日本酒の成分に美容効果?  保湿機能を持つ成分を金沢工業大学が発見

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(OVO オーヴォより)

 普段、おいしく飲んでいる日本酒に、実は2つの保湿機能がある成分が含まれるとか。その美容効果から、日用品や美容食品など女性向けの新たな製品が生まれることが期待されている。

 この成分を発見したのは、金沢工業大学バイオ・化学部応用バイオ学科の尾関健二教授の研究室。日本酒の主成分で、麹菌によって生成される「α-エチル-D-グルコシド」(以下、「α-EG」)に2つの新規保湿機能があるという。

 「α-EG」は0.03%という低濃度でも水分保持効果がある一方、長期間の使用でなくても、15分から2時間という短時間で速効性のある水分保持機能があり、幅広い新製品開発が産学連携で進められている。

 具体的には、外用で洗顔石鹸やシャンプー、入浴剤やスキンケア製品などに配合する日用品への商品展開が、さらに飲用では保湿効果の高いコラーゲンを真皮内で増やす美容機能食品など、新しい用途開発に道が広がりそうだ。

 すでに製品化を進めている企業や年内に製品化を予定している企業もあり、発見した尾関教授は「全国の女性に、新製品を通じて「α-EG」の優れた保湿効果を知っていただければ」と話す。

 米どころで日本酒がおいしい秋田県では、美人が多いというのが通説になっているが、もしかしたら、この「α-EG」の美容効果が関係あるかも、と思えてくる。

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