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タンノイが小型スピーカー「Revolution XT Mini」など6月発売

タンノイが小型スピーカー「Revolution XT Mini」など6月発売

エソテリックは、英国タンノイ(TANNOY)のスピーカーシステムRevolution XT Mini(96,000円/ペア・税抜)、Revolution XT C(95,000円/1台・税抜)を6月10日(水)に発売する。従来Revolution XTシリーズに連なるモデルで、XT Miniはエントリークラスの小型ブックシェルフ、XTCはマルチチャンネルのセンタースピーカーとなり、同社伝統の同軸型ユニットの最新版を搭載する。   Revolution XT Cシリーズの特徴がオムニマグネット・デュアルコンセントリック・ドライバーと名付けられた最新の同軸型ユニット。トゥイーター部のリング型振動板と弾頭型フェイズプラグを組み合わせた新設計で、従来型よりトゥイーターを前方に配置できることから、ウーファーとトウィーターを一つのマグネットで駆動し、位相特性や時間軸をさらに最適化している。   また高域のホーン効果を持つウーファーコーンも浅くなったことで、よりスムーズかつハイスピードで同軸型ならではの優れた音像定位と音場の広がりを得ているという。XT mini、XT Cともに、トゥイーターが20?(従来は25?)、ウーファーが100mm(4インチ)の新サイズとなった。内部に並行面を持たず定在波の発生を抑える台形を基調としたエンクロージャーは上位を継承。バスレフポートは一般的なリアバスレフポートとなる。■リンクエソテリックwebサイト・製品ページ  http://www.esoteric.jp/products/tannoy/revolution_xt/index-

