起源は19世紀、ヨーロッパの教育玩具として伝えられているドールハウス。住居や店舗などの建物を縮小して制作、仕様はそのまま同じに「生活の様子を再現」した作品がほとんど。王族や貴族の住居の再現などは、高さ幅ともに数メートル規模のサイズになる作品もあります。ヨーロッパと違い、日本の場合は住宅事情により保管に難があるため、サイズをより小さくしての再現や、仕様を変更したイメージ重視の再現など、古来のドールハウスとは異なる多岐に渡った作品が数多くあります。なお、現在の縮尺サイズは12分の1が一般的です。

宇田泰子さん「“生活”も再現。ドールハウスの魅力」
家のコト