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メロン熊は実在した!?

メロン熊は実在した!?

[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年7月1日放送の道内ニュースでは、早くも人里におりてきてしまったクマの話題が伝えられました。無残に食い荒らされた夕張メロン。そして、大きく壊されたビニルハウス。7月1日の朝、夕張市沼ノ沢にあるメロン農家のビニルハウスが荒らされているのを農家の人が発見し、夕張市役所に通報しました。市によりますとビニルハウス周辺にはクマとみられる足跡が残されていて、『夕張メロン』およそ40個が被害にあったということです。市では、地元の猟友会に巡回を依頼するとともに、市民に注意を呼び掛けています。夕張の農家を荒らし、おいしいメロンを食い荒らしたことで変貌したといわれる『メロン熊』ですが、そのリアルな生態を目の当たりにしたともいえるニュースでした。メロン熊(iyoupapaさん撮影、Flickrより)ツルはぐちゃぐちゃ、実がきれいにえぐり取られて、うすく皮だけ残された夕張メロン40個...かなり痛手ですね。それにしても、ハウスの中のものを狙うとは。でもクマでも皮は食べないのですね。残されていたのは皮だけで、本当にきれいにオレンジのおいしい実の部分だけがなくなっていたことにも驚きました。(ライター:北海道saki)

注目の「プレミアム旅行券」、北海道ではどれくらいお得?

注目の「プレミアム旅行券」、北海道ではどれくらいお得?

札幌を代表する観光名所・時計台(ugo3ugo32001さん撮影、Flickrより)[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年6月30日放送の道内ニュースでは、道で7月より発行される『プレミアム旅行券』についてが取り上げられました。7月より北海道が発行する『プレミアム旅行券』。30億円規模が発売される予定で、旅行業界から熱い視線が注がれています。事前説明会でも多くの人が集まり、そこからも関心の高さがうかがえました。発行する予定なのは、外国人観光客・道外観光客・道民向けの3種類。道内の観光施設や宿泊施設などで使うことができます。使用できるのは、観光需要が低迷する9月から2月まで。閑散期の道内観光の掘り起こしが狙いのようです。道内各地の観光協会や商工会の方たちは「秋口の旅行者が低迷するので効果が表れると期待している」。「かなりのお金が市場に流れるので期待している」などと話します。30億円分の旅行券が流通するとあって、道内観光の起爆剤になるか。注目です。プレミアム旅行券 どれくらいお得?3種類発行されるということですが、果たしてどれくらいお得なものなのでしょうか。まず、『外国人観光客』・『道外旅行者』向けは、1万円分を6000円で買うことができます。そして、道民向けの『どさんこ旅行券』は1万円分を8000円で購入できます。ただし、使う場所などに条件があり、外国人観光客と道民向けは、札幌市内では使うことができません。道内を周遊してほしいという狙いがあるようです。道外旅行者向けは、全道で使用可能ですが、条件があるといいます。詳細はこれから詰めていって、7月の下旬に道のホームページなどで発表するということでした。さぁ、果たして、どれくらいの経済効果が生まれるのか。道のプレミアム旅行券は、7月31日より発売開始です。全国各地でこの『プレミアム旅行券』というのは発行されているのですね。恥ずかしながら全然知りませんでした。それにしてもどこのが一番プレミアムな価値があるのでしょう。そんなことが気になる、いや、そんなことしか気にならない筆者でした。(ライター:北海道saki)

