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主婦の家事動線、6年前と比べ1年間で122km短縮/アキュラホーム調査

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アキュラホーム住生活研究所は16日、「2016年住宅傾向調査」結果を発表した。(株)アキュラホームが15年に手掛けた住宅100棟において、家事動線や間取りについて調査したもの。

家事動線について、「キッチン・洗面室」間の距離を調べたところ、15年は平均で3.63mと前年比で0.84m短くなっていることが分かった。同社は、主婦の1日の歩数と共働きの家事時間より試算し、09年と16年を比較すると、122km短縮していると分析している。2ヵ所から洗面室に出入りできる間取りプランの採用率については、09年が21%、14年が25%、15年には38%に増えた。

洗面室に関する調査では、平均面積が5.22平方メートルに拡大し、6年間で2割(17.6%)近く大きくなっていることが分かった。住まいの水回りの中でも、洗面室はキッチンや浴室に比べてこだわりが低い傾向にあったが、「洗面所の面積を拡大して収納を充実させることで、住まい手の満足度向上につながっている」としている。

キッチンに関する調査については、依然としてダイニング側を向いて炊事する「対面キッチン」が主流で、15年は95%が採用。さらに、完全にオープンな「オープン型」は09年の25%から15年は17%に減少。一部に壁のある「壁立ち上げ型」は、09年の64%から15年には78%に増えていることから、デザインより機能性を重視する傾向にあることが分かった。

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