家のコト

ポイントは「ケージ」と「鳴き声」 プロが教える賃貸で飼えるペットのボーダーライン

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ペットの画像

ペットは、飼い主にとっては大切な家族の一員。でも共同住宅では飼えないところもあるので、住まい探しにおいては重大な条件になりますよね。

そこで今回at home VOXでは、住まい探しのプロ・アットホーム加盟店の方々に、ペットと一緒の住まい探しについてアドバイスをもらいました!

まず住まいを探すときは、その物件が「ペット可」かどうかをチェックしますよね。でも、可だからといってどんなペットでもOK、というわけではないはず。まずは「ペット可」の物件の場合、どんなペットはOKなのか聞きました!

Q.「ペット可」物件でOKなのは、どれですか?(複数回答可)

ペット可でOKな動物ランキング

1位2位はやはり数としても多い「小型犬」「猫」。ちなみに犬は「中型犬」が10位で27.6%、「大型犬」が13位で10.3%となっています。大きさの感覚は人によって違うでしょうから、犬を飼っている方はあらかじめ相談した方がいいですね。

そのほか「金魚や熱帯魚など小型の魚」「小鳥」「昆虫」「カメ」「ハムスター」など、小型の動物なら多くのスタッフが大丈夫、と判断しています。

今度は逆に、「ペット可」ではない物件でも飼える動物はいるのでしょうか? 「ペット不可」と明記している物件は難しいかもしれませんが、可とも不可とも表記されてない物件もあります。それもプロに聞いてみました!

Q.「ペット可」と表記されていなくてもOKなのは、どれですか?(複数回答可)

ペット可記述なしでもOKな動物ランキング

回答率が5割を越えたのは、「金魚や熱帯魚など小型の魚」「昆虫」「カメ」。これらのペットに共通するのは「飼育ボックスや水槽で動きを制限できる」「鳴き声を出さない」。鳴き声を出す小鳥や、もしケースから出たら自由に動き回るハムスターになると、OK率が少し下がっていますね。もしこれからペットを飼いたいと思っている人は、アクア系の生物がよさそうです。その時は、「アクアパワーで癒やされたい! 秋の夜長に始めてみたいアクアリウム」の記事もぜひ参考にしてみてください。

では、今ペットを飼っている人が新しく住まいを探すなら、どんなことに気を付ければいいのでしょうか? スムーズな引越しのために、プロからアドバイスを伝授してもらいましょう!

【早めの住まい探しを】

希望エリアの不動産会社に早くから声掛けをしておき、「空きが出れば紹介可能なペット可物件」にターゲットを絞っておく。空室の出てこないリスクもありますが、急ぎのお部屋探しでなければオススメです。

【ペットの情報共有は大事】

最近は猫を飼っている方が多いのですが、管理会社はペットと聞くと小型犬を想像することが多いです。そのため、まず最初に猫を飼っていることをご連絡いただければ、物件を紹介する時に手間になりません。

【物件のペット可否の確認は必須】

あらかじめ、どんなペットを飼っているのか、または飼うのかを提示して物件を紹介してもらうのがいいです。また、最初からペット可の物件である方がトラブルは少ないです。後からペット可にした物件は、ペットが苦手な人が入居されていることもあるので、トラブルにつながる可能性があります。

初めからペット可の物件として建てられた物件を探した方がいいです。入居率が悪いなどの理由で途中からペット可にした物件は、鳴き声のトラブルや室内設備(コンセントの位置・トイレの置場・引っ掻き傷の防止)の不安が多いです。

【ペット向きの物件の条件】

大きさ指定のところが多いので、事前にペットの体長と体重を測っておくと説明が楽です。猫を飼っている方は日当たりの良い出窓があると喜ばれます。最近多い曇りガラスは、猫が外を眺められないのでNGです!

【条件付きでOKな場合も】

通常、3頭以上の多頭飼いや大型犬の飼育はお断りしますが、高齢でほとんど動かなかったり、ケージに入れて外には出さないなど、大丈夫だと思える場合はOKを出す場合もあります。ですので、一度管理会社に相談してみるといいと思います。

そのペットが他人の迷惑にならない事をアピールできるもの(予防接種の有無・しつけの程度など)をそろえて、嘘をつかないで探すこと。弊社では物件によってはペットの面接をしています。

【現状復帰のことも考えて】

ペット可でも、ペットがつけた傷や損傷個所の原状回復は別途必要という条件が入っていることがほとんどです。あらかじめ腰板を張っている物件や、傷のつきにくそうな物件を選ぶ方がいいと思います。

【購入や戸建ても視野に】

ペットの種類にもよりますが、ペット臭や室内の損傷を弁償することを覚悟してお探しください。古い一戸建てだと、貸主は比較的認めるケースが多いです。

100センチを超える犬の場合、分譲マンションでも規約に外れてしまうことが多いので、一戸建て等を当たるくらいしかない、と思います。

賃貸の場合は、ペットを条件にすると探せる物件がかなり少ないので、ある程度の妥協が必要になる。妥協できないなら賃貸ではなく購入するしかない。

さまざまなコツがあるんですね。探すのは通常よりも大変になるかもしれませんが、それも大切な家族のため。これらのアドバイスを参考にして、ペットとのハッピーライフを送ってくださいね!

<アンケート調査概要>
対象/全国のアットホーム加盟・利用不動産店約53,000店のうち 486店
調査方法/インターネットリサーチ
調査時期/2015年11月
※アンケート内容の転載にあたりましては、「at home VOX 調べ」もしくは「アットホームボックス調べ」という表記をお使いください。

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