最近話題になった、リニアモーターカーが世界最速の時速603キロをたたきだしたというニュースに触れて、乗り物の進化を感じた人は多かったはず。実はもう少し身近なところでも、次世代の乗り物が登場していたことをご存じでしょうか?

それがこの電動一輪車nine bot one(ナインボットワン)。SF映画やゲームの中から飛びだしてきたかのような近未来的デザインに、無条件にワクワクしてしまいます。
今までにないデザインに「どうやって乗ればいいの……?」と戸惑いも感じてしまいますが、乗り方は至ってシンプル。
電源を入れた状態で本体側面のペダルを開いたら、利き足を乗せて本体に接触させます。つま先に力を入れると前に、かかとに力を入れると後ろに車輪が動くので、まずは片足だけでnine bot oneの動きが制御できるのを体感します。
動きが分かったら早速試乗!——といきたいところですが、通常の一輪車ほどではないにしても、nine bot oneを乗りこなすにはそれなりの練習が必要です。
壁や手すりなどの支えを使ったり、人の手や肩を借りたりしながら感覚をつかんでいきましょう。もし持っていれば、スキーのストックを使った練習も有効だそうです。
※練習、乗車の際にはヘルメットとプロテクターを着用してください。サドルがない分、一輪車経験者でもバランスをとるのが難しく感じましたが、めげずに練習を続けるうちに少しずつコツがつかめて、もう少しで乗れそうな気がしてきました! 子どもの頃に、一輪車の練習に明け暮れた日々のことを思い出します。
本体が横転したり、持ち上げてタイヤが地面から離れたりすると、赤ランプが点灯してアラーム音が鳴りますが、スイッチを入れ直して再起動すれば解除されます。
壁や手すりに頼りたくなる気持ちを抑えて体は真っすぐに。目線は足元でなく、5mくらい先を見るようにして、ある程度スピードを出すと一気に安定感が増すことが分かると、手放しで数メートルほど進めるようになりました。
ここまでくれば、もう後はひたすら練習あるのみ。さらに1時間ほど練習を続けると、ほぼ思い通りに乗りこなせるようになりました!(※乗りこなせるようになるまでの時間には個人差があります)
ハンドル操作もなく、体重移動だけで思い通りに走るnine bot oneは、今までにない乗り物体験で、SF映画の登場人物になったかのような気分が味わえます。
こちらから実際にnine bot oneに乗っている様子の動画が見られます。
https://youtu.be/PRl4XdaCp0k
乗り心地だけでなく、オプション機能にもビックリ!!
スマホに制御用アプリをインストールしてBluetooth接続をすれば、パネル画面から速度や走行距離の確認ができるほか、本体側面についているLEDライトのカラー設定などをカンタンに管理することもできます。
見た目も乗り心地も、全てが新しいnine bot one。これから始まるレジャーシーズンの相棒としていかがでしょうか?
—使用上の注意点—
・使用対象年齢16歳以上
・現在、日本での公道走行は禁止されており、使用する際には公園などの許可が必要です。
・舗装されていない砂利道などでの使用、雨天時の使用は避けてください。
・タイヤの空気が抜けてしまったら使用停止してください。
「nine bot one」価格:200,000円(税込)
http://www.ninebot.jp/one/
株式会社オオトモ(日本総代理店)
※情報は2015年4月25日現在のものです。