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石川県民は、豚汁を「めった汁」と呼ぶ

石川県民は、豚汁を「めった汁」と呼ぶ

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月15日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、金沢のめった汁が紹介されていました。豚汁(kimishowotaさん撮影、flickrより)全国的には「豚汁」と言われることが多いのですが、石川県民は「めった汁」と言う人が圧倒的です。名前の由来には諸説あり金沢市の二水高校の保護者会では、おそろいの「めった汁」Tシャツを作っており、生徒がゴミ拾いなどで汗を流したあとに、大鍋でつくったものを振舞うという慣習があります。めった汁は、人が集まった時の振る舞い料理、大鍋でみんなで食べるという風習があります。防災士の資格を持つ金沢市の主婦も「めった汁は具をいっぱい入れる。災害時にはおにぎりなどの配給はあるが、具や水分などをとれるめった汁は炊き出しに向いている」と定期的に主婦仲間とめった汁をつくって、もしもの時の訓練をしているそうです。「めった汁」と言われる由来は、「具をめっためたに切る」という説や、石川県の農業スタイルとして地産地消が多く、収穫した野菜を消費する方法として「やたらめったら具を入れた」という説などがあるそうです。また石川が生んだ文豪徳田秋声が明治44年に発表した「黴」という作品にも「滅多汁」という言葉が登場しています。昔から石川県では、イベント時だけでなく家庭でも愛されてきた思い出深いおかずなのですね。(ライター:りえ160)

金沢版「トレビの泉」 新幹線効果でコインが増えた!

金沢版「トレビの泉」 新幹線効果でコインが増えた!

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月14日放送で、金沢駅からの中継を行っていました。      もてなしドーム(金沢市画像オープンデータより)  駅のもてなしドーム地下の広場には水景が広がっていますが、その水の中を見るとコインがたくさんはいっているのです。願いが叶う泉?金沢の新名所コインの数は、北陸新幹線開業後倍増しており、2014年度は約2万5000円が回収されましたが、開業後の15年度には約5万6000円、今年度も同じペースでコインが投げられているそうです。金沢市によると、水の汚れや地面のサビの心配などから投げて欲しくないとのことですが、あえて禁止はしていないそうです。コインが入っているのを見るとついつい投げたくなるものですよね。イタリアのトレビの泉とまではいかないかもしれませんが、願い事が叶いそうな、また金沢にやってきたいという観光客のロマンがあるこの水景となっています。新幹線開業で賑わう金沢市の新たな名所となりそうですね。(ライター:りえ160)

どうして「白山神社」は、全国にたくさんあるの?

どうして「白山神社」は、全国にたくさんあるの?

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月14日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「白山神社はなぜたくさんあるの?」という疑問を解決していました。いよいよ夏山開きも迫ってきた白山。来年で開山1300年の節目も迎えます。白山比?神社(Bong Gritさん撮影、flickrより)総本山によると...白山を神とする「白山神社」、山の周りだけかと思いきや実は全国各地にあり、沖縄県を除く全都道府県に存在するのです。全国に鎮座する白山神社の総本社と言われる白山市の「白山比?(しらやまひめ)神社」の神主さんによると、大正2年に調べたものではその数2713社。現在では約3000ほどあり、一番多いのが岐阜県の395社で、石川県は299社あります。白山を神としているのは、身近な「水」の信仰に深く関わっていると考えられ、白山は手取川、九頭竜川、長良川、庄川というたくさんの大きな川の水源となっています。白山を水源とする広さは全国でも最大級で、水への感謝が「白山信仰」につながっていったのです。そして、白山へやってきた修験者たちが全国を周り、白山信仰を広めていきました。北海道の白山神社も北陸から移住した開拓者によって作られたものだそうです。やはり日本三大名山のひとつ白山。その偉大さが伝わる話ですね。(ライター:りえ160)

高級ブドウ「ルビーロマン」って、どうやって育てるの?

高級ブドウ「ルビーロマン」って、どうやって育てるの?

