北海道でも人気に…「食べられる花」、寿司の付け合わせにも

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(Jタウンネットより)

[どさんこワイド – 札幌テレビ]2015年6月17日放送の「ときめき野菜通信」では、食べられる花が特集されました。

食べられる=「edible」・花=「flower」で、『エディブルフラワー』と呼ばれる食用の花の栽培が広がっているといいます。

日本では、菊や桜・菜の花などは食べられていますが、西洋でも古くから花を食べる習慣があり、その西洋の文化がレストランなどを通じて日本に広がり、東京には今年『エディブルフラワー』を使った専門店もできたそうです。

ベゴニア(Les Serres Fortierさん撮影、Flickrより)

Begonia Rieger Carnaval

そしてそれが今、北海道にも広がりを見せています。

『エディブルフラワー』の栽培・販売に力を入れているのは、日本海に面した留萌市。栽培しているのは「サポートセンターかもめ」という障害を持つ人の社会参加支援施設で、留萌振興局と共同で4年前から栽培に取り組んでいます。

『エディブルフラワー』の見た目は何ら園芸用のモノと変わりがありません。では、何が違うのかというと、食べることを目的としているので農薬を使わずに育てます。また、園芸用と変わらないといっても、食用に適した花に限るのです。

代表格と言えば「ナスタチュウム」で、このお花は、わさびの味に似ているそうです。なので、刺身の隣においていただけたらということでした。

「ベコニア」は酸味があり、サラダやスイーツにするのがオススメだそうです。他にも「スナップドラゴン」「ビオラ」などおなじみの花も多く、意外とクセがないといいます。

とはいうものの、一体どのように食べたらよいのでしょう?

地元で人気の居酒屋「美食酒家 司」(留萌市開運町3)のマスターは 、『天ぷら』『ゼリー寄せ』『茶碗蒸し』という3つのアイディアを紹介してくれました。

行政と施設が手を携えて取り組んでいる『留萌産のエディブルフラワー』は発送も行っているそうです。

食をもっと素敵に演出

もう一カ所、道内で『エディブルフラワー』の栽培に力を注いでいるところがありました。

無農薬、無肥料による生命力の強い野菜作りに取り組んでいる、洞爺湖町の「佐々木ファーム」です。

そして、その「佐々木ファーム」の野菜を使った料理を提供しているのが、あの「ザ・ウィンザーホテル洞爺」(洞爺湖町清水336)のレストラン。7月からは『エディブルフラワー』を使った料理もメニューに取り入れるということですが、どのようなものかというと…。

その名も「洞爺の宝石箱」。まず盛り付けられたのは、お花をドレッシングに漬けたものです。その上に時鮭のマリネ、2色のパプリカのムースを添え、周囲にお花が散らされます。そしてさらに、お花を塩付けにして色と香りをうつして作った『エディブルフラワーソルト』が添えられました。まさに宝石箱を開いたときのようなカラフルで華やかな一品。

「洞爺の宝石箱」は、「洞爺のお花畑 特別ランチ」、「ディナーTOYA」コースのなかでいただくことができるそうです。

花をいただく……。個人的にはちょっと抵抗があります。あ、そういえば、ブロッコリって花のつぼみの部分食べていますよね。でも、やっぱり見た目が違うので、ブロッコリを花だと意識して食べたことはありませんし…。ん〜。花の部分を食す野菜と本当に花を食べる。やっぱどこか違いますね。

でも、レポーターがオススメだと言っていた、氷を作るときにお花を入れる「エディブルフラワーのアイスキューブ」はオシャレだなと思いました。これからの時期、お客様に出す飲み物にそれを使うと、話のネタにもなりますし、ポイント高いかもしれませんね。(ライター:北海道saki)

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