(Jタウンネットより)
[どさんこワイド – 札幌テレビ]2015年6月16日放送の道内ニュースでは、異色の経歴を持つ『道警音楽隊』の隊員の話題が取り上げられました。
道警に勤務する土屋浩次さん、51歳。この道33年のベテラン警察官です。普通の警察官に見えますが、向かった先は……。
実は、土屋さん、道内各地でコンサートを開く『道警音楽隊』の隊員でした。演奏を通じて、交通安全や犯罪防止を呼びかける音楽隊。年回200回近くのコンサートを開いています。
土屋さんの担当は、演奏に深みを与えるホルンですが、若いころは、なんと”強面”。凶悪犯も震え上がる敏腕刑事でした。
しかし、5年前に大好きな音楽で犯罪を減らしたいと、自ら希望して入隊しました。土屋さんは「音楽隊の活動は被害者も加害者もつくらない。長い時間をかけて平和を導くような活動です」。「音は人の心を和ませたり、つかんだり、感動させたりと力強いアイテムなので、これを武器に道民との距離を縮めていきたい」と話します。
6月16日には、記念すべき100回目「赤れんがコンサート」が開かれました。土屋さんも心を込めて演奏します。
警棒を楽器に持ち替え、道警音楽隊は、今日も道民の安全を守り続けています。
道警音楽隊が参加する「北海道音楽大行進」などは毎年ニュースで流れるので知っていましたが、道内各地で年間およそ200回もコンサートを行っているのですね。6月は9つのコンサートがあるようです。また、コンサートでは楽器演奏だけではなく、寸劇などで犯罪の危険性などを伝える活動もしているそうですよ。(ライター:北海道saki)