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地元好みのご当地版「一番搾り」9種類誕生  9工場が地元愛注いだ個性派ビール

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(OVO オーヴォより)

地元生まれの「一番搾り」をお披露目した布施孝之・キリンビール社長

 キリンビールは5月19日に、全国9工場それぞれが製造したご当地限定「一番搾り」9種類を発売する。各工場で醸造を担当する醸造長が、地元の食文化や風土を踏まえた思い入れたっぷりの地元好みに合わせた「一番搾り」を開発した。

 キリンビールは全国で、北海道千歳、仙台、取手、横浜、名古屋、滋賀、神戸、岡山、福岡の9工場を展開。今回、地産地消や産業連携など地元への貢献を狙いに、地元の食文化や味の好みを知っている各工場の醸造長らが、それぞれ工夫して地元ならでの「造り手の顔が見えるビール」を造った。

 本来なら工場間の差をなくし、どこで飲んでも同じ味がする一番搾りにするのが各工場の使命だが、今回は各工場が味の個性を発揮。発酵方法や原料のブレンドに独自の工夫を重ねた。また地元産の麦芽やコメをビールの原料に使い地元色を出している工場もある。名古屋工場の「一番搾り」は、濃い味を好む食文化に合わせた味に仕上げた、という。

醸造現場にいたことがある横田乃里也・キリンビール生産部長兼SCM部長は「ものづくりのやり方を大きく変える商品。技術者の立場からすると、個性を発揮できてうらやましい」と話している。

 販売数は9工場で計20万ケース。各工場製造の一番搾りは、それぞれ出荷エリア内のみで販売する。想定価格は224円前後。

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