外観デザインが特徴的な、セントラルパークの「One Central Park」棟
積水ハウス（株）はこのほど、同社とフレイザーズ・センターポイント・リミテッド（本社：シンガポール、CEO：リム・エー・セン氏）の共同事業による豪州シドニー中心部での複合開発「セントラルパーク」の高層マンションの一つである「One Central Park」棟が6日に、世界的な建築賞「Best Tall Building」において、“世界一”の評価となる「Best Tall Building Worldwide（世界最高の高層ビル）」を受賞したと発表した。
同賞は、シカゴに拠点を置く高層ビル・都市居住協議会（Council on Tall Buildings and Urban Habitat）が実施している。
「One Central Park」棟は、アメリカ、ヨーロッパ、アジア・オーストラリア、中東・アフリカの4地域の最優秀作品の中から、「近年稀に見る高層ビルと緑化が融合した建築物で、街の景観にも配慮した美観をも構えている。環境に配慮した建築物としてこれからの時代に必要なもの」との評価を得て受賞した。1,100平方メートルもの壁面緑化や29階に位置する空中庭園と巨大な反射板などと、これらを実現させたチームワークが評価された。
同棟は、ビル内のエネルギー効率向上などによるCO2削減を目指しつつ、緑による癒しの空間を提供。外に大きく飛び出した反射板から自然光を画期的な技術で取り入れる。
なお、同プロジェクトは、シドニー中心部から南へ約2キロメートルに位置し、土地面積は約5.8ha。1期では、マンション1,428戸を竣工済みで、2期ではマンションや学生用住宅、ホテルなどを竣工する予定。事業完了予定は2017年度。