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月9日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、石川県の高級ブドウ「ルビーロマン」を育てている農家の温室から中継を行っていました。      県やJA、生産者からなる「ルビーロマン倶楽部」公式サイト  昨年の初競りではひと房100万円の高値がついたことも記憶に新しいですね。ハウスの中では、青い実が付き始めたぶどうがたくさんありました。5月の連休に花が咲き、6月頃から実をつけ始め、もう一回り大きくなり熟していくそうです。言うことを聞かない憎い女?ルビーロマンは1995年に大粒ブドウである「藤稔」から採取した種400粒を蒔いて、育成を繰り返し選ばれた1本から誕生しました。普通のぶどうと生育サイクルは変わらないのだそうですが、生産者によって育て方が違うそうです。中継された温室では雑草が生えており、これはハウス内の温度を上げにくくするためだそうですが、草を生やしていない農家もあるそうです。また、粒をとることにより大きな粒が生まれ形をよくするため、間引く作業が行われますが、これも各農家の感覚だそうです。試行錯誤しながら栽培農家も模索しているそうです。まさに言うことを聞かない憎い女のようだと、農家さんもおっしゃっていました。また、ルビーロマンは粒が3.1cm以上、20g以上、糖度18度以上、色はカラーチャートに適合することが条件ですが、適合しなくても各飲食店などで使用されるそうです。そして、この青い実が付き始めた段階で農家さんは、どれがルビーロマンかわかるとのこと。今年も初競りの驚きのニュースを期待したいですね。(ライター:りえ160)

朝ドラにも出てきた「鳴き砂」 どうして音がする?

朝ドラにも出てきた「鳴き砂」 どうして音がする?

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月8日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「鳴き砂はなぜ音がする?」のかという話題がのぼっていました。NHK朝ドラ「まれ」でも有名になった「鳴き砂」。輪島市門前町の琴ヶ浜は鳴き砂の浜として全国的にも有名です。      普通の砂は鳴かない(画像はイメージ)  地形の偶然で...しかし、実際に琴ヶ浜に行っても砂が鳴きません。実は歩き方にコツがあり蹴り込むようにして歩くと音が鳴るのです。金沢市の県立自然史資料館は、琴ヶ浜の鳴き砂を体験することもできる施設で、その職員の話によると、砂は岩石のくずや鉱物の集まりで、琴ヶ浜の砂は石英という鉱物が70%以上含まれているのが特徴だそうです。石英は非常に硬い鉱物で、摩擦でこすれあうと音がします。実は水晶と同じもので、水晶の粉が琴ヶ浜に散らばっているイメージなのです。しかし、ゴミや水を少し入れると摩擦が弱くなり鳴らなくなったりして、少しの汚れにも敏感だそうです。なぜ琴ヶ浜に鳴き砂が集まるのかというと、昔は南からの海流で運ばれてくると思われていましたが、琴ヶ浜に流れている仁岸川の上流に石英をたくさん含む花崗岩があり、それが川に流され丸みを帯びて運ばれてくることが分かりました。摩擦音がでるのにピッタリな条件がそろい、鳴き砂が出来上がっているのですね。(ライター:りえ160)