六花亭に北菓楼も...道内の有名菓子店が、続々と札幌に集まる理由

六花亭に北菓楼も…道内の有名菓子店が、続々と札幌に集まる理由

[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年7月2日放送の道内ニュースでは、近頃札幌中心部に続々と進出する老舗菓子店についてが取り上げられました。こちらは小樽の六花亭(hiroooookiさん撮影、Flickrより)札幌駅から徒歩5分の中心部。帯広が本社の菓子メーカー「六花亭」が、札幌本店のビルを建設。7月5日にオープンします。販売コーナーでは、人気商品はもちろんのこと、開店を記念した新商品も用意されました。さらには...。お店の窯で焼いてできたてを提供する『窯出し大平原』やマルセイバターサンドにアイスが入った『マルセイアイスサンド』など、札幌本店限定の商品を打ち出しています。ビルのなかには、ミシュランガイドで星を獲得したフレンチレストランなどもオープン。その上、音楽ホールまで兼ね備えています。新たな付加価値と外国人集客に期待札幌に拠点を構えるのは六花亭にとどまりません。中央区北1条西5丁目には、2016年の春に砂川の菓子メーカー「北菓楼」が、はじめて札幌に路面店をオープンする予定です。砂川の北菓楼(alberth2さん撮影、Flickrより)「北菓楼」は大正時代の建築物を活かし、喫茶スペースを備え、こちらも芸術を楽しめるスポットを目指しています。なぜ札幌の中心部に拠点を構えるのでしょうか?六花亭の社長の話によると、残念ながら過疎化していて人口が札幌に集中するからだといいます。また、札幌に拠点を置くことで、外国人観光客の集客もより期待できるということです。そこには、お菓子だけでなく、芸術など新たな付加価値を提供したい狙いもあります。んー限定品ってなんなのでしょう。とっても気になります。マルセイアイスサンドも食べたいし。行かなきゃ!!(ライター:北海道saki)

なんで混ぜちゃったの!? サロマ湖名物「ホタテ入りソフトクリーム」の衝撃

なんで混ぜちゃったの!? サロマ湖名物「ホタテ入りソフトクリーム」の衝撃

[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年7月1日放送の「北海道179市町村応援大使」では、斬新な海の幸スイーツが紹介されました。旅に出かけたの大使の代理、ファイターズと北海道を愛するSTV野球解説者、稲田直人さん。今回の行先は、道東「佐呂間町」です。そして佐呂間町の応援大使、増井浩俊選手からの指令は「サロマ湖で獲れるマチ自慢の食材を使った変わったデザートを食べてPRして」というものでした。北海道最大の湖『サロマ湖』に面する佐呂間町。指令である「海の幸を使った驚きのスイーツ」を探すべく、町内を歩き回ります。早々にもお菓子屋さんを発見!! いきなり指令達成か?! と入ったお店は「かぼちゃん本舗」(佐呂間町宮前町61)。マチで人気のお店です。なかでも自慢の商品は、佐呂間町の特産品の一つであるかぼちゃを使った、かぼちゃ餡をサクサクのパイ生地で包んだ『かぼちゃんパイ』。ということで、海の幸を使ったスイーツは見つからず...。さらなる調査のため次に向かったのは、役場です。そこで副町長にもらったヒントは『ホタテ』。サロマ湖沿いの「華湖というお店に行ってみては...」ということでした。教えられたとおり「レストハウス華湖」(佐呂間町浜佐呂間)に向かう稲田さん。肉厚のホタテがたっぷりのった『はなこ丼』をしっかり堪能。しかし、ここにもスイーツはありませんでした。が、道の駅にホタテを使ったスイーツがあるとの有力情報をGET。なんで一緒にしちゃったのぉ〜↓↓そうと分かれば向かうは「道の駅 サロマ湖」(佐呂間町浪速121-3)。ありました! しかし、それは、思わず絶句してしまうほどの衝撃。本当に驚きのスイーツと呼ぶにふさわしいものでした。さあ、そんなホタテを使った驚きのスイーツとは...?      公式サイトより。こちらは耳だけが刺さったバージョン  ソフトクリームの周りに、ホタテの耳が6本ほど突き刺さり、さらにソフト貝柱がゴロっと1個入った『スペシャル帆立入りソフト』。サロマ湖の名産"ホタテ"をそのまんま使ったスイーツだったのです。食べた稲田さんは思わず苦笑。「ホタテすごくおいしいのに。何で、このソフトクリームに? どういった発想で?」とお店の方にうかがうと、「サロマならではということで、しょっぱさと甘さを体験してもらったらどうかなと思った」といいます。ということで、ホタテスイーツ無事発見! 任務完了です。しかし、最後に放った「正直、わけよう」というのが稲田さんのホタテソフトに対する本音だったようです。お店の方いわく、チャレンジャーの方にオススメなのだとか。また、耳をスプーン代わりにして食べる方は、なかなかのツウだということでした。確かに「えっ」と言いたくなる見た目でした。味もなんとなく想像できますし。でも、ホタテソフトと聞くと、普通、ソフトクリームのなかに加工したホタテが混ざっているものを思い浮かべませんか? ですが、ただただソフトクリームに耳と貝柱をトッピングしただけ...。そういった意味でもなかなか衝撃的なスイーツだったと思います。(ライター:北海道saki)

