「東京」

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校門を抜けるとテレビ局だった(東京都/千代田区・神田駿河台)

校門を抜けるとテレビ局だった(東京都/千代田区・神田駿河台)

JR「御茶ノ水」駅周辺は、日本有数の学生街。1960年代以降、郊外へのキャンパス移転が進みましたが、ここ10年ほどは都心回帰の動きが加速。そのせいか、久しぶりに歩くまちは学生で溢れ返っています。かつてキャンパスといえば木々が生い茂り、ツタの絡まる学び舎というイメージがありましたが、都心では多くが高層化し、オフィスビルのようで味気ない。そんななか、駅近くで往年の面影を残す建物に遭遇。大正10年創立の「文化学院」です。

街のコト
「目黒」「麻布十番」などで新築価格を維持

「目黒」「麻布十番」などで新築価格を維持

 (株)東京カンテイは、「築年帯に見る駅別利回り分布の分析」を公表した。新築・既存のマンションを購入して賃貸した場合の利回りの築年変化によって、マンションの価格下落のエリアリスクを考察したもので、同社データベースの中から事務所・店舗用途の住戸を除いた専有面積30平方メートル以上の登録事例を集計した。

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中野・江古田の複合開発PJ、来秋まちびらき

中野・江古田の複合開発PJ、来秋まちびらき

 (独)都市再生機構(UR都市機構)、積水ハウス(株)、医療法人財団健貢会総合東京病院は25日、共同で進めている住宅・医療・保育施設等の複合開発「江古田の杜プロジェクト」(東京都中野区)の概要説明会を開催した。  同プロジェクトは、3者が2015年4月に立ち上げた「江古田三丁目地区まちづくり協議会」が進めており、中野区、町会・商店会、小学校など行政・地域とも連携しながら推進している。昭和40年代に建てられた国家公務員宿舎の移転に伴い、跡地約4.4haをUR都市機構が08年3月に取得。中野区の要望や都市マスタープラン、地域の特性等を踏まえたまちづくりプランとし、公募で選定した積水ハウス、総合東京病院とともにプロジェクトを進めている。  開発地をA・B・C街区の3つに分け、A街区には積水ハウスによる分譲マンション「グランドメゾン江古田の杜」(総戸数531戸)を建築。専有面積は58.10〜90.75平方メートル、1LDK+S〜4LDKのプランを用意。竣工は19年2月、入居開始は同年3月の予定。 B街区には総合東京病院の新棟を建設。451床規模への増床となり、中野区で最も病床数の多い病院となっている。まちの完成に先駆け今年4月、中野区から要請のあった病児・病後児保育、小児初期救急診療などに対応する医療機関として開業した。 C街区も積水ハウスが手掛け、子育て世帯向けの賃貸マンション「プライムメゾン江古田の杜ウェスト・イースト」(ウェスト88戸、イースト175戸)、学生および医療従事者のための賃貸マンション「マストワン江古田の杜」(総戸数141戸)、サービス付き高齢者向け住宅「グランドマスト江古田の杜」(総戸数121戸)、介護付き有料老人ホーム(総戸数94戸)を建築。そのほか、まち全体のコミュニティ・防災拠点となる「リブインラボ」や、認可保育所・学童クラブ、薬局の機能を備えたコンビニエンスストアも設ける。  説明会の席上、UR都市機構東日本都市再生本部本部長の田中伸和氏は「まちびらきは18年秋に行なう予定。まちづくり協議会は19年8月をもって解散するが、まちびらきのタイミングで『リブインラボ協議会』を設立する。学生や子育て世代、高齢者世代など多様な世代が愛着を持って住み続けられるまちづくりのために活動していく」などと話した。

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