貴重な宇宙船が多数! 異色博物館「コスモアイル羽咋」のコレクションがスゴイ

貴重な宇宙船が多数! 異色博物館「コスモアイル羽咋」のコレクションがスゴイ

2016年6月8日に放送されたHNKの「あさイチ」で、石川県羽咋市の博物館「コスモアイル羽咋」が取り上げられた。番組内では館内の展示品が紹介され、羽咋市がUFOの街と言われる理由が解説された。しかし、この博物館のツイッターには、それ以上に気になる情報が多数あったのだ。      実際に使用されたソ連製のヴォストークカプセル(以下画像はすべて公式サイトから)  粘り強い交渉でゲットした本物の展示品コスモアイル羽咋は、UFOでの街づくりの一環として1996年にオープンした宇宙科学博物館だ。羽咋市の古文書には、円盤状の物体が飛び回る話が残されており、それに着想しての町おこしプランだという。館内では宇宙に関する様々な展示品を公開されており、本物と同じ素材を使ったレプリカだけでなく、予備機や実際に使われた帰還用カプセルなど、貴重な品が数多い。また、羽咋市を解説するブースもあり、UFOを思わせる前述の伝承や神隠し伝説が紹介されている。そんなコスモアイル羽咋は公式でツイッターアカウントを持っており、興味深いツイートをいくつも投稿している。例えば、コスモアイルには「ボイジャーレコードの原盤(世界にたった1枚)」がひっそりと展示されています。これを入手してきた担当者いわく、当時の持ち主(ボイジャーレコードの制作者)に粘り強く拝み倒して、タダでもらってきたそうです。おねだり能力は大事です。- 宇宙科学博物館コスモアイル羽咋 (@CosmoisleHAKUI) 2016年6月14日コスモアイルにある「ルナ24号」は、世界に1〜2機しか残っていないと言われる貴重な本物です。実は「オークションに出品しないか?」とオファーが来たことがあります。オークション価格は何と13億円スタート!!もちろん売りませんでしたが。https://t.co/ME3IQmi1yg- 宇宙科学博物館コスモアイル羽咋 (@CosmoisleHAKUI) 2016年6月13日などだ。「おねだりで手に入れたボイジャーレコードの原盤」、「13億円スタートのオークションへのお誘い」という、何とも興味をそそられる内容だ。さらに、公式サイトには「UFO目撃情報求」というページが......。Jタウンネットは博物館に取材を申し込み、それらについての詳細を伺った。コスモアイル羽咋の担当者によると、ルナ24号やボイジャーレコードの原盤は、現在様々な分野で活躍している高野誠鮮(じょうせん)さんが各地に出向いて集めたものだという。「ボイジャーレコードの原盤は、高野さんが実際に製作者のご自宅を訪ねて、『これを手に入れるまで日本には帰れない』と根強く交渉をして手に入れたと聞いています。ルナ24号のオークションのお話も、高野さんが働いていた当時に話が来たそうです」       ボイジャー惑星探査船         ルナ24号はバックアップの予備機を展示  気になるUFO情報の募集に関しては、「UFOの目撃情報を記述する用紙が当館にありまして、週に1通ほどのペースで送られてきています。全国からお客様がいらっしゃるので、東京などでの目撃情報も集まっていますよ」とのこと。UFOを目撃した際は情報を提供すると、宇宙研究の礎になれるかもしれない。また、館内には世界各地で撮影されたUFOの画像を閲覧できるスペースもあるため、宇宙関連のことは幅広くカバーされている。

お札を両替しよう! 石川県民→「こわす」他県民→「くずす」

お札を両替しよう! 石川県民→「こわす」他県民→「くずす」

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月8日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、両替をすることの言い回しについて話題となっていました。全国的に「1万円札を千円札にくずす」という人が多い中、石川県民は「千円札にこわす」と言う人が多く、15人中8人が「こわす」と言っていました。      このお金、こわしといて!(画像はイメージ)  「くずす」は方言だけれど、結構使われている47都道府県をすべて調べたところ、「こわす」は、北陸のほかに、九州の一部や群馬にも分布していました。他には東北地方は「細かくする」、徳島などは「くだく」、兵庫などでは「かえる」と言うところがありました。方言を研究している金沢大学の加藤教授によると、「こわす」は、北陸3県で使われており、もともとは愛知で使われていたものが、愛知→福井→石川→富山と広まっていきましたが、だんだんと「くずす」に標準化してきているところが多いそうです。また、北陸の「こわす」と、九州や群馬の「こわす」とは別々に発生していると考えられています。大きなものを小さくするという共通の発想で「こわす」が生まれた偶然は、大いにありえます。「こわす」は、江戸時代に広まったとされ、1930年の川端康成の浅草日記にも「両替してくれ」の意で「こわしてくれ」という文章が載っています。そして、「両替する」という意味で辞典にのっているものもあるのです。方言のようですが、立派に全国でも通用する言葉なのですね。(ライター:りえ160)

金沢駅のキャッチフレーズが変わる!

金沢駅のキャッチフレーズが変わる!