高齢者だらけの町内会...大学生を「応援隊」として任命

高齢者だらけの町内会…大学生を「応援隊」として任命

[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年6月24日放送の道内ニュースでは、若い力で町内会を盛り上げていこうという『町内会応援隊任命』の話題が取り上げられました。画像はイメージです(m-louisさん撮影、Flickrより)札幌市内の町内会・自治体の加入率は、現在およそ70%。統計を取り始めた1989年以降最低です。そのため若い世代の町内会への参加促進が急務となっています。そんななか、清田中央地区町内会連合会、会長は「高齢者が増えてくる、若い力でなんとか町内会をサポートする形を取り入れていきたい」と言い、地元の大学生が町内会応援隊に任命されました。『町内会応援隊』に任命されたのは、札幌国際大学の2年生19人です。学生たちは「若い世代にしかできないことを実践していって、地域に貢献したい」と話し、大学のある町内会で、夏祭りやラジオ体操など、地域の活動をサポートしていく予定です。札幌市の秋元市長も、町内会加入促進に向けて、条例制定も視野に支援策を検討しています。どこの町内会も割とご高齢の方が中心のようですものね。若い世代がいないというわけではありませんが、一軒家よりアパートのほうが多い地域だと、なおさら町内会に入っていない世帯も多いようですし、どうやって町内会に入るの? 何するの? なんて方が多いのもまた事実。いろいろな方面から促進に向けた働きかけをしていかなければいけないように思います。(ライター:北海道saki)

中学受験の「抽選」って、どうして必要なの?

中学受験の「抽選」って、どうして必要なの?

[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年6月23日放送の「言わせて!」では、以前から度々ニュースになっていた、札幌開成中の『抽選』という選考方法について、2016年度も実施することが決まったと伝えられました。      札幌開成高校(禁樹なずなさん撮影、Wikimedia Commmonsより)  6月23日に行なわれた札幌市教育委員会。この春開校した、札幌市立札幌開成中等教育学校の入学者の選考方法で『抽選』を継続するかどうか議論されました。抽選については、保護者や教育者から児童の心理的負担が大きいという声が上がり、廃止を求め検討されていましたが、来年度の入学方法は『抽選』を継続する方針に決定。継続する理由について、教育長によりますと「1点2点で選抜で合否を決定するのではなくて、子どもたちが互いに課題探究を進めるような人材を求める上での抽選」だということでした。ただし、抽選方法については、受験生や保護者に抽選の参加を義務付けず、学校長など代表者が札を引く。また、1次選考通過者数を定員の2倍である320人まで絞ったあと面接をし、通過した受験者を対象に、1回のみ抽選するということのようです。道民の声は「賛成」も「反対」も半々だけどプロから見ると...こうした選考方法について、多くの受験生を指導している学習塾の講師は「受ける生徒側の視点が欠けた理論だったのが残念」。決まった選考方法により懸念を抱いている面もあるそうです。「もし非公開で抽選するとなると本当に抽選しているのか危険がある」「抽選するのではなくて、面接もあるし、討論させるとかで点数化して、より適性がある生徒を選ぶことができると思う」との意見も話していました。札幌市教育員会は、来年度以降について『生徒の負担を考えながら1年かけて検討する方針』だということです。このことについては番組にとてもたくさんの意見が寄せられ、反対と賛成が半々だったということでした。自分の子で考えると、1次試験、面接に通ったのに最後に抽選で合否が決まるのは酷なことだなと思いますが、より多様性のある人材確保ができるというのも分からなくありません。そんなことより私は、今年度の『抽選』で不合格となってしまった子どもたちの現在が気になります。場合によっては、抽選に落ちても耐えられる強いハートの子どもたちを育てるという教育も必要となるかもしれませんね。でもそうなるとそういう子のほうがこの先必要な人材かも......。なんていろいろ考えてしまいます。(ライター:北海道saki)

