
日本各地を旅し、四季折々に応じた心に残る風景を写真に収めてご紹介する連載シリーズ「ニッポンのいつか見たい風景」。
今回は「広島の風景」をご紹介します。

Vol.04「広島の風景」のギャラリーを見る
今回の景色はこちらで撮影しました。
夕暮れに浮かび上がる嚴島神社の大鳥居

世界文化遺産・嚴島神社の、海側の正門に当たるのが大鳥居。かつて瀬戸内の海を往来する人々は、この鳥居から神殿を拝しました。
間近に見る大鳥居

高さ16m、重さ約60tの大鳥居は、干潟の上に置かれているだけ。島木と呼ばれる上部の箱型の部分には、重石代わりの石が詰められています。
嚴島神社

朱塗りの社殿が、満潮の海に美しく映えます。平安時代の寝殿造の形式を残す建物には、波や風の被害を防ぐ工夫が、随所にこらされています。
現代の街並みと原爆ドーム

今や中国地方の経済を牽引する大都市に発展した広島の市街地。ビル街の中で、原爆ドームだけが、かつての戦災の記憶を語り続けています。
嚴島神社の背後にそびえる霊峰・弥山

弘法大師が修行したと伝えられ、今ではパワースポットとしても人気の弥山。宮島最高峰の山上からは瀬戸内海の多島美が楽しめます。
広島平和記念公園

かつての原爆の記憶を刻み、世界に向けて平和の貴さを訴え続けてきた市民公園。ドーム型の慰霊碑の向こうには、原爆ドームの姿が見えます。
(2013年4月撮影)