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月6日放送で、金沢駅構内に吊るしてあるタペストリーのキャッチフレーズが新しくなったことを紹介していました。      もてなしドームに掲げられたタペストリー(金沢市画像オープンデータより)  新しいキャッチフレーズは「五感にごちそう かなざわ」です。シンボルマークは梅鉢盆にお箸が添えられたおしゃれなもの。タペストリーの表は「金沢ゴールド」の色を採用し、金沢のプレミアム感を演出。そして、裏側は「金沢くれない」の色で、金沢の漆を想像させています。世界に食文化を発信金沢の食文化を広めていくとともに、それを通して金沢の魅力をアピールしようというプロジェクトです。タペストリーの印象が変わるだけで、もてなしドームの印象もまたガラリと変わりました。北陸新幹線効果で増えている観光客にもしっかりとアピールしたいところですね。このタペストリーは、北陸の観光地を紹介するサイト「ビューティーホクリク」が開発した「金沢ジェネレーター」で、疑似作成することができます。(ライター:りえ160)

金沢の消防団員が披露する「加賀鳶」 ホントは江戸生まれだった?

金沢の消防団員が披露する「加賀鳶」 ホントは江戸生まれだった?

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年6月1日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、加賀鳶の話題がのぼっていました。金沢名物の「加賀鳶」(tsudaさん撮影、flickrより)初夏の風物詩である金沢百万石まつり。そのみどころの一つが加賀鳶はしごのぼりです。幼い頃、真似した記憶のある人も多いのではないでしょうか?高所の恐怖を克服するため金沢百万石まつりでは、約500人の金沢市の消防団員によって10本のはしごが出され華麗な演技を披露する加賀鳶。加賀鳶は、300年ほど前の江戸時代、江戸の加賀藩邸で高いところで作業のできるとび職を火消しとして雇い、その火消したちが始めました。ですので、加賀ではなく江戸発祥なのです。なぜとび職が火消しなのかというと、昔はホースがなく鳶口で家を壊して火を防いでいて、また上に登って火災状況を見ていたため、家に登ることのできる鳶が火消しだったのです。加賀鳶は、高いところを克服するための訓練として始められました。言わば度胸試しです。そして、明治に入って江戸の加賀鳶38名が金沢に移り住み、金沢にも広まりました。現在では、威勢の良さでも人気があり、金沢の消防団イコール加賀鳶というイメージが定着していますが、江戸発祥とは知りませんでしたよね。(ライター:りえ160)

石川県のイントネーションは「揺れて伸びる」

石川県のイントネーションは「揺れて伸びる」

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月31日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、石川県の揺れて伸びるイントネーションの謎について話題となっていました。      イントネーションの理由とは?(画像はイメージ)  他の地域の人から見ると、確かに石川県人は「〇〇で〜〜」「○○やから〜〜」と伸ばす語尾に特徴があるようです。話が続くことを意味し、相手の注意を引くためこの伸びるイントネーションの印象は、「色っぽい」「男の人が使うとオネエに聞こえる」「優しい印象」「最初はイライラした」などと様々です。方言を研究している金沢大学の教授によると、この語尾は文の切れ目で「〜ね」の役目をしており、北陸3県全域に分布しているそうです。そして、俳優さんも苦労する俳優泣かせのイントネーションで、1回音程が下がって上がるというくぼみがあるのが特徴だそうです。このくぼみが難しいのです。たしかに、地元の人がドラマなどを見ると「違うな」と感じることが多いですよね。話が続く、注意を引く役目を果たしており、文の切れ目に使われ、優しい印象を与えながらも「話を聞いてね」というオーラを与えているのです。(ライター:りえ160)

ミシュランガイドに「富山・石川版」が登場! 三ツ星のお店は...

ミシュランガイドに「富山・石川版」が登場! 三ツ星のお店は…

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月31日放送で、ミシュランガイドに石川版が登場するというニュースが取り上げられていました。北陸がますます盛り上がる?(Manelさん撮影、flickrより)評判の高いホテルやレストランに星をつけて評価する「ミシュランガイド」。国内での地域では8番目の発売です。石川県は三つ星なし「ミシュランガイド富山石川(金沢)2016」は、6月3日に発売となります。北陸新幹線開業で、国内外から注目を集める地域となった富山・石川でのグルメスポットを知ることが出来るありがたい一冊です。ミシュランガイドは、タイヤメーカー「ミシュラン」が、自動車で出かけてもらうために始めたグルメガイド。現在25ヵ国で発行されています。覆面調査と星の数での評価が定番ですが、気になるのがそのお店と星の数です。石川県では星1つが25軒、星2つが9軒、星3つはなし、富山県では星1つが8軒、星2つが1軒、星3つが1軒という結果でした。唯一の星3つは、富山県の日本料理「山崎」だそうです。今までもなかなか予約の取れない人気のお店が多いですが、さらに予約しにくくなりますね。しかしこれでますます北陸が盛り上がりそうですね。(ライター:りえ160)

北陸の結婚式に欠かせない「花嫁のれん」とは?

