「自転車」

記事一覧

7割超が「自転車保険への加入義務化知らない」 4月から条例施行の埼玉県で

7割超が「自転車保険への加入義務化知らない」 4月から条例施行の埼玉県で

 小さな子どもからお年寄りまで、誰もが運転することができる自転車だが、その手軽さと危険な事故は表裏一体。子どもが死亡事故の加害者になってしまうこともある。埼玉県では、自転車事故による高額賠償請求事例が近年全国で発生していることなど、自転車の事故に対する社会的な責任の重みが増してきている状況を踏まえ、自転車利用者の自転車損害保険への加入義務化などを定めた改正条例案を、4月1日から施行する。(株)共同通信社では、自転車保険そのものがどれぐらい認知されているのか、埼玉県民を対象にアンケートを行った。 アンケートはインターネットを通じて行い、10〜60代の男女522人から回答を得た。まず、自転車を利用する頻度を聞くと、「週に1日〜毎日」使う人の合計が47.3%で、そのうち「週に4〜6日」使う人が14.9%で最も多かった。「月に1日より低い頻度/使用しない」と、ほぼ使用しない人も全体の4割超いた。 「埼玉県では『埼玉県自転車の安全な利用の促進に関する条例』が改正され、平成30年4月1日から、自転車の利用者は自転車保険に加入することが義務化されることを知っていますか?」という問いに対しては、71.5%が「知らない」と答えた。「自転車を毎日利用する」と答えた人でも66.7%が「知らない」と回答。利用頻度別に見ても、頻度の高低にかかわらず6〜7割が「知らない」と答えており、条例改正そのものの周知が進んでいないことが伺える。  また、「自転車事故による損害を補償する保険に入っていますか?」という問いに対しては、「入っている」24.3%、「入っていない」59.4%、「分からない」16.3%。月に1回以上自転車を利用する人でも、何らかの自転車保険に加入している人は32.2%にとどまった。 自転車の利用頻度にかかわらず、自分が自転車保険に入っているか入っていないか「分からない」人が10〜18%いるのも目に付く。埼玉県のホームページでは、主な自転車保険の紹介と合わせ、自転車保険への加入状況をチェックするフローチャートも公開している。同ホームページによると、自転車保険への加入は、兵庫県、大阪府、滋賀県、鹿児島県の4府県ですでに義務化されているといい、今後、さらに増えていくことも予想される。 アンケートでは、自転車保険に入ること自体については、「とても必要だと思う」(25.3%)・「必要だと思う」(42.3%)を合わせて7割弱(67.6%)が「必要だと思う」と答えており、スムーズな加入のために、自治体からも周知のためのプッシュがもう少し必要なようだ。

ニュース
あなたももしかして“逆走主婦”? 自転車の安全について主婦400人に調査

あなたももしかして“逆走主婦”? 自転車の安全について主婦400人に調査

 “交通安全週間”が秋にあるのはなぜだかご存じだろうか? 9月下旬から日没時間が急激に早まることから、例年この時期は夕暮れ時から夜間にかけて重大事故につながるおそれのある交通事故が多発するためだという。9月21日(水)から9月30日(金)の秋の交通安全運動に合わせ、自転車の安全利用促進委員会では、安全安心な自転車ライフをおくるために必要な、ルールやマナーなど、自転車の“ソフト面”の実態と、自転車自体の安全性・メンテナンスなど見逃されがちな“ハード面”の実態についての調査を、自転車を利用する機会の多い主婦400人を対象に実施した。  それによると、右側通行をする“逆走主婦”が8割以上もいることが判明! そのうち約2割は「頻繁にある」と回答した。また、97.1%とほとんどの主婦が歩道を頻繁に、もしくは時々自転車で通行していると答えている。さらに、主婦の半数が自転車通行中に「車・自転車・人に接触しそうになる」といった経験をしていることもわかった。 他方、約6割の主婦が自転車購入で“自転車自体の安全性”を意識していると回答したものの、購入の際に最も重視している点として、「安全性」が18.8%にとどまったのに対して、「価格」は33.8%だった。主婦は安全よりも、ふところ事情を優先している様子がうかがえる。 それだけではなく、自転車を安全に乗るには、メンテナンスが重要なのにも関わらず、正直言ってメンテが面倒と答えた主婦が約8割。これでは、事故がなかなか減らないのもわかる。もっと自転車の運転について安全に気を配りたいものだ。

