at home VOXが地域密着型のご当地スーパーを訪ね、そのユニークな魅力をお伝えする「それいけ!ご当地スーパー探検隊」。今回は、愛知県名古屋市にある「ヤマナカ 覚王山フランテ」を訪れました。
■名古屋セレブが集まる街・覚王山

今回訪れた街・覚王山は、名古屋駅から地下鉄で約15分。歴史的な寺社仏閣とおしゃれなお店が混在し、繁華街からほどよい距離を置いた落ち着いた雰囲気のエリアです。
今回取材した「ヤマナカ 覚王山フランテ」の店長・斎木さんによると、
斎木さん「覚王山はここ数年で注目を集めている街です。生活水準が比較的高い、いわゆる『セレブ』なお客さんがよくいらっしゃいます」
名古屋のセレブが通うスーパー、一体どんなお店なのでしょう?
■「有機」「天然」「国産」にこだわった品揃え
斎木さん「うちのモットーは、『有機』『天然』『国産』です。野菜はできるだけ有機。魚介類は天然ものが中心で、冷凍品は置きません。その他も、基本的には国産や地産地消のものがメインです。だから、いいものが入らなかったら、『今日は売りません!』っていう日も多いんですよ」
客層に合わせた、思い切った品揃えはこのお店ならでは。
果物コーナーに並ぶ旬のメロンやマンゴーは、食べずともおいしさが想像できそうな瑞々しさ。
ワインセラーには下は2,000円から、数万円クラスのものまで。見ているうちに、「たまには奮発してもいいか」という気分になってしまいます。
■有機調味料、ミネラルウォーターなど健康志向の品々も
ここフランテにあるのは高級品ばかりではありません。手が届く範囲でも、良質なものが盛りだくさんです。たとえば、調味料。
調味料は、有機原料のものが人気だそう。棚一面がミネラルウォーター&炭酸水というコーナーもあり、ワインさながらのラインナップは圧巻です。
■チラシのウリは「安さ」ではなく「いいもの」
普通のスーパーのチラシといえば「お魚何割引!」「果物まとめてたたき売り!」など、安さやおトク感を打ち出すイメージですが、フランテは違います。今何がおいしいのか、どこから仕入れたのか、どう調理すればいいのか。食品の「いいところ」を余すところなく教えてくれるから、お客さんはお店に足を運んで、自分の目で見たくなるのでしょうね。

斎木さん「店名の『フランテ』とは、『いつでも新しい、新鮮なものでお出迎えしますよ』という意味の造語なんです。バイヤーが早朝に京都まで行って、料亭の弁当を仕入れて売るなんてこともあるんですよ」
日曜の朝には時折、料亭弁当セールのような、魅力的な企画も。かのリーマンショック(09年)の直後にあっても、このお店は赤字知らずだったと斎木さんはいいます。それを支えたのは、きっと「掛け値なしにいいものを届けたい」という、高いおもてなしの精神だったのでしょう。
名古屋に立ち寄ったときは、ここ「ヤマナカ 覚王山フランテ」を訪れてはいかがでしょうか? セレブも虜にする、その魅力を感じてみてください。
- 店舗情報ヤマナカ 覚王山フランテ店
住所:名古屋市千種区丘上町1-39
営業時間:月〜土 10:00〜23:00、日 9:30〜23:00
http://www.super-yamanaka.co.jp - 次回予告次回は、東京都「オイシックス」をご紹介します!
※記事中の情報・価格は取材当時のものです。