北陸の結婚式に欠かせない「花嫁のれん」とは?

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月30日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、北陸の婚礼で使われる「花嫁のれん」の柄について紹介されていました。      花嫁のれん(画像はイメージ)  七尾市に今年の4月にオープンした「花嫁のれん館」には、明治から平成までの花嫁のれんが展示され、花嫁のれんくぐり体験もできます。時代ごとの縁起物花嫁のれんの柄は、その時代の流行によって変遷しており、明治時代は鶴や亀、松などで、生地も黒色のものが多かったです。そして、大正時代になると水色や紫色が多くなり、はまぐりは同じ貝しか合わせられないことから貝桶などの柄、孔雀や幸せを運ぶと言われる鳳凰などの鳥がつがいで描かれています。昭和になると、暖色系ののれんが登場します。戦前には赤ののれんというのは存在しなかったそうです。一気に明るくなった花嫁のれんには貝桶や宝船などが描かれることが多くなりました。そして、平成になると黄色系の色も登場します。おしどりなどが描かれたシンプルなものが人気で、平成になると親の想いだけでなく娘の要望も取り入れたものが多くなってきたそうです。時代の流れが分かる花嫁のれん、これからも時代をうつしながら受け継ぎたい慣習ですね。(ライター:りえ160)

輪島の絶景「白米千枚田」はいかに生まれたか

輪島の絶景「白米千枚田」はいかに生まれたか

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月25日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「白米千枚田はなぜ海岸ギリギリのところにあるの?」という疑問について調べていました。輪島市白米町にある千枚田は、毎年5月に田植えが行われ、今年も稲がなびいています。そして近づいてみると意外と急斜面、水田の形もバラバラです。全部で1004枚の水田がありやっぱり「千枚だ!」ということです。塩田の跡地を水田に以前は、白米町で千枚田を管理している農家は18軒あったのですが、現在は1軒だけで田中さんという方のみ。田中さんだけで200枚を管理しており、そのほかは輪島市やJAが管理したり、オーナー田という制度で貸出しています。そして、水田は海岸線ギリギリまであり、急斜面で高低差は56m。実にビル19階に相当します。当時は、場所があれば水田にしなければいけない時代でした。もともと平地が少なく水のひける場所が海岸沿いの急な傾斜地しかなく、しかしその場所は水田に適した土だったのです。また、米だけではなく、揚げ浜式の塩を作っており塩田があったのですが、塩づくりが衰退してからは、水田へと変わっていきました。こうして海岸ギリギリまで水田ができていったのです。しかし、目の下の棚田と海が広がる景観の素晴らしさはどこにも負けない貴重な文化財となったのです。これからも守り続けたい景色ですね。(ライター:りえ160)

相撲をこよなく愛する、石川県民の秘密

相撲をこよなく愛する、石川県民の秘密

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月17日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「なぜ石川は相撲が盛んなのか」調べていました。来週はいよいよ卯辰山相撲場で高校相撲が行われます。チアリーダーに吹奏楽。甲子園並みの応援に驚く人も多いこの高校相撲ですが、相撲王国石川ではこの時期見慣れた風景です。高校相撲の都道府県別優勝回数でも石川県は団体、個人ともにダントツです。生活の中に溶け込んでいる石川県相撲連盟の方の話によると、高校相撲は大正4年から始まった、日本一古い高校の競技大会で、当時も約15000人の群衆が集まり大盛況だったそうです。現在でも高校相撲で優勝し、角界で活躍している関取も多数います。盛んな相撲文化が、大相撲の関取輩出にもつながる(Better Than Baconさん撮影、Flickrより)また、当時の副賞としては、西洋料理券3枚、大学ノート20冊、萬寿100個など、地元の人の提供で行われていました。そして、金沢だけでなく実は能登に行くと相撲場のある小中学校がたくさんあります。特に志賀町ではすべての小中学校に相撲場があります。これは「水なし、塩なし、待ったなし」で有名な羽咋市で行われる唐戸山神事相撲の優勝を目的としている子供たちが多いからです。昔から、この地域では祭りや神事相撲など、生活の中で相撲をとることが多かったのです。さらに地元に目標となる大きな大会があるので、相撲が根付いていきました。生活環境で自然に相撲好きな子達が増えていったのですね。ぜひ将来の横綱も生まれて欲しいものです。(ライター:りえ160)

