at home VOXが地域密着型のご当地スーパーを訪ね、そのユニークな魅力をお伝えする「それいけ!ご当地スーパー探検隊」。今回は、東京で常に「住みたい街」上位を争うエリア・吉祥寺へ。今年1月、吉祥寺駅併設のショッピングセンターにできたスーパー「Oisix CRAZY for VEGGY(オイシックス クレイジー フォー ベジー )アトレ吉祥寺店」を訪れました。
このお店の母体であるOisix(おいしっくす)は、有機野菜などこだわりの食材の宅配で人気のネットスーパー。宅配で培われたノウハウは、「体感型スーパー」というお店のコンセプトに活かされているそうです。
■野菜に「夢中になれる」スーパー
「店名にある『CRAZY for VEGGY』は、『野菜に夢中になる』という意味なんです。83坪の店舗の中に、いろいろな工夫を凝らしているんですよ」
そう語るのは、オイシックス株式会社広報室の上田さん。さっそく店内を散策して、「野菜に夢中」になれるアイデアを探してみました。
野菜が語りかけてくるようなPOPに引き込まれ、思わず足を止めてしまいます。さらに店内には、「野菜の気持ち」を体感できる部屋もありました。
実はここ、野菜の鮮度を維持するための低温貯蔵室なのです。お客さん自らが立ち入って、野菜が最も気持ちいいと感じる温度を体感できるのです。ベストな品質に保たれ生き生きとした野菜は、実際に手にとって吟味して、そのまま買うことができます。
■本当においしい野菜との出逢いが待っている
店頭に並べられる野菜の多くが、契約農家仕入れのもの。なかには、一風変わった珍しい野菜も多く並んでいます。取材時には、春から初夏にかけて旬であるカブと、まさにこれからが旬のカボチャがプッシュされていました。しかし、ただのカブとカボチャではありません!
試食品が多いのも、このお店ならでは。「珍しい野菜が多く、食べ方を知ってもらいたいから」と上田さん。例えば、かぼっコリーは浅漬けにして出されていました。
みつトマトは、これもその名の通り、みつのようにジューシーな甘さが口いっぱいに広がるトマト。トマトはこれ以外にも多くの品種があるため、「トマトバイキング」というコーナーが設けられていました。(※「トマトバイキング」はシーズンによって実施しない場合があります。)
■野菜を使ったユニークなデリが充実
おいしい野菜が食べたいけれど「料理をする時間がない」「食材を余らせたくない」という人は少なくないはず。そんな人のために、お店にはデリコーナーも併設されています。
「選べるサラダ」というコーナーでは、ベースのサラダに、チキンや山菜などのトッピング、さらにドレッシングを選び、自分好みのサラダを作ってくれます。
一方、お総菜のコーナーにもひと工夫が加えられています。例えば、「ブロッコリーパテのカツレツ」。カツレツですが、具の種をブロッコリー入りのパテにすることで、あくまで野菜が料理の中心となるように作られています。
デリは単品はもちろん、メインデリ1種とサイドデリ1種、そしてサラダデリ1種を選び、パンかライス、またはルイボスティーと組み合わせて楽しむこともできます。この「選べるデリ」は一式で980円。
デリのほかにも気になったのが、「Kit Oisix 簡単調理キット」。キットの中に食材とレシピカードが入っていて、20分あれば主菜と副菜ができてしまうというすぐれもの! 「時間はあまりないけれど、何か手作りして食べたい」「晩ご飯のメニューが思いつかない」。そんな時にとても重宝しそうです。
野菜を見て、知って、食べて。五感のすべてが刺激され、いつの間にか「野菜に夢中」になる。「Oisix CRAZY for VEGGY」は、まさに「体感するスーパー」でした。これから夏にかけては、「高原レタス」や、とろけるような食感のなす「トロナス」が旬とのこと。季節が変わるたびに、また新しい魅力にハマりそうです。
- 店舗情報Oisix CRAZY for VEGGY アトレ吉祥寺店
住所:東京都武蔵野市吉祥寺南町1-1-24 アトレ吉祥寺 1番街(東館)地下1階
営業時間:10:00〜21:00(アトレ吉祥寺に準じる)
https://www.oisix.com/ - 次回予告次回は、東京都「福島屋」をご紹介します!
※記事中の情報・価格は取材当時のものです。