ニュース

熱愛と脳の関係  恋人の写真でドーパミンが……

この「記事」が気に入ったらみんなにシェアしよう!

みんなにシェアしよう!

(OVO オーヴォより)

恋人に会うとドキドキする。会えなくても、写真を見たり、思い出に浸るだけでも楽しい。でも、どうして? この気持は科学的にはどう説明するの? 理化学研究所と大阪市立大などの研究者が、熱愛中にドーパミン神経が活性化する脳領域を解明してくれた。

異性と熱愛中の10人に、恋人の写真と、恋人と同性の友人の写真を見せた時の脳内のドーパミン放出の違いをPETで測定したのだそうだ。その結果、恋人の写真を見た時には、大脳皮質の内側眼窩前頭野と、内側前頭前野という、前頭葉の2つの領域でドーパミン神経が活性化していることが明らかになったという。また、恋人の写真を見たときの気持ちの高まりの強さと、内側眼窩前頭野でのドーパミン神経の活性化レベルにも相関関係があったという。主観的な恋愛感情が、客観的に測定可能なドーパミン神経の活動で説明できるということだ。

ちょっと難しい話だが、この内側眼窩前頭野というのは、欲求が満たされることや、他者にほめられることを行動・学習の動機につなげる「報酬系」と呼ばれる神経細胞に関わる領域なのだそうで、この実験結果は、ヒトの恋愛感情はこの報酬系と同じ神経基盤を共有している可能性を示しているのだそうだ。

自分でも自分の気持ちが分からない、という恋をしている人は、このドーパミンを自分で測れるようになったら便利かも!?

この「記事」が気に入ったら
みんなにシェアしよう!

MATOME