石川県と「県鳥」イヌワシ、何の関係が? 実はある人の猛プッシュ

石川県と「県鳥」イヌワシ、何の関係が? 実はある人の猛プッシュ

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月10日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「石川県の県鳥はなぜイヌワシ?」という疑問を解決していました。イヌワシ(Toshihiro Gamoさん撮影、Flickrより)周りの県を見ると富山、長野、岐阜がライチョウと、ライチョウが意外と多いんですが、石川県は全国でも唯一の猛禽類であるイヌワシです。野鳥の会のルーツも金沢?野生の鳥や動物を観察でき、全国でも珍しい場所である白山市の「ブナオ山観察舎」では、10日に1回ほどの割合でイヌワシを見ることができるそうです。体長が75〜95cmで羽を広げると2mを超えるイヌワシがブナオ山の上を飛ぶ姿はとても勇壮です。イヌワシは岩山の断崖絶壁に巣を作り、人を絶対に近づけず巣を放棄するほど人を警戒します。白山では15羽のつがい、30〜40羽くらいしかいませんが、力強く鳥類の中では生態系の頂点に立ち、県の鳥にふさわしい凛々しさです。ところで、なぜイヌワシが県鳥になったかというと、野鳥の会の石川支部の強い推しがあったそうです。実は野鳥の会の創立者は金沢出身、「野鳥」という言葉もこの人が作ったそうです。他にもトキ、ライチョウ、石川県の「い」と「石」の別の読みである「せき」のついた「セキレイ」なども候補に挙がったそうなのですが、イヌワシの雄々しい姿と勇猛果敢な性格が県民の気質として勢いを広めるということで野鳥の会の推薦で選ばれました。今では、石川のシンボルとしてすっかり馴染んでいますよね。(ライター:りえ160)

「ソースは何使ってる?」 石川県民の回答は...

「ソースは何使ってる?」 石川県民の回答は…

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月10日放送の「主婦のホンネ」のコーナーで、「ソースは頻繁に使いますか?」という話題で座談会が開かれていました。とんかつソース、ウスターソースの他、こだわりのソースを自分だけこっそり使っている方もいらっしゃいました。買っても結局使い切れないウーマンスタイル調べによる石川県在住の20〜60代の女性103人に聞いた「どんなソースを使っていますか?」の質問には「ウスターソース」が25%、「中濃ソース」が24%、「とんかつソース」が21%、「お好み焼き、たこ焼きソース」が17%、「焼きそばソース」が3%、「ステーキソース」が1%という結果でした。画像はイメージです(Kousuke Sekidouさん撮影、Flickrより)「夫が味付けした料理にもソースをかけるので味覚を疑う」「三重県出身の義母は肉まんに中濃ソースをかける」などの意見や「手抜き料理に便利、味がごまかせる、隠し味に使う」などの主婦ならではの意見もありました。「ソースを使う頻度は?」の質問には、「月2〜3回」が最も多く40%、「週1回」が21%、「週2〜3回」が13%という結果でした。「市販ソースの不満」としては、「原材料や添加物の不安」が40人、「賞味期限」が39人、「使い切れない」が33人、「高い」が7人でした。ソースを買っても賞味期限内に使い切れない方がかなりいらっしゃることがわかります。また珍しいものを見つけるとついつい買って、冷蔵庫に眠っていることが多いようです。(ライター:りえ160)

石川県の小学校は、なぜ「制服」のところが多いの?

石川県の小学校は、なぜ「制服」のところが多いの?