ニュース
自転車通学時のヘルメット着用 根付いているのは自転車王国を目指す地域

自転車通学時のヘルメット着用 根付いているのは自転車王国を目指す地域

通勤や買い物など、私たちの移動を支えてくれる自転車。それは学生にとっても同じ。そして中学生の自転車通学といえば、ヘルメット姿をイメージする人もいるはず。その「ヘルメット自転車通学」経験者が多いのは、どの地域なのでしょうか?

街のコト
自転車の安全を守る“6.1改正道路交通法”施行  求められる「高い安全意識」とリスク管理

自転車の安全を守る“6.1改正道路交通法”施行  求められる「高い安全意識」とリスク管理

 もうすぐ夏休み。自由な時間が増える小中学生の子どもたちにとっては、通塾に遊びに、何かと自転車を利用する機会が多くなる期間だ。子どもが活発なのは悪いことではないが、自転車に乗る機会が増えれば、それだけ事故や違反といったトラブルに巻き込まれる確率も増えてくる。 ご存じのとおり、2015年6月1日に改正道路交通法(道交法)が施行され、自転車の運転違反に対する処置が厳密になった。違反対象は、信号無視、通行禁止違反、歩行者用道路徐行違反、指定場所等一時不停止、ブレーキ不良自転車運転などの14項目。ついうっかり犯しかねない項目も含まれているが、これらの違反を3年以内に2回以上繰り返したら安全講習の受講が必須。講習料は5700円だ。未受講の場合は罰金刑が科せられる。自転車運転者に対して「高い安全意識」が求められているのは間違いない。 新制度が始まった6月は、1カ月間に全国の警察が「危険行為」として摘発し、警察庁に報告したのは549件だったことが、7月6日、同庁の集計で分かった。549件の項目別の内訳は、信号無視が231件で最も多く、続いて遮断機が下りた踏切への立ち入りが195件で、この2項目で全体の77・6%を占めたという。 さすがに1カ月という短い期間では、安全講習が義務付けられる2度の違反で摘発された例はなかったようだが、夏休みを迎えて親の心配は増すばかりだ。しかも、近年は自転車事故でも数千万円から1億円近い高額な賠償を命じられる判決が相次いでいる。兵庫県が2015年10月1日から全国に先がけて導入するように、自転車保険の加入義務化を検討する自治体も増えそうだ。 この流れを受けて、損害保険会社も新型の自転車保険を各社発売している。例えば、自転車保険大手のau損保『あうて ケガの保険Bycle』は、「自転車事故によるケガは保険金が2倍、個人賠償責任補償は自転車だけでなく日常生活の事故も補償、示談代行サービス、自転車ロードサービス付帯」など、さまざまなケースを想定した充実した内容が魅力でau契約者以外でもPCやスマホから簡単に手続きができる。 そのほか、ドコモの契約者向けに携帯電話料金と合算で保険料が支払える東京海上日動火災保険の『ドコモサイクル保険』や、コンビニの店頭で手続きできる三井住友海上火災保険の『セブン-イレブン 自転車向け保険』など、ニーズに合わせて選べるようになってきている。 通勤・通学、買い物にレジャーと手軽な移動手段である自転車。しかし、利用機会が多くなればなるほど、そこに “危機”が待ち受ける確率は高くなり、高額補償や死亡といった悲劇すら起こり得ることは知っておくべきだ。リスク管理なしでは自転車に乗れない、そんな時代になっているといってもいいだろう。

“世界最小”のオシャレな自転車ラック  インテリアとして室内に飾れる!

“世界最小”のオシャレな自転車ラック  インテリアとして室内に飾れる!

