オンキヨーがカスタムIEMを7月発売 補聴器の技術を生かした高い装着性

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(OVO オーヴォより)

オンキヨー&パイオニアイノベーションズは、オンキヨー(ONKYO)ブランドにて、カスタムIEM(イン・イヤー・モニター)「IE-C1」、「IE-C2」、「IE-C3」を、7月17日(金)に発売する。オープン価格。

カスタムIEMは、耳孔の形を採取しこれに合わせて本体を作成するオーダーメイドのイヤフォン。ユーザーの耳にぴたりと合った高い装着性、優れた遮音性からミュージシャンのステージモニター用などとして多く使われており、ヘッドフォンの愛好家の間でも人気が出て来ている。

IE-C1/C2/C3のドライバーは、イヤフォンなどから発展したBA(バランスド・アーマチュア)型を採用。IE-C1が全音域でBAドライバー1基を使うフルレンジ、C2が低域と高域の2基に分けた2ウェイ、C2が低、中、高域と3基で分けた3ウェイとなる。

オーダーメイド補聴器の出荷台数70万台以上というシーメンス補聴器の技術が生かされた筐体は、カスタムIEMの中でも小型軽量で外れにくいデザインとなっており、本体12色とケーブル3色から好みの組み合わせでオーダーが可能。3Dプリンターを使うという国内工場における高い製造技術で、採取した耳型が工場に到着後、約7営業日で工場から出荷される。海外製などではオーダーから3ヵ月ほど待たされる例もあることから、大幅に期間は短縮されているといえる。なお、製品の到着後、30日以内は無償でのリメイクも可能。

「小型スピーカー並みの技術を投入した」という音響設計面では、BAドライバーの振動が筐体に伝わって不要な鳴りとならないようにシリコンのクッションで包み、接着材を介して固定するフローティング構造により音への悪影響を排除。またイヤフォンでは、密閉度(遮音性)を高めると、その圧迫感で快適性が低くなるという相反する要素があるが、耳孔への密着度を調整してバランスさせた“プロ・ミュージシャン”“スタンダード”“スポーツ”の3タイプから使い方や好みに合わせて選べる。

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