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月11日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「石川県では制服姿の小学生が多い?」という話題について調べていました。確かに大手制服メーカーによる全国規模での「小学校への通学時の服装の調査」によると私服が75.7%、制服が20.4%、体操服が3.9%と、私服が多いのに対して、県内には制服姿の小学生が多いような気がします。金沢は「制服」でなく「標準服」金沢市教育委員会によると、金沢市では制服でなく「標準服」と言われる市全体で標準として示した型の服があるそうです。この市共通のデザインの標準服を市内55のうち52校もの小学校が採用しています。      金沢市の制服メーカー「オートモ」の公式ウェブサイト  標準服が開始となった時期の記録はないのですが、導入が検討され始めたのは昭和38年。東京オリンピックで景気が上向きになり子供の服装が流行を追って華美になり始めたそうです。そこで保護者が学校に指導を要望し、安価で丈夫、衛生的な制服を導入してはどうかと、学校、保護者、デザイナーが協議を重ねて決められました。シングルイートイン服(襟なしブレザー)のデザインは、変わっていませんが、とっても軽くなり、袖丈を伸ばせたり、ボタンが取れにくいよう裏に力ボタンを付けるなど機能性は格段にあがっています。ちなみに県内19市町村のうち、100%制服を導入しているところが14市町村もあり、石川県は制服導入率が高いと言えます。着るものを選びませんし、皆と同じものですし、保護者も子供にもメリットが多いのではないでしょうか?(ライター:りえ160)

金沢でよく見る、「軒下に吊るしてあるとうもろこし」ってあれ何?

金沢でよく見る、「軒下に吊るしてあるとうもろこし」ってあれ何?

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月4日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「金沢ではよく軒下にとうもろこしが吊るしてある」ことについて調べていました。画像はイメージです(Ozzy Delaneyさん撮影、Flickrより)見たことのない人も多いようでしたが、確かにひがし茶屋街を歩くと次々と軒下に吊るしてあるとうもろこしを発見します。お店だけでなく一般家庭にもつるしてありました。「門守」という風習このとうもろこしは、昔から健康と商売繁盛のために、観音院で「四万六千日」という日に売られているのもで、毎年買いに行っているのだそうです。四万六千日というのは、観音院信仰の寺院の縁日で126日分のご利益があると言われています。とうもろこしはこの縁日の人気のものなのです。昔からとうもろこしは雷除けとされていましたが、それがこちらの地域では魔よけとなり、毛が多いほど儲けが多い、豆が多いほどまめまめしく健康に働けるとされています。金沢では、とうもろこし以外にも軒先に縁起物を飾る家庭が多く、アジサイやヒイラギ、ハリセンボンなどを飾っている家庭もあります。これは、「門守(かどもり)」と言われる風習で、日本人は境界に弱く外と内との境界である玄関先を守る風習があります。城下町であった金沢にはこうした昔ながらの風習を信じる人が多く、また身近に自然があり取り入れやすかったことからこの風習が根付いているのです。城下町を生きる人々が願いを託していた大切なお守りなのですね。(ライター:りえ160)

バスを降りるとき、「ありがとう」って言う都道府県

バスを降りるとき、「ありがとう」って言う都道府県

[となりのテレ金ちゃん−テレビ金沢]2016年5月3日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、石川県民はどこでも「ありがとう」を言うことが指摘されていました。画像はイメージです(Orin Zebestさん撮影、Flickrより)バスを降りるときお金を払って「ありがとう」を言う光景は都会では珍しいそうです。お互い様の精神が根強く残る県民性金沢市のコミュニティバス「金沢ふらっとバス」では、回数券を購入した老夫婦やバスから降車する高校生などほぼ100%の人が「ありがとう」を言っていました。皆さん「子供のころからありがとうを言うのが当たり前」すぎて特に意識していない様子です。また地域のスーパーのレジでも精算の後「ありがとう」を言う人が多く見受けられました。この「ありがとう」は、路面バスよりもコミュニティバス、大型スーパーよりも市場のお店、と規模の小さいものの場合にいう傾向が多いようです。市場でネギを購入した方は「おいしいネギを選んでもらって、包んでもらってお礼を言った」と言っていました。もともとこの「ありがとう」の文化は日本中にあったのですが、都会から順に西洋のチップ文化に移行し、田舎ではまだ残っているところが多いそうです。特に石川県では雨の日が多いので、傘をさして細い道をすれ違うときにお互いに傘を傾けることが多く、その際にお互いに譲り合いの精神で「ありがとう」が自然に出る地域性があるようです。受け継ぎたい素敵な精神ですね。(ライター:りえ160)