街の本屋ならではのユニークな取り組みで知られた、札幌「くすみ書房」が閉店...

街の本屋ならではのユニークな取り組みで知られた、札幌「くすみ書房」が閉店…

[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年6月22日の放送では、長年親しまれたマチの本屋さん閉店のニュースが特集されました。札幌市厚別区にある『くすみ書房』。毎週金曜日に地域の人たちが集まって、本の朗読会が開かれています。しかし、長年親しまれてきた朗読会も6月19日で最後となりました。なぜなら、『くすみ書房』は、69年の歴史に幕を下ろすことになったからです。本を愛してやまない、店主の久住邦晴さんにとって閉店は苦渋の決断でした。「売り上げ不振に伴って、取引先への支払いが滞ってきているということで、取引先からの強いすすめもあり、今回、これ以上続けられないと思い決断した」といいます。『くすみ書房』は、1946年に久住さんの父が札幌市西区琴似で創業。長年マチの本屋さんとして親しまれてきました。しかし、2000年になって、周辺に大型書店が相次いで進出。雑誌の販売もコンビニエンスストアに奪われ、経営は大きく傾きます。そんなとき専念しようと思ったのは、人を集めるということ。そのためには「誰もやらないおもしろくて、珍しいことをやるのが大原則」と考えた久住さん。逆転の発想で、良い作品なのに注目されない本を集めた「売れない文庫フェア」。さらに、あまり本を読まない中学生に向けた「中学生はこれを読め!」。本屋のオヤジのおせっかいとして始めた独自の企画は、他の書店にも広がり、『くすみ書房』の名は全国に知れ渡りました。くすみ書房の「売れない文庫フェア」の様子(池田隆一さん撮影、Flickrより)それでも売り上げは徐々に悪化し、2009年9月に琴似の店舗を閉店。厚別区の大谷地に店を移しました。そのとき「大谷地できちんと商売をして、力をつけて、まずは琴似に2軒目を出すのが目標」と語った久住さん。彼にとって、大谷地への移転は新たな挑戦だったのです。本と人、そしてオヤジの情熱しかし、移転してから、書店を取り巻く環境は大きく変わります。本のネット販売や、電子書籍が普及し、売り上げは思うように伸びません。それでも久住さんは、地域の人とのつながりを大切にしてきました。『くすみ書房』の近くにある厚別南中学校。久住さんは毎年、この中学校を訪れ、本を読む大切さ、本の力を伝えています。また、本の魅力をどう伝えるか、読解力と表現力が必要となる本のポップの作り方も指導するなど地域とのつながりを育んできました。そんななかで、おせっかいな本屋のオヤジの想いは、着実に子どもたちにも伝わっています。消えた"マチの本屋さん"そして迎えた閉店の日。久住さんは、琴似時代から始めた「中学生はこれを読め!」のコーナーにいました。「本当に「中学生はこれを読め!」には思い入れがいっぱいありますね。残念です」と感慨深げに語る久住さん。ここが店で一番好きな場所です。実はこのコーナーにある本の3分の2は、3年前に亡くなった奥様が選んだといいます。読書好きで、久住さんより本に詳しく、いつも相談していたそうです。夜10時。閉店を見届けようと、なじみの客ら50人以上のファンが集まりました。最後の最後まで愛情を注いでくれた地域の人たちを前に感謝の言葉を贈ります。大谷地での6年間でまた、多くの人たちとのつながりが生まれ「やはり本屋は幸せな職種というか、本当に愛される仕事なんだなと思いました」と語る本を愛して止まない久住さん。閉店の日をむかえても本と人をつなげる情熱は消えていませんでした。本と人をつなぐのが久住さんの天職のようですね。私は、閉店の際のあいさつでの「2、3日前に、小学校6年生くらいの女の子からお手紙をいただきました。大好きだった久住書房さんへというお手紙でした。その中に、自分が本を好きになったのはくすみ書房があったからです。どんな形でもいいので、ぜひ店を再開してください。という言葉でした。それを読んだときに、本当にうれしくて、やってきてよかったという気持ちになった」というお話に久住さんの人柄を見たような気がしました。(ライター:北海道saki)