個性溢れるNonesuch Records〜そのサウンドの魅力 ◎文・和田博巳

個性溢れるNonesuch Records〜そのサウンドの魅力 ◎文・和田博巳

個性溢れるNonesuch Records〜そのサウンドの魅力◎文・和田博巳 Nonesuch Records(以下ノンサッチ)はエレクトラ・レコードを起こしたジャック・ホルツマンによって、1964年にエレクトラの子会社として設立された。現在ノンサッチが紹介する音楽ジャンルはポピュラーミュージックを中心としているが、そのポピュラーミュージックも、ロックやカントリー、ジャズやワールドミュージックに加えて、ひと言でこうとはカテゴライズし難いアーティストも多く、かつたいそう趣味性が高い音楽や趣味の良いミュージシャン、グループを揃えるところがこのレーベルの大きな魅力だ。 ノンサッチのサウンドの特徴は、ポップス系の作品が多いレーベルにはめずらしく、コンプ・リミッターを多用しないナチュラルな録音が多いことである。したがっていずれのアルバムもハイレゾで聴くにふさわしい、ニュアンス豊かなハイファイサウンドになっている。ダイナミックスや音場感といった要素と共に、ヴォーカルや楽器の質感にもこだわって聴けば、さまざまなオーディオ的、音楽的魅力が横溢していることが分かると思う。 現時点でe-onkyo musicを通して我が国でリリースされるのは、別掲リストにある13タイトルだが、この中から代表的な、あるいはぜひ注目して欲しい作品を紹介しよう。(次ページへ続く)-超絶技巧のフラット・マンドリン、クリス・シーリー 最初は今が旬な超絶技巧のフラット・マンドリン奏者、クリス・シーリーの関連アルバムを3タイトル。マンドリン奏者と言うと、皆さん一気に引いてしまうだろうか。でもそれはあまりにもったいない。クリス・シーリーの音楽は掛け値無しに素晴らしく、聴いて絶対にソンはありません、いやぜひ聴いていただきたい。『The Phosphorescent Blues』  まずはクリスを中心に結成されたアメリカーナ/ブルーグラス・バンド、パンチ・ブラザーズの『The Phosphorescent Blues』から。パンチ・ブラザーズの最高傑作と言える本作は、プログレッシヴでオルタナなブルーグラス・バンドがTボーン・バーネットのプロデュースを得て、完熟のバンドサウンドへと成長を遂げた記念碑的アルバム。これならバンジョーとマンドリンとフィドルが入ったご機嫌なロックバンドと紹介しても大丈夫だし、録音もこれ以上ないハイファイサウンド。『Bass & Mandolin』 そのクリス・シーリーが若き天才コントラバス奏者のエドガー・メイヤーと作ったデュオ・アルバムが『Bass & Mandolin』。二人ともヨーヨー・マとコラボレートした『ゴート・ロデオ・セッション』他数度の共演経験があり、その見事に息の合ったデュオは、繊細にして伸びやか、アコースティック楽器のソノリティを最大限に生かしきった見事な演奏となっている。さらにもう一枚、クリスのソロでヴァイオリニストにとっては難曲とされるバッハの楽曲をマンドリンでプレイした、『Bach: Sonatas and Partitas, Vol.1』。これほど躍動的で美しく、楽しいバッハもそうは無いと思う。ぜひ一聴されたい。『Bach: Sonatas and Partitas, Vol.1』(次ページへ続く)-熱いジャズ・サックスを濃密なハイレゾサウンドで堪能 続いてはジャズのアルバムで、サックス奏者ジョシュア・レッドマン関連の3タイトルを紹介する。『Walking Shadows』 『Walking Shadows』はプロデュースとピアノにブラッド・メルドーを迎え、ストリングス・オーケストラをバックにジャズのスタンダードのみならず、ロックのカバーも含めたバラード演奏をじっくりと聴かせる。妖艶と言いたくなるほど滑らかで艶やかなテナーサックスの音色にうっとりさせられるが、おなじみビートルズの『レット・イット・ビー』では、途中からだんだんテンションが上がっていって、熱いジョシュア・レッドマンに変貌してゆくさまが聴きどころだ。バックのリズム隊も負けず劣らずいいプレイを展開。『Trios Live』 もう1作『Trios Live』は、ピアノレス・トリオ編成にて、ニューヨーク「ジャズ・スタンダード」とワシントンDC「ブルース・アレイ」の2カ所のジャズクラブで行われたライヴを収録、ジョシュアのテナーとソプラノ・サックスを心ゆくまで堪能できるアルバムとなっている。収録は2009年と2013年で、ドラムスのグレゴリー・ハッチンソンは両ステージ共通だが、ベースはマット・ベンソンとルーベン・ロジャースの2人に分かれる。聴きどころはトリオの緊密で躍動感溢れる演奏だが、もうひとつハイレゾならではと感心するのが、ジャズクラブ特有の濃密な空気感と観客の発する熱気だ。ビル・エヴァンス『ワルツ・フォー・デビー』のように終始客がざわついているということはないが、それでも質の良いジャズファンは、絶妙のタイミングで歓声を発し手拍子をする。まさに自分がジャズクラブに居ると言う気分が味わえる最高のライヴアルバムだ。『City Folk』 もう1枚はジョシュアがアーロン・パークス(ピアノ)、マット・ペンマン(ベース)、エリック・ハーランド(ドラムス)と組むスーパーユニット、ジェイムス・ファームの『City Folk』。眼の前にジョシュアがガッと仁王立ちでテーサックスを大ブロウ。こちらはもう狂喜乱舞だ。ベースもブルブルと空気を震わせて、震えた空気がこちらの足裏を震わせるのが分かるほど録音はリアルだ。(次ページへ続く)-まだまだ聴き逃したくない個性的な作品が目白押し『Kin (<―>)』 パット・メセニー・ユニティー・グループ『Kin (← →)』は、鉄壁の従来メンバーに加えて、新たにジュリオ・カルマッシが参加。彼はピアノ、キーボード、木管&金管楽器、チェロ、ヴァイブ、ヴォーカルと、およそ何でもこなす驚異のマルチ・インストルメントゥル奏者。と言うわけでサウンドはグッと厚みを増し、ダイナミックな演奏を千変万化の色彩感で彩る。これこそハイレゾで聴かなくてはと、本気でそう思わせるとてつもなく緻密で濃密なサウンドだ。 他にもロックファンにはおなじみのウィルコのアルバムが4タイトル。さらにNYのフォークシーンの誕生を活写した映画『Inside Llewyn Davis』のオリジナルサウンドトラック。さらにはレディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドの参加にビックリの、ミニマル・ミュージックの先駆者、スティーヴ・ライヒの最新作『Radio Rewrite』など、ぜひ聴いていただきたい。 演奏内容もサウンドクォリティも極上のノンサッチ、ぜひとも聴き逃すこと無きよう。『Radio Rewrite』●配信中のNonesuch Records作品一覧『The Phosphorescent Blues』 Punch Brothershttp://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597952674/『Bass & Mandolin』Edger Meyer、Chris Thile /http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597953800/『Bach: Sonatas and Partitas, Vol.1』Chris Thile http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58607/『Radio Rewrite』Steve Reich http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597953336/『Trios Live』Joshua Redman http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr956153/『Walking Shadows』Joshua Redman http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58508/『City Folk』James Farm / http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597953534/『Inside Llewyn Davis: Original Soundtrack Recording』http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr075597957518/『Kin (← →)』Pat Metheny Unity Group http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58072/『Being There』Wilco http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58331/『Wilco [the album]』Wilcohttp://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58300/『Sky Blue Sky』Wilco http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58317/『A.M.』Wilco http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr58348/-

