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「生まれ変わっても今のパートナーと」はどれくらい? 人生の満足度に関する調査

「生まれ変わっても今のパートナーと」はどれくらい? 人生の満足度に関する調査

 長い人生、誰にでも浮き沈みがあるが、「これまでの人生」に満足している人は、長く生きてきたシニア世代の人で約6割! そんな実態がPGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命保険・東京)が行い、20〜79歳の男女2,000人から有効サンプルを得た「人生の満足度に関する調査2017」で明らかになった。この調査は今年で3年目の実施となる。 最初は働き方についての質問。「働き方改革」が声高に叫ばれる中、全回答者のうち就業者(1,206人)に、現時点での「報酬」への満足度を聞くと、「満足している」(『非常に』と『やや』の合計、以下同じ)は26.1%、「満足していない」(『あまり』と『全く』の合計、以下同じ)は42.3%。昨年の調査結果と比較すると、「満足している」が2.5ポイント低くなった。 ただ、性別・年代別にみると、20代男性と40代女性の「満足度」の上昇が目を引き、“空前の売り手市場”といわれる就職戦線や、政府が掲げる「すべての女性が輝く社会」の実現に向けた働き方や処遇の改善が影響しているのかもしれない。一方、職場での役割や仕事の内容では、「満足している」は43.4%、「満足していない」は19.4%で、休暇や労働時間についても半分以上の人が「満足している」と回答していた。 報酬に満足していない人が4割を超したが、家庭における経済状況について聞くと、さらに満足度は低下。毎月の収入額に関して「満足している」は20.8%、「満足していない」は51.6%と半数以上が不満を抱えている。貯蓄額ではさらに「満足していない」が増え、毎月自由に使えるお金に不自由を感じている人が多いこともわかった。年代別では若くなるほど満足度が低くなっている。 そうした中で、老後に不安を感じている人が多いようだ。まず、公的年金や個人年金保険など老後の備えに「満足していない」人が6割強で、60・70代のシニア世代でも約半数に達している。さらに、死亡保険や相続対策など「亡くなった後の備え」に満足しているシニア世代も5人に1人に過ぎない。他方、20代女性で老後への備えに「満足していない」人は7割強で、まだまだ老後には遠いはずぼ年代だが、将来の備えについて危機感を抱き、今からコツコツ貯めようとしているようだ。貯蓄額「2,000万円以上」の層でも「満足している」割合はおよそ3人に1人。老後に将来に対する不安を感じているのは、貯蓄額や老若男女を問わず共通している様子だ。 さて、話を変えて、こちらも人生の満足度に影響しそうな、パートナーへの満足度はどうだろう。パートナー(恋人・配偶者)がいる人(1,354人)に、相手に対し満足している点や、理想とギャップのある点などを聞いてみた。最初に今のパートナーに対して「満足している点」を質問したところ、「優しさ・思いやりがある」が最も多く47.6%、次いで、「家族を大切にする」が43.9%、「口うるさくない・自由にさせてくれる」が34.0%と続いた。 今のパートナーに対し「理想像を大きく下回っている(ギャップが大きい)と思う点」を聞くと、「収入が多い」(14.3%)、「家事が好き・得意である」(13.4%)、「大人の振る舞いができる」(12.3%)の順に。男女別に見ると、男性では「口うるさくない・自由にさせてくれる」[=口うるさい・自由にさせてくれない](12.4%)、「家事が好き・得意である」[=ではなかった](9.9%)、「金銭感覚が合う」[=合わない](8.3%)が、女性では、「収入が多い」[=多くなかった](19.7%)、「頼りがいがある」[=なかった](17.7%)、「家事が好き・得意である」[=ではなかった](16.2%)がそれぞれ上位に入った。 最も気になるかもしれない「生まれ変わっても現在のパートナーと一緒になりたいと思うか」という質問については、「一緒になりたい」(『絶対に』『どちらかといえば』の合計)が45.0%、「一緒になりたくない」(同)が19.4%、「どちらともいえない」が35.6%だった。この質問について、20代男性は70.0%、20代女性は64.7%が「一緒になりたい」と答えており、若い世代は現在のパートナーに比較的“満足”している様子が伺える。 また、自身の人生の満足度を向上させていると思う趣味・レジャーを聞くと、「旅行」、「グルメ」、「音楽」の順となったが、ハマりすぎて人生の満足度を低下させたと思う趣味・レジャーを聞くと(回答者数は453人)、「ゲーム」(30.9%)、次いで「ネットサーフィン」(25.2%)が多かった。 最後は、いよいよ“人生の総括”についての質問だ。「これまでの人生に満足」と答えた人は43.7%。これをシニア世代に限ると、61.8%が人生に満足していると回答していた。まあ、「全部が全部、満足」という人はそうはいないと思うが、その中でも30代男性は「満足している」が3割弱となるなど、この世代の男性は、仕事の責任が増える中で昇進や報酬への不満足やキャリアアップに対する不安、結婚や家庭の悩みなどが重なり、苦労も多いのかもしれない。

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幸せと苛立ちのもとは何? 男女によって違う原因

幸せと苛立ちのもとは何? 男女によって違う原因

 どんな時に幸せを感じ、どんな時にいら立つか?人によってもちろん様々なはずだが、ある程度限定的な項目で聞いてみると、男女に差が出るらしい。嬉しい、幸せと感じることの1位は、男性では「仕事で評価されたとき」、女性は「料理がおいしくできたとき」だった。 全国の20歳以上の男女、約10,000人を対象にしたディーアンドエム(東京)が行った調査。「嬉しい・幸せと感じることは何か」とたずねると、男性は2位が「仕事でお客様に感謝されたとき」、3位が「成長出来ていると感じたとき」。女性の2位は「容姿や服装など外見をほめられるとき」、3位は「好きな服を着るとき」だ。 一方で、怒りを感じる点は一緒のようだ。「腹が立つ、やりきれないと感じることは何か」をたずねると、男女ともに1位が「公共の場にマナーの悪い人がいるとき」、2位が「ミスや悪い事をしても謝らない人がいるとき」、3位が「協調性のない人、空気の読めない人がいるとき」で、どれも同位だった。

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幸せもトレーニングできる !? 経験と感知の関連性

幸せもトレーニングできる !? 経験と感知の関連性

 いつも幸せな気持ちでいると、新しい幸せへの感度も高いようだ。自然科学研究機構・生理学研究所と愛知医科大学の共同研究グループが、幸福度が高い人は日常生活の中で幸せ感情を感じやすいということを、脳の構造や機能を調べて明らかにした。 幸せには、好きなものが得られた時などに経験する「幸せな気持ち(幸せ感情)」としての一時的な側面と、自分は幸せである、と比較的長期にわたり安定して認知される「幸福度」としての長期的な側面の2つの側面がある。研究によると、幸福度が高い人ほど、内側前頭前野にある吻側前部帯状回(ふんそくぜんぶたいじょうかい)という脳領域の体積が大きいことが分かった。そしてその大きさは、ポジティブな出来事に直面した時のこの部分の活性化と関連していて、幸福度が高い人は、この体積が大きいために、幸せ感情を感じやすい、ということが明らかになったのだそうだ。 生理学研究所の定藤規弘教授は、「脳は筋肉と同じように、鍛えれば鍛えるほど特定の脳領域の体積が大きくなることが分かっている。今回の結果は、楽しい過去の記憶の想起や、明るい未来を想像するといったトレーニングにより、持続的な幸福が増強する可能性を示したもの」と話している。脳トレで、幸せもつかめるかも!?

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