北海道でも人気に...「食べられる花」、寿司の付け合わせにも

北海道でも人気に…「食べられる花」、寿司の付け合わせにも

[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年6月17日放送の「ときめき野菜通信」では、食べられる花が特集されました。食べられる=「edible」・花=「flower」で、『エディブルフラワー』と呼ばれる食用の花の栽培が広がっているといいます。日本では、菊や桜・菜の花などは食べられていますが、西洋でも古くから花を食べる習慣があり、その西洋の文化がレストランなどを通じて日本に広がり、東京には今年『エディブルフラワー』を使った専門店もできたそうです。ベゴニア(Les Serres Fortierさん撮影、Flickrより)そしてそれが今、北海道にも広がりを見せています。『エディブルフラワー』の栽培・販売に力を入れているのは、日本海に面した留萌市。栽培しているのは「サポートセンターかもめ」という障害を持つ人の社会参加支援施設で、留萌振興局と共同で4年前から栽培に取り組んでいます。『エディブルフラワー』の見た目は何ら園芸用のモノと変わりがありません。では、何が違うのかというと、食べることを目的としているので農薬を使わずに育てます。また、園芸用と変わらないといっても、食用に適した花に限るのです。代表格と言えば「ナスタチュウム」で、このお花は、わさびの味に似ているそうです。なので、刺身の隣においていただけたらということでした。「ベコニア」は酸味があり、サラダやスイーツにするのがオススメだそうです。他にも「スナップドラゴン」「ビオラ」などおなじみの花も多く、意外とクセがないといいます。とはいうものの、一体どのように食べたらよいのでしょう?地元で人気の居酒屋「美食酒家 司」(留萌市開運町3)のマスターは 、『天ぷら』『ゼリー寄せ』『茶碗蒸し』という3つのアイディアを紹介してくれました。行政と施設が手を携えて取り組んでいる『留萌産のエディブルフラワー』は発送も行っているそうです。食をもっと素敵に演出もう一カ所、道内で『エディブルフラワー』の栽培に力を注いでいるところがありました。無農薬、無肥料による生命力の強い野菜作りに取り組んでいる、洞爺湖町の「佐々木ファーム」です。そして、その「佐々木ファーム」の野菜を使った料理を提供しているのが、あの「ザ・ウィンザーホテル洞爺」(洞爺湖町清水336)のレストラン。7月からは『エディブルフラワー』を使った料理もメニューに取り入れるということですが、どのようなものかというと...。その名も「洞爺の宝石箱」。まず盛り付けられたのは、お花をドレッシングに漬けたものです。その上に時鮭のマリネ、2色のパプリカのムースを添え、周囲にお花が散らされます。そしてさらに、お花を塩付けにして色と香りをうつして作った『エディブルフラワーソルト』が添えられました。まさに宝石箱を開いたときのようなカラフルで華やかな一品。「洞爺の宝石箱」は、「洞爺のお花畑 特別ランチ」、「ディナーTOYA」コースのなかでいただくことができるそうです。花をいただく......。個人的にはちょっと抵抗があります。あ、そういえば、ブロッコリって花のつぼみの部分食べていますよね。でも、やっぱり見た目が違うので、ブロッコリを花だと意識して食べたことはありませんし...。ん〜。花の部分を食す野菜と本当に花を食べる。やっぱどこか違いますね。でも、レポーターがオススメだと言っていた、氷を作るときにお花を入れる「エディブルフラワーのアイスキューブ」はオシャレだなと思いました。これからの時期、お客様に出す飲み物にそれを使うと、話のネタにもなりますし、ポイント高いかもしれませんね。(ライター:北海道saki)

