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ワーキングマザーに冷たいのは女性? 誰にとっても負担ない環境づくりが必要

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(OVO オーヴォより)

残業ができない、保育園で子供が熱を出したと勤務途中で呼び出される……。気力も体力もぎりぎりのところで働くワーキングマザーだが、実は、そんな彼女たちの仕事をカバーする同僚女性にも不満は多いという。化粧品のランクアップが、全国の20代〜40代の働く女性に「出産後の働き方に関する意識・実態調査」を行ったところ、そんな悩ましい結果が出た。

「ワーキングマザーと一緒に仕事をするうえで、不満を感じることがありますか」の問いに対し、35.8%の女性が「はい」と回答し、その理由で多かったのは「急に休む」「残業ができない」「時短勤務で早く帰る」など。一方、ワーキングマザーの55.7%が、「職場で肩身の狭い思いをしたことがある」と回答。「子どもの病気などで急に休まなくていけない」や「残業ができない」「時短勤務で他の人より早く帰ること」がその理由だった。近年、多くの企業が産休・育休後の時短勤務を認めており、休んだり時短勤務にしたりする女性に辛くあたるのは残業に励む男性社員、という構図が典型のように思われていたが、どうやらそれはステレオタイプ。実は女性の中でも、未婚者や子供のいない女性たちには不満が多かったことが明らかになったわけだ。産休も時短も長い時をかけて勝ち取った“生む性”の権利。ここは女同士、一枚岩で理解し合いたいところ。働く母親の権利確保だけでなく、その職場環境づくりにも真剣に取り組むべき時がきたようだ。

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