年越しの帰省で、しばらくぶりの故郷を見て、「変わったなあ、相変わらずだなあ、ちょっとほっとするかも」とさまざまな感想をお持ちの皆さま、“移住”も話題になる昨今なので、とりあえず「2018年版 住みたい田舎ベストランキング」をのぞいてみよう。宝島社(東京)から発売中の月刊誌『田舎暮らしの本』2月号に掲載されている。 ベストランキングは、移住支援策、自然の豊かさ、医療、子育て、災害リスク、移住者数など、194項目のアンケートを実施、田舎暮らしの魅力を数値化したものだ。2013年にスタートしたランキングだが、国の地方創生策や地方自治体の移住促進策の盛り上がりを受けて、過去最高の671市町村が回答している。「自然が豊かなところで田舎暮らしを楽しみたい人」と、「都会の便利な暮らしも捨てがたい人」の双方のニーズに応えるため、ランキングは人口10万人未満の「小さなまち」と、人口10万人以上の「大きなまち」に分けての発表となっている。 その結果、「大きなまち」総合1位は北九州市(福岡県)。2年後に65歳以上の人口がピークを迎える同市は、若者・子育て世代だけでなく、車がなくても暮らせる医療施設も充実した住宅地を整えるなど、シニア世代の移住も積極的にサポートしているのだそうだ。同市はシニア世代部門でもトップに輝いた。「小さなまち」では、北杜市(山梨県)が首位。「若者応援プロジェクト」などの総合戦略を具体化しており、移住希望者の就労支援も実施。年代別の移住者数は30代が最多だ。
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ヒビノ ケイコさん「移住生活は「人」も環境」
雨が今にも降りそうな空気。息子と並んで、こぐ自転車。水色、白、青、うす紫...。山に咲く花の淡い色が、風と一緒に通り過ぎていく。「もう11年かあ...。早いもんだなあ」京都から夫の実家がある高知県嶺北地方に移住した当初、寂しくてたまらなかった。昔話?と思うほどの山奥。まだ移住者はほとんどいない時期だった。地域の知人たちは親切にしてくれる。でも、「世間話だけがしたいんじゃなくて、もっと深い話や悩みも話せる仲間がほしい...!」と切実に感じた。
暮らしのコト
田舎の島にも経済成長の波/ティオマン島(マレーシア)
今、マレーシアは「1(ワン)マレーシア」をスローガンに、2020年までの先進国入りを目指しています。クアラルンプールなどの都会の発展については言うまでもありませんが、田舎も田舎なりに景気が良くなっていることを実感します。
街のコト
都市生活者は田舎より太りやすい? 意外なその理由とは
郊外での生活と都市での生活、どちらの方が太りやすいかと考えたことはあるだろうか? 郊外では車生活なのであまり歩かず、都市では電車と徒歩なのでたくさん歩くため、郊外での生活の方が太りやすいと思う人もいるだろう。しかし、スイス連邦工科大学ローザンヌ校の研究では、逆の結果が発表された。
暮らしのコト
若い世代に広がる田舎暮らし 人気の地域と成功のコツ
新天地を求め、都会を離れて田舎暮らしを志す人が増えています。その実情と、成功につながるアドバイスを専門家に聞きました!
街のコト