「今が旬!」のお墨付きシールに、当の買う側の反応は

「今が旬!」のお墨付きシールに、当の買う側の反応は

[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年6月16日放送の「言わせて!」では、『魚離れ』の対策についてが取り上げられました。今、巷では『魚離れ』が進んでいるというのはご存じでしょうか。実は、消費者の魚離れは深刻で、1日あたりの魚介類と肉類の摂取量は2006年に肉類が逆転して以降、その差は開いたままです。こうしたなか、札幌市中央卸売市場では、魚をもっと食べてもらおうと、旬を知らせるシールを作るなどといった取り組みを始めています。シールで存在感をアピールすることで、消費者に魚を手に取ってもらいたいと考えたからです。札幌市中央卸売市場(MIKI Yoshihito (´・ω・)さん撮影、Flickrより)魚とカニ・メロンなどがデザインされているそのシールは、今の時期であれば時鮭などに貼られています。どういうことかというと、「旬真っ只中」の「北海道産食材」だけにつけられる限定のシールということで、旬の食材を示す目印ともなっているのです。また、市場情報発信実行委員会の方によると、そのシールが付いているということは「札幌市中央卸売市場をきちんと流通している」ということ、「市場のプロがオススメしているという意味」だということでした。お店側も「お客さんに自信をもって旬の魚ですよとおすすめできるのが1番のメリット」だといいます。いわば"中央卸売市場のブランド化"ともいえるお墨付きシール。消費者にとっては、売り場で旬を探す楽しみにもなりそうです。さらに、札幌市中央卸売市場では、シールの他、レシピも提供していて、おいしく魚を食べるための情報も提供しているということでした。お墨付き VS 価格最後に、2人の視聴者からの意見などが紹介されました。札幌市東区 40代女性からは「最近は魚の値段が高い。サケやタラ、シシャモなどの値段が下がれば食べる人が多くなるのでは」といったご意見。根室市 30代男性からは「道東に引っ越して魚を食べる機会が増えた。浜の母さんの料理教室で魚料理の新しいレシピを学んでいる」という情報でした。視聴者からの意見にもありましたが、魚、高いですよね。昨年、肉がどんどん高くなるという報道はありましたが、魚についてはニュースになってはいなかったようですが、確実に高くなりました。我が家の場合は、お墨付きよりも値段で手に取るものが変わります。悲しきかなそれが現実です。(ライター:北海道saki)

