(OVO オーヴォより)

スマホを利用するようになって「目の悩みが増えた」という人が6割以上おり、 20〜30代スマホユーザーの約4割が「スマホ老眼」の自覚があることが、トレンド総研(東京)の調査で分かった。
そもそも「老眼」というのは、加齢による老化現象の1つで、近いところが見えにくくなるなどの症状を指す。一般的に、40代くらいから「老眼」の症状を自覚するという人が多い。だが、スマホ老眼はこの限りではない。スマホやパソコンなどを長時間利用することで、手元が見えにくくなるなど、老眼と同じような症状が出る。本来の「老眼」は加齢によるものだが、これは目の酷使が原因で、若い世代でも、近くのものを見る際にピントが合わないなど、老眼と同じような症状があらわれるようになる。
総務省によると、20代では94%、30代では82%がスマホを利用している。今回の調査は、20〜30代のスマホユーザー500人を対象にしたもので、1日の利用時間の平均は3.3時間。約3人に1人は「5時間以上」と、全体的に長時間利用の傾向だ。スマホを長時間利用していて「手元がぼやけたり、見にくいと感じた経験がある」という人は4割以上にのぼる。
具体的には、「電車の待ち時間にスマホを見た後、駅の看板に目を移すとぼやけて見えないことがある」(28歳・男性)、「スマートフォンを見ている途中でテレビに目をやると、見づらく感じる」(27歳・女性)、「スマホを長時間使用した後は目が疲れていて、視界がぼやける」(31歳・女性)など。こうした症状はスマホ老眼の兆候で、注意が必要だという。自分は大丈夫だろうか?と思ったら、以下でチェックを。
<あなたは大丈夫? 『スマホ老眼』予備軍チェックリスト>
□目が乾きやすかったり、しょぼしょぼしたりする
□目が疲れやすく、凝ったような感覚がある
□夕方になると、目がかすみやすくなったり、ずっしりと重く感じたりする
□まぶたがピクピクと痙攣することがある
□最近視力が落ちた、または視力が不安定である(同じものを見て、見える日と見えない日がある)
□近くのものを見る時にピントが合わないことがある
□スマートフォンの画面がかすんで見えづらいことがある
□スマートフォンを連続で90分以上利用することがある
□パソコンで仕事などをした後、気分転換でスマートフォンを利用することが多い
□満員電車、布団の中、暗い場所などでスマートフォンをよく使っている
▼2個以上当てはまる方は『スマホ老眼』予備軍!
【0〜1個】 目の負担は少ないと言えます。
【2〜4個】 現在の症状・習慣が続くと、『スマホ老眼』になる可能性が。
【5〜7個】 目に負担がかかっています。早めに対策をする必要があります。
【8〜10個】 目に対して大変負担をかけています。症状によっては眼科の受診をおすすめします。