街のコト

チームしゃちほこが目論む「ファンの名古屋移住計画」! 実際どうなの?

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(Jタウンネットより)

「アイドル横丁新聞 あるあるCity瓦版」は、日刊スポーツ出版社から毎月第4金曜に発売されている。
最新号は2014年7月25日に全国のローソン・ファミリーマートなどに並んだ。1面を飾ったのは、名古屋を拠点に活動する6人組ご当地アイドル「チームしゃちほこ」のメンバー・秋本帆華。その大見出しで載せているのが「チームしゃちほこファン 名古屋移住計画!!」。なかなか刺激的なキャッチだ。

アイドル横丁新聞 あるあるCity瓦版(写真は編集部が撮影)
アイドル横丁新聞 あるあるCity瓦版(写真は編集部が撮影)

「仕事は名古屋にした」Byしゃちほこファン

しゃちほこの名古屋愛は尋常ではない。4枚目シングルのタイトルはズバリ「首都移転計画」。首都を変えよう! 名古屋こそ日本の中心にふさわしい!!というわけだ。その思想の延長線上にあるのかは不明だが、1ページ目をめくると、「もっと名古屋に引っ越して来て!」と彼女たちは訴える。

大黒柚姫 「――この間、握手会をしたら、しゃちほこが理由というわけではないんですけど、名古屋に引っ越してきましたっていう人、すごく多かったんですよ。」
秋本帆華 「大学で名古屋に来たとか、大学を卒業して仕事を名古屋にしたっていう人が多くて。これからはイベントたくさん行けるよとか、そう言ってくれる方が多かったんです。」
坂本遥奈 「だから、もっと引っ越して来てほしいというか、そのくらいの思いを持ったファンの人たちがどんどん増えていくように頑張って行きたいと思います。」

他県民は名古屋を曲解している!?

彼女たちの歌う曲の中には、名古屋文化が盛り込まれているものもある。「いただきっニッポン!〜おみそれしましたなごやめし〜」を100回くらい聴けば、「名古屋…なんかいいかも」と思う人も出てくるだろう。

しかし、好きになることと実際に生活することは次元が違う。いざ生活してみると、独特な文化に面食らう人もいるのでは?

●道が広すぎるがゆえに、横断歩道は駆け足
戦後の都市計画によって生まれた名古屋の道路。片側4車線で、中央分離帯には公園や都市高速のある道路が当たり前にある。歩いていては1回の青信号では渡りきれず、駆け抜けるか、2回に分けて歩くことになる。「名古屋走り」「名古屋スタート」なるローカルルールが存在するほど車優位の社会なので、東京ほど歩行者に優しくないことを承知していないと、痛い目に遭いかねない。

●「メーダイ」は明治大学ではなく、名古屋大学である
東京の人が「メーダイ」としゃべるとき、十中八九「明大」こと明治大学を指している。ところが名古屋は違う。メーダイといえば名古屋大学なのである。平成26年度の入学者のうち、東海4県の占める割合は72.16%に達する。愛知県内における同大学のステータスは、他県民が想像する以上に高い。

●今どきの地元民は「みゃあみゃあ」言わない
名古屋弁と聞いて他県民が思い浮かべる「みゃあ」。名古屋人は猫みたいにみゃーみゃー言うらしいという誤解は全国に根強く残っている、というか広まっているのだが、実際にそのような発音はまず聞かれない。「ねえねえ、『美味い』を『うみゃあ』って言うってホント?」と名古屋人に質問しようものなら、相手によっては機嫌を損ねることもあるので要注意だ。

●新聞は中日新聞で決まり!
Jタウンネットが過去に実施したアンケートの結果でも明らかなとおり(全国紙なんて読みません! 地元密着の「地方新聞」愛する県民たち参照)、新聞といえば中日新聞である。地方版=ご当地の情報が他紙の追随を許さぬほど充実している。

名古屋城(Paul Davidsonさん撮影、Flickrより)

Main Donjon

名古屋独特の文化はまだまだ語り尽くせないし、編集部が知らないこともたくさんありそうだ。

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