(OVO オーヴォより)
夫婦の家事分担は、世代を問わない普遍的課題。ノーリツ（神戸市）が、全国の夫婦二人暮らしの世帯を対象に、家事についての意識調査をしたところ、自分の家事負担の割合が多いと答えた女性は「まあまあ多い」を合わせて66.6％。逆に男性側は自分の方が「少ない」「少なめ」との回答が半数を超え、女性の負担感が男性より多い、という“お約束”の結果が出た。もっとも、男性の４割以上が、妻の家事負担を「適切」だと回答。男性陣の多くは、どうやらこの“不平等”を適切だと考えているらしい。
そこで気になるのは、そんな彼らがやっている“少ない”家事の中身。具体的な家事を挙げて「夫婦で、主にどちらが行いますか？」と尋ねたところ、「おふろ掃除」、「トイレ掃除」、「料理」、「食材の買い出し」、「食事の後片付け」、「洗濯」で妻が夫を上回った。唯一、夫が妻を上回ったのは「ゴミ出し」。「食材の買い出し」と「おふろ掃除」については「二人でおこなう」人も多く、妻の割合の方が高いものの、若干の「お手伝い」くらいにはなっている様子。
ちなみに、この調査の中で大掃除についても尋ねたところ、８割の家庭が年末に大掃除をしないと答えている。家事は想像以上の“肉体労働”。男性陣の家事参加は、夫婦間の不平等とメダボ改善の一石二鳥では？
