電車やバスの中での飲食ってどう思う? 乗り換え案内サービス「駅すぱあと」を提供するヴァル研究所(東京)が実施した「電車やバスでの飲食に関する意識調査」によると、車内での飲食についての許容度は、10代が最も高いことがわかった。調査は、同社が提供する「val ID(ヴァル アイディー)」に登録している10代〜70代の男女1,472人を対象に行われた。 まず、電車・バス車内での飲食は問題があると思うか聞いたところ、全体では「あり」とした人は18.3%だったが、70代では35.6%。一方、「なし」は全体で5.2%だったが、10代では13.6%と比較的高めとなるなど、年配層と若年層では意識に差があるようだ。 それでは、電車・バス車内で食べてもよいと思う食べ物を質問すると、全体の約9割がミントタブレット・ガム・あめのそれぞれを「車内で食べても良い」と回答。一方、パン・おにぎりについては3割台にとどまっている。一口で口の中に収まるか否かが、車内での飲食の許容範囲と関係があるようだ。また、世代別でみると、10代の回答者は多くの食べ物について、車内での飲食に他の世代よりも寛容な傾向があり、パン・おにぎりを車内で食べてもよいとの回答は約7割にのぼっている。 他方、飲み物についてはどうだろう? 通勤帰りなど、缶ビール・チューハイなどを飲んでいるオジサンを見かけることが多いが・・・。電車・バス車内で飲んでもよいと思う飲み物に関して、ペットボトル飲料は全体の9割近くが「車内で飲んでもよい」と回答しているのに対し、缶入り飲料についてその割合は3割強にとどまった。同じ缶入り飲料でも「車内で飲んでもよい」と許容されている割合は、アルコール類の場合(13.1%)とそれ以外の場合(3種平均で36.3%)とで大きな差が出ている。 電車・バス車内で飲食をしても問題ないと思うシーンを聞くと、「新幹線、高速バスの車内」での飲食は問題ないとする人が多い。一方、男性と女性とで飲食を「問題ない」とする割合が異なったのが「子供がお腹を空かせて泣いているとき」。20代・30代の女性はその多くが「問題ない」と回答している。