ベテラン刑事を音楽隊に入らせた想い

ベテラン刑事を音楽隊に入らせた想い

[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年6月16日放送の道内ニュースでは、異色の経歴を持つ『道警音楽隊』の隊員の話題が取り上げられました。道警に勤務する土屋浩次さん、51歳。この道33年のベテラン警察官です。普通の警察官に見えますが、向かった先は......。実は、土屋さん、道内各地でコンサートを開く『道警音楽隊』の隊員でした。演奏を通じて、交通安全や犯罪防止を呼びかける音楽隊。年回200回近くのコンサートを開いています。ホルン(zenjiroさん撮影、Flickrより)土屋さんの担当は、演奏に深みを与えるホルンですが、若いころは、なんと"強面"。凶悪犯も震え上がる敏腕刑事でした。しかし、5年前に大好きな音楽で犯罪を減らしたいと、自ら希望して入隊しました。土屋さんは「音楽隊の活動は被害者も加害者もつくらない。長い時間をかけて平和を導くような活動です」。「音は人の心を和ませたり、つかんだり、感動させたりと力強いアイテムなので、これを武器に道民との距離を縮めていきたい」と話します。6月16日には、記念すべき100回目「赤れんがコンサート」が開かれました。土屋さんも心を込めて演奏します。警棒を楽器に持ち替え、道警音楽隊は、今日も道民の安全を守り続けています。道警音楽隊が参加する「北海道音楽大行進」などは毎年ニュースで流れるので知っていましたが、道内各地で年間およそ200回もコンサートを行っているのですね。6月は9つのコンサートがあるようです。また、コンサートでは楽器演奏だけではなく、寸劇などで犯罪の危険性などを伝える活動もしているそうですよ。(ライター:北海道saki)

東京よりも大阪よりも放置自転車が多い街・札幌。その理由は?

東京よりも大阪よりも放置自転車が多い街・札幌。その理由は?

札幌市内の放置自転車(thegooddeathさん撮影、Flickrより)[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年6月18日放送の道内ニュースでは、以前放送された『放置自転車』問題について反響が大きかったことから、なぜ札幌には放置自転車が多いのかが特集されました。札幌市東区、地下鉄東豊線栄町の駐輪場。ここの駐輪場は6月にできたばかりで、およそ660台の自転車を停めることができます。これまで栄町駅周辺は、歩道に停めてある自転車『放置自転車』が多いのが悩みの種でした。しかし、この駐輪場ができてから、その問題は解消したようです。実は、2014年の内閣府の調査によりますと、全国で放置自転車が一番多いのが札幌市。その数なんと、1万2500台。大阪市や東京都内よりも多いという不名誉な記録です。ではなぜ札幌市では放置自転車が多いのでしょうか?どうして自転車を放置するの?札幌市でも特に放置自転車が多いといわれているのが、JR札幌駅西側の高架下付近です。「駐輪禁止」の大きな看板が設置されているのにもかかわらず放置自転車はずらりと列になっています。こちらでは6月17日、札幌市による放置自転車の撤去が行なわれました。しかし、撤去からわずか2時間後には約40台がズラリと並び、停めていた人は皆「ちょっとだけ......」と言います。さらに、中央区北2条西5丁目の赤レンガ前では、駐輪場ではないのに、駐輪場のように自転車を並べていく人が多く、歩道に停められた自転車は250台もありました。駐輪場ではないところに自転車を停めると、全て放置自転車となります。ただ、深刻なのは中心部だけではありません。地下鉄麻生駅、2番出口近くの公園では、駐輪場の枠をはみ出し、駐輪禁止スペースにも多くの自転車が停まっていました。なかには公園敷地内の芝生に停めていたり、倒れている自転車も。そして、番組の取材中にも自転車を停めていく人がいました。停めていく人は「いつもならんでいるので、停めてもいいのかという感じにはなっている」「利用者としてはもう少し駐輪場があったらいいなと思う」と言うのです。実は、麻生駅には2階建ての大きな駐輪場があります。しかしそこもびっしりなのが実状です。なぜなら、麻生駅に乗り入れられる自転車は、1日およそ2535台。これに対し駐輪場は1523台分しかありません。駐輪場が足りない分、放置自転車が増えているのです。なぜ札幌の駐輪場は少ないのでしょうか?冬は駐輪場いらないし...6月に駐輪場が完成し、放置自転車が消えた地下鉄東豊線、栄町駅の2番出口付近ですが、駐輪場の完成までにはかなりの年月がかかりました。地下鉄が開通した後に、駅近くの土地をまとめて購入するのは難しいからです。市の担当者も「地下鉄開業当初から整備していたが、予想以上に需要があった」「札幌においては冬があるので都市計画上、何カ月も使われない交通機関と位置づけが難しかった」と言います。都心部での駐輪場の整備はさらに難しく、大通駅周辺には、あちらにも、こちらにも放置自転車がありました。そこで番組では、自転車で走りながら駐車場の実態を調べてみると......。やはりなかなか停める場所がないということが分かりました。大通駅への乗り入れ台数は、約8107台。一方、駐輪場はわずか1215台分しかないのです。札幌市では、再開発のビル建設に合わせて、大型駐輪場をつくる予定ですが、完成は2年後2017年です。北海道で有料駐輪場の定着はまだ先になりそう?なかなか進まない駐輪場対策。その一方で......。駐輪場はあっても有料だったり、目的地より少し離れているところは敬遠する市民が多いといいます。自転車は"軽車両"。好き勝手に駐輪できないという意識を持つことが必要といえます。(ライター:北海道saki)

