5当地「色」- 12の知られざる大阪・北区

その名は「梅田はがくれ」。定番のかけうどんから名物生じょうゆうどんまで、ツルツルシコシコのうどんのうまさに加え、食べ方にうるさい大将のインパクトも大！テレビや雑誌でも再三紹介される小さな有名店です。

髪や服はもちろん、持っているキャリーバッグまで濃厚なピンク色だという「ピンクのおばちゃん」。ウソか本当か知りませんが、見かけると幸せになれるというウワサです。東梅田・大融寺あたりに出没するそうですよ。

1929年、当時の阪急「梅田」駅の上に開業した「阪急百貨店」。重厚な空間と豊富な品ぞろえで人気を集めた、世界初の駅前百貨店です。今の店舗は2012年の竣工ですが、シックな雰囲気はそのまま受け継がれています。

彼が店長になったのは、「地酒と地魚の居酒屋 うまいもの工房　羅漢（らかん）」という長～い名前の飲み屋さんの3号店。会社と同じ北区内にある店なので、時々訪ねては思い出話に花を咲かせています。

いくつもの街路が入り組んだ梅田の地下街は、まさに迷宮。慣れない観光客はもちろんのこと、地元の人でもうっかりすると遭難してしまいます。困った人のために、「うめちかナビ」という専用サイトまであるんですよ。

都会の真ん中で天然温泉を楽しむなら、東梅田のカプセルホテル「大東洋」がおすすめ。駅前のにぎわいを感じながら、天然温泉が楽しめます。近くには梅田名物の真っ赤な観覧車もあり、大阪らしさを堪能できる場所です。

北区にある与力町と同心1・2丁目は、江戸時代の市中取締り担当だった与力・同心たちが住んでいた所。そのせいか、昔は警察関係者の家が多かったそうです。今も市内に息づく歴史の足跡の一つですね。

大阪とひと口にいっても、地域によって素顔は大きく違います。中でも北区は、洗練されたおしゃれな風景が息づいている街。お笑いやたこ焼き、おばちゃんのイメージとは違う、もう一つの大阪をぜひ体験してください。

天神橋筋商店街の「中村屋」といえば、雑誌やテレビにもよく紹介されるコロッケの超有名店。お笑いコンビ・ダウンタウンの浜田雅功さんも絶賛するホクホクの揚立てコロッケを求めて、店頭はいつも長蛇の列です。

スーパー銭湯「なにわの湯」や、昔の大阪の生活を再現した「大阪くらしの今昔館」、安くておいしい「まいどおおきに食堂」…大阪人以上に大阪を知る外国人観光客が増えています。これもインバウンド効果ですかねえ。

大阪の魅力といえば、安くておいしいお店の多さと、ユーモア溢れる大阪弁の会話。水都・大阪の名にふさわしいきれいな親水空間も、最近は増えてきました。訪ねても暮らしても楽しくなる自慢の大都会（笑）です。

2016年の公示地価（商業地）で、4年連続府内最高を記録した「グランフロント大阪」。オフィス稼働率も90％を超えたという、関西屈指の花形エリアです。「うめきた」2期開発による、一層の発展を期待したいですね。