(OVO オーヴォより)

炭水化物ダイエットはどこへ行った?なんだけど、今度は“おにぎりダイエット”の登場だ。サニーヘルス(東京)の調査レポートによると、ポイントは、「冷めた」ごはん。冷めることで発生する「レジスタントスターチ」という成分に鍵があるのだそうだ。
レジスタントスターチというのは難消化性デンプンのことで、食物繊維と同様の働きをする。胃や小腸で消化されないため、デンプンであるにもかかわらずエネルギーになりにくいという特性を持っているらしい。大腸に届き腸内環境を整え、血糖値や血中コレステロールの上昇を抑え肥満を予防したり、便通の改善や生活習慣病の予防効果があるとされているのだそうだ。
具体的にどうやって“ダイエット”するかというと、2〜3合分のおにぎりを、1日3〜4回に分けて食べる。目安としては、朝食に1〜2個、昼食に2〜3個、夕食に1個。具はおかかや梅など、なるべく脂肪の少ないものにする。サラダや蒸し野菜、おひたし、具沢山の汁物など、野菜もたっぷり食べる。期間は1〜3週間で、その間は麺やパン、パスタなど小麦粉製品、お餅、芋類、肉、魚、糖質の高い果物、アルコール、お菓子、そして脂肪の多い食べ物は避けるのがルールだという。
炭水化物は太る!という巷の言説で、“ごはん”を躊躇していた人には朗報だが、握りたての塩にぎりなら、具なんかなくてもおいしい、という“はふはふ”派には向かない。あちこちに転がる“真逆”の情報、後学のために知っておくのは悪くないが、何でもバランスよく腹八分目が一番、と思うのは私だけ?