「目薬」

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花粉症女性の悩み「メイク崩れ」 みんなの悩みの傾向と対策は?

花粉症女性の悩み「メイク崩れ」 みんなの悩みの傾向と対策は?

 涙やくしゃみが止まらない花粉症の季節は、症状が重い人にとってはとてもつらいもの。プラス、女性には「メイクが崩れやすくなる」といううれしくない副産物も。参天製薬が花粉症の20〜40代の働く女性500人(普段メイクをする習慣がある人)を対象に「花粉症とメイク」に関するアンケートを行ったところ、86%の人が「花粉シーズンは、メイクが崩れやすくなると思う」と答えた。また、「最もメイクが崩れやすくなるポイント」の1位は「アイメイク」(63%)で、その他の「ベースメイク」(34%)、「リップメイク」(3%)などを大きく上回った。 実際に「花粉シーズンに“残念目元”(目元のメイクが崩れた残念な状態)になった経験」があるかについては、約6割(58%)が「ある」と答えた。具体的なエピソードは、「涙が止まらずアイシャドウがにじんでパンダ目に」(24歳)、「花粉に反応して涙が出ると、アイラインが消えてなくなる」(28歳)、「花粉で目が充血すると、アイメイク自体が映えない」(44歳)、「かゆくて目の周りをさわってしまい、マスカラが取れて汚くなる」(31歳)などのリアルな声が寄せられた。 口や鼻と違い、マスクで花粉を防いだりメイク崩れをごまかしたりできない“目”。では、みんなどんな対策をしているのだろう。“残念目元”を防ぐための花粉症対策法を聞いたところ、「落ちても目立たない透明マスカラを使用する」(40歳)、「ダテ眼鏡をすると、普段通りの視界が保てて、ファッションのポイントにもできる」(29歳)、「涙に近い成分、防腐剤が入っていない目薬で対策」(47歳)などの声が寄せられた。具体的に使っているアイテムを選んでもらったところ(複数回答)、「目薬」が76%で圧倒的1位。以下「飲み薬」(38%)、「食品(ヨーグルトなど)」(21%)、「空気清浄機」(19%)、「カップ型洗眼剤」(15%)と続いた。参天製薬では、“残念目元”対策として「サンテ メディカルガードEX」(税別1,480円)、「ソフトサンティア」(同880円)など、目のかゆみを抑えたり異物を洗い流す働きのある花粉対策用目薬をすすめている。

ネット販売解禁で求められる“医薬品のリテラシー”  使用期限チェックしてる?

ネット販売解禁で求められる“医薬品のリテラシー”  使用期限チェックしてる?

 家の救急箱には、どんなものが入っているだろう? 切り傷につける薬や絆創膏、飲み過ぎた時の胃腸薬、目薬、湿布、体温計、もしかすると、風邪をひいた時の処方薬の残り、なんていうのも入っていたりするだろうか。だが、冷蔵庫の食品に「消費期限」があるのと同様、医薬品にも当然「使用期限」がある。もちろん分かってはいるが、救急箱をチェックしたのはいつ?と聞かれると口ごもらざるを得ない人が多いようだ。トレンド総研(東京)が、20代〜50代の500人に家庭の常備薬についての実態調査をしたところ、3か月以内にチェックした人は55%、1年以上チェックしていない人は26%に上ることが分かった。 ネットで気軽に買い物ができる時代。医薬品も、昨年6月にネット販売が解禁されて1年になる。だが、医薬品は身体への効果を期待して使う特殊な“商品”だからか、実際ネットで薬を買ったことがある人は19%にとどまっている。もっとも、「こまめに買い足すもの」や「いつも買っているもの」なら、安心して買えるから、今後ネットで買いたいという意向を持つ人を含めると、全体の6割がネットでの医薬品購入に肯定的だ。こうなると、薬局で対面で買う時よりも更なる自己責任、常備薬の「管理」を含めた使う側の”リテラシー“が求められる。 もっとも、医薬品に使用期限があること自体は94%の人が知っている。つまるところ、知ってはいても、管理はなかなかできていない、というのが実情だ。自宅にある常備薬の種類は、絆創膏(84%)、目薬(78%)、風邪薬(77%)が上位3位。使用期限が切れているかもしれない薬で最も多かったのは目薬(25%)だった。眼科医の石岡みさき氏によると、使用期限のきれた目薬を使って目が痛くなったと来院する人も少なくないのだそうだ。「症状がひどいと、眼球の角膜上皮が大きくはがれてしまい、角膜びらんと呼ばれる角膜上皮障害をおこしてしまう」から、使用期限を甘く見るのは禁物だ。 目薬の使用期限は、市販薬で2〜3か月、処方薬では長くても1か月。「開封してしばらく経ってしまえば、雑菌の影響は避けられず、目薬の変質などにより大きなトラブルにもつながりかねない」と石岡先生。 常備薬の目薬として先生が勧めるのは「人工涙液」だ。涙液に近い成分になるよう作られた点眼薬で、防腐剤を含まないものなら副作用の心配も少ないし、子供も使えるから、家族全員用の常備薬としてぴったりだそうだ。それでも、使用期限を守らねばならない点に変わりない。しばらく救急箱は開けてない、という健康な人たちは、週末あたり、一度チェックしてみてはどうだろうか。