観光客減、放置されるゴミ...世界遺産登録から10年、知床の抱える課題

観光客減、放置されるゴミ…世界遺産登録から10年、知床の抱える課題

知床五湖(MrHicks46さん撮影、Flickrより)[どさんこワイド - 札幌テレビ]2015年6月17日放送の道内ニュースでは、世界遺産登録から10年目をむかえる知床の今が特集されました。知床の海で躍動するシャチ。好奇心が旺盛で運動能力が高いことから「海のギャング」と呼ばれています。崖を歩るくのはヒグマです。知床は世界で最もヒグマが密集する地域といわれ、ごく当たり前に暮らしています。海と陸で、希少な動物たちが命をつなぐ知床は『奇跡の地』と言われ2005年に世界自然遺産に登録されました。登録地域は、半島の半分をしめ、海岸から沖へ3キロの海も含まれます。国内で最も広い世界遺産です。世界遺産に登録されてから、7月で10年。今、さまざまな課題が浮かび上がっています。斜里町、ウトロ。観光名所、知床五湖の駐車場は週末をむかえてもガラ空きでした。知床を訪れる観光客は、遺産登録された2005年の235万人をピークに減少し、今では166万人に落ち込んでいます。世界遺産のブームが去ったウトロでは、今までなかった「滞在型観光」を提供しようと6月から新たなツアーを始めました。斜里町の観光協会の方は「遺産登録から総入れ込み数が右肩で下がってきているが、オーバーユースになると環境にも負担がかかる」「観光サイドとしては当然たくさんのお客さんに来てもらいたい」とそのバランスの難しさを語ります。美しい自然を守りながらどう観光客を呼び込むのかが知床の課題なのです。守り伝える知床の大自然北方領土、国後島を望む羅臼町。海の幸に恵まれ「魚の城下町」と呼ばれています。この時期揚がっているのはトキシラズ。羅臼沖は深いところで、水深2000メートル。浅いところは30メートル。プランクトンが豊富で魚が集まりやすい独特の海底は「天然の定置網」と呼ばれています。そんな羅臼の海を30年にわたって撮影し、世界に発信している方がいます。彼によると「生まれて、育てて、食べて、食べられて、『生態系』をみられる」「本来見られない深海魚が見れたり、魅力が尽きない海」なのだといいます。しかし気にかけていることがありました。「ゴミ」の問題です。海を漂流するごみは、一般の人が入ることができない「特別保護地区」の海岸にも流れ着きます。羅臼で民宿を営む湊さんは15年前から1人でごみを拾ってきました。現在は環境省の協力を得て、観光客と一緒に半島のゴミ拾いを続けています。毎年、湊さんの活動に参加している方は「世界遺産になってからゴミが増えた。ゴミ拾いする回数が減ったから」だといいます。特別保護地区では、普段拾う人がいないため、ゴミが残されたままだからです。湊さんは「世界遺産となれば、人の見えるところだけがきれいならいいんじゃなくて、人が行かないところもきれいにしなきゃ」と感慨深げに語ります。知床の世界遺産登録から10年。豊かな自然と人との共存を目指し、模索が続いているのです。(ライター:北海道saki)