アイアン・メイデンのハイレゾ音源 e-onkyo musicから配信開始

アイアン・メイデンのハイレゾ音源 e-onkyo musicから配信開始

 ハイレゾ音源配信サイトe-onkyo musicは、ヘビーメタルの始祖ともいうべき英国のビッググループ、アイアン・メイデンの19作品を、4月27日(月)より配信開始した。形式はFLAC・96kHz/24bit/または44.1kHz/24bit、価格が2,571円または2,880円で、アルバム販売のみ)。 バンドの創設者のひとり、スティーヴ・ハリスも積極的に関わったというリマスタリングは、すべてオリジナルマスターを使用し、スティーヴは「ハイレゾ配信は、アーティストが意図してきたサウンドにより近い音をリスナーが体験できる非常に素晴らしい方法だ。〜〜俺達が成し遂げてきたサウンドに限りなく近く、そして正確な“音”を、ようやくファンに届けられることが可能となったんだ」とのコメントを残している。今回、配信された作品は以下のとおり。『Iron Maiden/Iron Maiden』96kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571 (税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646129263/『Killers/Iron Maiden』96kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571 (税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646129256/『The Number Of The Beast/Iron Maiden』96kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571 (税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646129232/『Piece Of Mind/Iron Maiden』96kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571 (税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646129201/『Powerslave/Iron Maiden』96kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571 (税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646129195/『Live After Death/Iron Maiden』44.1kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,880 (税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646129188/『Somewhere In Time/Iron Maiden』96kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646129171/『Seventh Son Of A Seventh Son/Iron Maiden』44.1kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646129164/『No Prayer For The Dying/Iron Maiden』44.1kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646129157/『Fear Of The Dark/Iron Maiden』44.1kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646128358/『The X Factor/Iron Maiden』44.1kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646128341/『Virtual XI/Iron Maiden』44.1kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646128334/『Brave New World/Iron Maiden』44.1kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646128327/『Dance Of Death/Iron Maiden』44.1kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646128303/『A Matter Of Life And Death/Iron Maiden』96kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646128280/『The Final Frontier/Iron Maiden』48kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646128273/『Rock In Rio (Live)/Iron Maiden』96kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,880(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646128273/『Somewhere Back In Time (The Best Of 1980-1989)/Iron Maiden』44.1kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,571(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646128242/『From Fear To Eternity (The Best Of 1990-2010)/Iron Maiden』44.1kHz/24bit flac(アルバム販売のみ 2,880(税込))http://www.e-onkyo.com/music/album/wnr825646128235/ -

EV・PHVのバッテリー活用した電力供給システム、実証実験を開始/MID都市開発他

EV・PHVのバッテリー活用した電力供給システム、実証実験を開始/MID都市開発他

 MID都市開発(株)は、関西電力(株)、(株)日建設計総合研究所、(株)竹中工務店、(株)アイケイエス、大阪ビジネスパーク開発協議会と共同で、大阪ビジネスパーク(以下、OBP)内における電力供給システムの技術実証事業「OBP『V2X』プロジェクト」に係る実証実験を開始した。  同事業は、企業が所有する電気自動車(以下、EV)、プラグインハイブリッド車(以下、PHV)のバッテリーを活用。種類の異なる5台のEV・PHVを同時に充放電し停電発生時にはエレベータ等への電力供給が可能な機器や、EV・PHVによるエネルギー負荷制御につながる新たなエネルギーマネジメントシステムの開発を目指す。OBP内に立地する松下IPMビルにおいて実施。実験期間は2015年度まで。  実証実験では、EV・PHVの充電時間帯の操作によるビルの負担平準化、EV・PHVからの放電によるビルの電力のピークカット効果、災害などに伴う停電発生時を想定した、EV・PHVからの放電によるビル内の防災拠点やエレベーターへの電力供給の有効性について確認。機器およびシステムの改善やビジネスモデルの検討を進め、地域単位で最適なエネルギーマネジメントを実現できる仕組みの構築を目指していく。

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