本気でやせたいけど、なぜか本気が出ない人必見!? 無理しないダイエット法

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(OVO オーヴォより)

 正月太りが気になって1月から始めたダイエット、もしかして無理をし過ぎていませんか? もしその方法を誤ると、痩せるどころか逆効果かも。ダイエットで大切なのは「ほどほどに、バランス良く」。そこで今回は正しくて楽なダイエット術をご紹介。

 過去記事「食べて痩せる?動いて痩せる?」でも登場した、「スポーツ栄養学」に基づいたバランスの取れたメニューを提供する「鹿屋アスリート食堂」の栄養士・小野寺望さんと、JRTA(日本ランニングトレーナー協会)認定A級トレーナーの資格を持つランニング大好きタレント、中村優さんに再び話を聞いた。

■「糖質オフはNG、糖質コントロールはOK」(小野寺さん)

 糖質=太ると決め付けるのは、不正解。「脳を動かす唯一のエネルギーが血糖なので、もし糖質を完全に抜いてしまうと脳の働きが鈍くなり、活動するためのパワーが湧いてこない」と小野寺さん。だから、完全オフは避けるべし。その代わり「食べる順番で一工夫」したい。

 そこで小野寺さんが推奨するのが、「ベジ・ファースト」。糖質は一気にとることにより脂肪となるため、「『おなか空いたー!』でいきなり麺や米を食べるのはよくありません。まず野菜を食べて血糖値の上昇を緩やかにすると太りにくい。野菜の代わりに、先に汁物を飲んだり、量を分けて少しずつ食べたりしてもOK」。

■「カロリーは数値じゃない、質と量でコントロール」(小野寺さん)

 カロリー制限にも落とし穴がある。カロリーの数値が低ければ低いほど太らない、と思っていたら大間違い。小野寺さんも「数値だけを見るのは危険。栄養素もきちんと見てほしい!」と話している。例えば、肉は高カロリーだからといって、日々キャベツだけを食べ続けるという「キャベツダイエット」。実は肉や魚、卵を極端に食べないと、基礎代謝をつくるタンパク質が足りなくなり、逆に痩せにくい体になってしまう。しかもタンパク質は、皮膚や毛髪をつくるもとにもなるので、過度に不足すると何だか見た目も不健康に…。肉と野菜をバランス良く摂取しよう。

■「運動をプラスすると効率アップ」(中村さん)

 一度付いてしまった脂肪を落とすには、適度な運動が効果的。中村さんが特におススメするのがランニング。ただし、頑張り過ぎると逆効果なので要注意。たとえ全力疾走しても、脂肪は燃えないという。「痩せるために走るなら、『脂肪燃焼ゾーン』と呼ばれる心拍数で、ゆっくり長く走るといい。目安は、会話しながら走れるペース。最初は週1回30分でOKで、ゆっくり長く走るランニング(LSD)を続けていくと、食欲を抑えるホルモンの分泌量も増える」と中村さん。背中やおなかのラインも引き締まって、見た目にも効果が表れてくる。普段全く運動していない人ほど、走った初日に「あれ!?(笑)」と体の変化を感じられるはず。

■「続けるコツは、疲れを残さないこと」(中村さん)

 運動を続けるためのコツを中村さんに聞いてみた。ずばり答えは「疲れをためないこと」。その点でも「脂肪燃焼ゾーン」でのランニングはベスト。脂肪を最も効率良く燃やす速度が、「ちょっと驚くほど『きつくない』」からだ。SUUNTO(スント)や Fitbit(フィットビット)、Smart B-Trainer(スマートビートレーナー)といった心拍や脈拍の計測機能を持ったランニングアイテムを使うと管理しやすい。人によっては早歩きの延長くらいに感じられるが、「筋肉痛になりやすい人は、ランの後、おふろにつかったり、ゆっくりストレッチしたり、アフターケアをお忘れなく」と中村さん。さらに、中村さんと小野寺さんの二人がそろっておススメするのが、クエン酸。クエン酸は疲労回復に効果があるので、はちみつレモンを作って食べてみると良さそうだ。ただし、糖分と食べる量は「ほどほど」に!

■中村優さんブログ http://lineblog.me/nakamura_yu/ インスタグラム @nkmr_yu

■鹿屋アスリート食堂 ホームページ http://www.asushoku.com/

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