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洗濯機どっち使ってる? 縦型・ドラム式のメリットデメリットを家事のプロに聞く

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洗濯機のイラスト

暮らしに欠かせない必需家電の一つ、洗濯機。現在主流の洗濯機には、縦型とドラム式の2種類があります。そこで今回のat home VOXでは、2種類の洗濯機に関するアンケートを実施。利用率や満足度を調べてみました! また、両タイプそれぞれのメリット・デメリットと、家事のプロである家事代行サービス会社の方に「使っている人の目線」からお話を聞いてみました!

まずは、どちらの洗濯機が多く使われているのかをチェック。

Q.あなたの家の洗濯機はどちらのタイプですか?

洗濯機のグラフ

7割以上の人が「縦型タイプ」と回答。家電量販店での陳列は「縦型タイプ」と「ドラム式タイプ」を半々で扱っている印象ですが、使っているのは「縦型タイプ」が多数派のようです。

実際に使っている洗濯機のタイプの割合は分かりましたが、どちらがいいか、ということになると……?

Q.洗濯機はどちらのタイプがいいと思いますか?
【A:縦型タイプ】  【B:ドラム式タイプ】

洗濯機のグラフ

【A】の「縦型タイプ」と「どちらかというと縦型タイプ」の合計が40.7%、【B】の「ドラム式タイプ」と「どちらかというとドラム式タイプ」の合計が20.2%でした。

「ドラム式タイプがいい」という割合は自宅で使っている人の割合とあまり変わりませんが、「縦型タイプがいい」という割合は使っている人の割合よりだいぶ減少していますね。

そこで「縦型タイプを使っている人」と「ドラム式タイプを使っている人」に分けて、それぞれ「縦型とドラム式のどちらがいいか」と思っているかを見てみましょう!

Q.洗濯機はどちらのタイプがいいと思いますか?
【A:縦型タイプ】  【B:ドラム式タイプ】

洗濯機のグラフ

縦型タイプを使っている人で「縦型タイプがいい」という人が合計50.3%ドラム式タイプを使っている人で「ドラム式タイプがいい」という人は合計56.6%と、どちらも半数以上の方は現在使用しているタイプに満足しているようです。

逆に、現在のタイプよりもう一方のタイプの方がいいという人も少なからずいて、縦型を使っているけどドラム式がいいという人は12.6%、ドラム式を使っているけど縦型がいいという人は17.9%と2割近くにのぼりました。

頻繁には買い替えない高額の家電だけに、後悔しないように、どちらがいいか悩む人も少なくないでしょう。そこで、縦型とドラム式、それぞれのメリットとデメリットをまとめてみました。

【縦型タイプのメリット】
洗濯物同士をこすり合わせて洗うので汚れ落ちがよい
多くの水を溜めて洗うので洗剤が泡立ち洗浄力が高い
ドラム式と比べると価格は安め
【縦型タイプのデメリット】
衣類の傷みやからみがドラム式よりも多い
乾燥機能を利用した際に、ドラム式よりも衣類が乾燥しにくい
大物衣料の出し入れがしにくい

【ドラム式タイプのメリット】
縦型よりも大幅に水量が少ない
洗濯物にシミや傷みが生じにくい
少ない水で洗剤を溶かすので濃度が濃く皮脂汚れに強い
衣類が空気に触れやすいため乾燥が早い
【ドラム式タイプのデメリット】
縦型と比べると洗浄能力がやや劣る
水量が少ないため色移りしやすい
サイズや重量が大きい

※出典:価格.com「洗濯機の選び方」

どちらも常に進化しているので、デメリットも徐々に解消されているかもしれませんが、ひとまずはこれで縦型とドラム式の違いがわかりますね。

さらにat home VOXではもう一歩踏み込んで、実際に洗濯機をよく使う人に意見を聞いてみました! 答えてくれたのは家事代行サービスを行っているベアーズの服部さんです。

服部さん中には洗濯機がマンションに備え付けられていることもあります。しかし、多くの場合洗濯機は大きな買い物ですから、購入の際に縦型タイプとドラム式タイプのどちらにするか悩みますよね」

どうやら専門家も共感している様子。ということは、それぞれのメリットやデメリットを実感しているということでしょうか?

服部さん「機種にもよりますが、前述で挙げられたメリット・デメリットを感じたことはあります。ただ、縦型タイプのデメリットにある『衣類の傷み』は、そこまでドラム式との差はないように思います。また、ドラム式に追加できるメリットとして、上部に物を置くスペースがとれることがありますね」

服部さんによれば、縦型のメリットとして水を貯めている最中でも、途中で動作を止めて洗濯物を追加できるという点も挙げられるそうです。確かにドラム式では、途中で開けてしまうと水がこぼれてしまいますからね。ただし、途中で追加した洗濯物が多い場合、最初から入れられていたものと同様にキレイに洗えるとは限らないことに注意が必要です。

服部さん本体価格や洗浄力重視なら縦型、節水性と乾燥性能重視ならドラム式がおすすめです。ただ、本体の床面積のコンパクト性は縦型の方が優れているので、単身者用アパートなど住まいの広さによっては縦型しか使えないというケースもあります。一方、ドラム式は乾燥機付きのものが多くありますので、一日家を空ける社会人などには適していると言えるかもしれません。朝セットしておけば、帰るまでに乾燥まで済ませてくれますから」

プロのお話も参考にしながら、洗濯機の性能を把握して賢く使いましょう!

イラスト:タテノカズヒロ

<アンケート調査概要>
対象/対象/全国20〜59歳の男女1457名(47都道府県から31名ずつ)
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2017年1月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

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