街のコト

ニッポンの5当地(ごとうち)

5当地「色」- 12の知られざる沼津

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ニッポン全国のご当地をまわり、そのエリアならではのちょっと変わった風習や流行、素敵な方言などを、地元の不動産店の皆さんにお伺いするニッポンの5当地「色」。
今回は、知られざる「沼津」の県民性などの特色をご紹介します。

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遠来のお客さまもやさしく出迎える
人間性のいい人が多いですね。

東海道の宿場町だったせいか、外から来る人に親切な気風がありますね。幕末の津波でロシア軍艦が難破した時は、当時の戸田村の船大工たちが新しい洋式船をつくり、生き残った船員を無事に送り返したとか。今でも、観光地にふさわしく人当たりのいい街です。見事な景色と海の幸を楽しんでほしいですね。

来る者は拒みません

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情報提供

(有)ビックス<沼津市寿町>石黒 巖(いわお)さん※「巖」は旧字

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日本一深い駿河湾でとれた
珍しい深海生物が食べられます。

水深約2,500mもある駿河湾は、メヒカリ、アブラボウズ、メギス、デンといった深海魚の宝庫。それをおいしく食べさせてくれる店も、沼津港を中心にいっぱいあります。見かけはイマイチな深海魚でも、食べてみればクセがなくてとても美味。すしに丼、フライにハンバーガーといろいろあるので、ぜひ体験してみて!

深海魚バーガーもある!

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情報提供

(株)GM不動産<沼津市高沢町>神農(かんのう) 明彦さん

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「東」でも「西」でもない沼津は
テスト・マーケティングにぴったり。

新製品を本格販売する前に、限られた地域で売れ行きを試すことをテスト・マーケティングというそうですが、その対象に沼津がよく選ばれているらしいです。東にも西にも偏らない暮らしぶりが、テストに向いているんだとか。大手企業の新製品が、どこよりも先に販売されることも多いみたいですよ。

新製品がいち早く登場!

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情報提供

(株)アイム<沼津市米山町>一杉(ひとすぎ) 裕也さん

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ちょっと昔の女子高生御用達
流れる甘味処「どんぐり」。

回転ずしの甘味版みたいなお店ですが、甘味が載っているのは小さな木の桶、運んでくれるのはミニチュアの小川。座席の名前まで東海道の宿場町になっている、楽しいお店です。小さな流れに乗って運ばれるパフェやあんみつを食べながら、友だちと他愛のないおしゃべりを続けていた高校生時代が、ああ懐かしい・・・・。

回転ずしならぬ回転甘味

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情報提供

ピタットハウス沼津店 加和太(かわた)建設(株)<沼津市高島町>渡辺 恵果(めぐみ)さん

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「沼津方式」といわれる
厳しいごみの分別を始めました。

今、多くの自治体でごみの分別回収が行われていますが、その先駆けになったのが沼津市。1975年に「燃えるごみ」「埋め立てごみ」「資源ごみ」の3種類に分別収集したのが最初です。当時は「沼津方式」と呼ばれて、各地の自治体が見学に来たそうですよ。手間がかかるのは確かですが、未来の日本のためにきちんと分別を続けたいですね。

エコ時代を先取りしました

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情報提供

ラッキーハウジング<沼津市高島町>内田 房江さん

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駅から歩ける沼津アルプスは
初心者から上級者まで楽しめます。

登山姿のハイカーが会社の前を通ると、「ああ、沼津アルプスに行くんだな」と思います。香貫山から大平山まで7つの山をたどるルートは、素晴らしい眺望と四季の自然が魅力。標高は400m足らずですが、起伏の激しい所もあり、本格的な装備が欠かせません。初心者からベテランまで体力に応じて楽しんでいただけますよ。

漁港だけではありません

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(株)木村不動産<沼津市市場町>木村 孝さん

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「にゃあにゃあ」が多い沼津の言葉
使うのはなぜか年配の男性です。

標準語の「ない」が、沼津では「にゃあ」になります。「来ない」は「来にゃあ」、「ないぞ」は「にゃあずら」、「しょうがないでしょう」は「しょんにゃあら」という具合。かわいく聞こえますけれど、使っているのは大体、年配の男性たち。おじいさんが集まって「にゃあにゃあ」言っているのを聞くと、みんなびっくりするみたいです。

もちろんネコじゃないですよ

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(有)ダイエー物産<三島市南町>安倍 真理子さん

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そのままでよしゼリーもよし
甘くておいしい「寿太郎みかん」。

伊豆半島の付け根にある沼津は、おいしいミカンの原産地。西浦みかんは、全国ブランドとして定着しています。中でも有名な品種は、1975年に地元の山田寿太郎氏が発見した「寿太郎みかん」。一般のミカンに比べて、ひときわ甘く、おいしい沼津の特産品なんです。

糖度の高さが違います

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(株)アスナロカン<三島市西若町>望月 義明さん

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名産の干物を育てたのは
恵まれた自然と人の努力でした。

大正時代、余った魚の保存法として広まったのが、沼津の干物づくりの始まりです。アジやイカ、金目ダイといった駿河湾の海の幸、温暖で晴れの日が多い天候もさることながら、沼津の人々のたゆまぬ努力もあったのでは。全国の干物生産量の約40%を占める、日本一のブランド干物なんです。

生産量は日本一!

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(株)ワンズエステート<沼津市平町>望月 真一さん

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サッカーファンの夢を乗せて
がんばれ、「アスルクラロ沼津」!

サッカー王国・静岡といえば清水や磐田が有名ですが、沼津のみんなが応援しているのが「アスルクラロ沼津」。粘り強い戦いぶりで、東海リーグから日本フットボールリーグへと昇格を果たしてきました。次の夢は念願のJ3昇格!チーム名そのままの「明るい青」のユニフォームで、栄冠を勝ち取ってほしいですね。

「全力アスル」でJリーグへ

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(有)いずみ不動産<沼津市平町>杉山 功(つとむ)さん

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どこまでもまっすぐ、まっ正直
裏も表もない沼津の人たち。

仕事柄、山梨や長野からこの街に出てきて、土地を買って家を建てた人を何人か知っているのですが、みんなが言うのは「人の心に裏表がない」。広々とした海が目の前にあって、気候も温暖だからでしょうか。漁港の街なのでちょっと言葉は荒いけれど、気持ちが穏やかで、ウソの言えない人が本当に多いんですよ。

口は少々悪いですが…

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(有)森不動産<沼津市原町中>森 育夫さん

ニッポンの5当地

日本全国津々浦々の街を訪ね、その街に住む人、そこで働く街の不動産店の皆様に聞いた「エリアのいちばん」を5つのテーマに分けてお届けする連載シリーズです。

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