかったそうです。一気に明るくなった花嫁のれんには貝桶や宝船などが描かれることが多くなりました。そして、平成になると黄色系の色も登場します。おしどりなどが描かれたシンプルなものが人気で、平成になると親の想いだけでなく娘の要望も取り入れたものが多くなってきたそうです。時代の流れが分かる花嫁のれん、これからも時代をうつしながら受け継ぎたい慣習ですね。(ライター:りえ160)

あなたの走りが水の恵みを伝える力に 「越前大野名水マラソン」に過去最多ランナー

あなたの走りが水の恵みを伝える力に 「越前大野名水マラソン」に過去最多ランナー

福井県大野市で2016年5月22日、「第52回越前大野名水マラソン」が開催された。今年から大野が誇る「水の恵み」を世界に広げるマラソンとして、1人のランナーが1km走るごとに、世界の水環境整備の支援のため10円が寄付される仕組みが導入された。      マラソンの走行距離に合わせて募金  参加者はタイム更新を目指す本格ランナー、完走を目指すおじいさん、一緒に楽しんで走る親子など、過去最多の4965人が集まった。合計走行距離は地球一周(約4万km)の距離を上回る4万9504.51kmとなり、49万5040円を東ティモールの水環境整備のために寄付することが決定した。寄付金は重力式給水システムの設置費用の一部に充てられる。会場にはフォトブースが設けられており、完走したランナーたちが「ハーフ完走したぞ!」「トロフィーもらったよ」「2km走って、20円寄付したよ!」と感想を述べながら写真撮影を楽しんだ。公式サイトの報告レポートには多くの写真が掲載され、子供から大人まで多くの人がマラソンを楽しんだ様子をうかがうことができる。同市は「水」による産業創出と魅力的なまちづくりを目指しており、2015年から人口減少対策プロジェクトのひとつとして、まちの「財産」であり「アイデンティティ」でもある「水」をテーマとした「Carrying Water Project(以下CWP)」を実施している。"Carry"の「運ぶ」と「伝える」という意味から、大野から世界に向けて、水の持つちからと水への感謝の思いを伝え運んでいく試みを進める。今後も「水のまち、大野」を発信することで参加者からのドネーションを募り、「おいしい水を届けるマラソン」であるとともに、チャリティマラソンとして世界と大野を結んでいく。当日の報告レポートは、CWPの公式サイトで6月6日から掲載されている。同サイトでは、CWPのコンセプトを紹介する動画も公開しており、大野の水の恵みと水環境整備への取り組み、参加したランナーの感想などを視聴することができる。

輪島の絶景「白米千枚田」はいかに生まれたか

輪島の絶景「白米千枚田」はいかに生まれたか

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月25日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「白米千枚田はなぜ海岸ギリギリのところにあるの?」という疑問について調べていました。輪島市白米町にある千枚田は、毎年5月に田植えが行われ、今年も稲がなびいています。そして近づいてみると意外と急斜面、水田の形もバラバラです。全部で1004枚の水田がありやっぱり「千枚だ!」ということです。塩田の跡地を水田に以前は、白米町で千枚田を管理している農家は18軒あったのですが、現在は1軒だけで田中さんという方のみ。田中さんだけで200枚を管理しており、そのほかは輪島市やJAが管理したり、オーナー田という制度で貸出しています。そして、水田は海岸線ギリギリまであり、急斜面で高低差は56m。実にビル19階に相当します。当時は、場所があれば水田にしなければいけない時代でした。もともと平地が少なく水のひける場所が海岸沿いの急な傾斜地しかなく、しかしその場所は水田に適した土だったのです。また、米だけではなく、揚げ浜式の塩を作っており塩田があったのですが、塩づくりが衰退してからは、水田へと変わっていきました。こうして海岸ギリギリまで水田ができていったのです。しかし、目の下の棚田と海が広がる景観の素晴らしさはどこにも負けない貴重な文化財となったのです。これからも守り続けたい景色ですね。(ライター:りえ160)