 自転車を単なる乗り物としてではなく、“愛車”として大事にしている人には注目の情報だ。世界最小でオシャレな自転車スタンド「CLUG」がロジック(奈良)から発売された。CLUGは室内壁に縦置きができるスタンドで、カナダのデザイナーがスペース節約にこだわって手のひらサイズに仕上げた。タイヤを固定するタイプのため、自転車のフレームがキズ付く心配はない。自転車を雨風から守るだけではなく、大切な自転車を部屋の中に飾ってインテリアの一部として楽しんでみては? バリエーションは外側がホワイトで、内側はオレンジ、ブラック、グリーン、ブルーの4種類。サイズは3種類(対応タイヤ幅S=23〜32mm、M=33〜42mmとL=43〜62mm)。価格は2,300円(税別)。「CLUG」商品URL

信号無視を合法化 !?  フランスの自転車乗りに朗報

信号無視を合法化 !?  フランスの自転車乗りに朗報

 車が来ていなければ、ほとんど信号を見ずに横断歩道を渡るのがパリジャン。赤で渡るのは信号無視だから、この場合歩行者に非があるのは明らかだが、それでも青信号で進んできた車がクラクションを鳴らそうものなら、歩行者優先!といわんばかりに、にらみ返す人も珍しくない。だが、今回の法律はちょっと別問題だ。 7月から、パリで自転車の“信号無視”が合法化された。車の信号が赤でも、十字路での右折と、T字路での右折と直進ができるのだ。フランスは日本と逆で車は右側通行だから、十字路での右折は左から来る青信号の車の邪魔にはならないし、T字路での右折と直進も同様だ。すでに市内の一部の区で試験期間を経て、全市にゴーサインが出た。市内1805か所の交差点が、このケースに該当するという。もっとも、市は「“自転車優先“を規定したものではなく、あくまで他の通行を妨げてはいけない。特に歩行者は常に優先」と念押ししている。 日本の状況を振り返ると、レジャーだけでなく通勤などでも増えてきた自転車。車道を走るようにはなってきているものの、車用の信号に従って走っているかと思いきや、横断歩道が青になると、そちらに従って曲がっていく“都合の良い”サイクリストもおり、歩行者やドライバーからの批判も少なくない。どの国も、自転車と車の安全なルール作りを模索中のようだ。  L’Expresshttp://www.lexpress.fr/region/ile-de-france/a-paris-les-cyclistes-vont-pouvoir-passer-au-feu-rouge_1698536.htmlLe Pointhttp://www.lepoint.fr/societe/les-velos-officiellement-dispenses-de-feu-rouge-27-01-2012-1424416_23.php

マンションの駐輪場に不満だらけ!  住人は車から自転車へシフト?

マンションの駐輪場に不満だらけ!  住人は車から自転車へシフト?

 近所の買い物や子供の送り迎えに使うママチャリ、子供の自転車から、通勤や休日の遠出に使うロードバイクまで、自転車に乗る人が明らかに増えている昨今。そういえば、マンションの駐輪場はいっぱいだ。一昔前の集合住宅では、駐車場の抽選に必死になっていたけれど、今や駐輪場争い。仕方なく部屋に一台持って上げる、という人も多い。「マンションの駐輪場に関するアンケート」調査でも(つなぐネットコミュニケーションズ・東京)、マンションの駐輪場を利用している居住者の半数が、駐輪場に不満を感じているという結果が出た。 そもそも、自転車の所有台数が多い。マンション居住者の76.8%が自転車を持っていて、そのうち約60%が複数台を所有(2台が35.4%、3台が16.9%、4台以上が8.6%)。94.5%の人は、マンション敷地内の駐輪場を利用しており、「スペースが狭くて出し入れしにくい」「2段式のため出し入れしにくい」「重くて上段へ上げられない」など、自転車の出し入れに関する不満が目立った。 電動自転車など自転車の大型化や、1世帯あたりの台数増加に関する問題が主流。自転車は「申し込み多数で順番待ちだが、逆に駐車場が余っている」など、駐輪場が設置された当時と現状の自転車利用状況にギャップがあり、ライフスタイルの変化が如実に現れているようだ。