暮らしのコト

それいけ!ご当地スーパー探検隊

築地市場が御徒町に? 品数も活気も桁外れの魚介売り場に潜入!

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地域密着型のご当地スーパーには唯一無二の個性があり、その地域の人にとっては当たり前でも、他の地域の人から見ればユニーク・新鮮なところがたくさん! at home VOXでは、そんな魅力あふれるご当地スーパーをレポートしていきます。

東京・御徒町駅。目と鼻の先には、上野駅から山手線を沿うようにアメ横が延び、買い物客で賑わいます。そんな御徒町駅前で長年営業を続けているのが、老舗スーパーの吉池。昭和の風情を色濃く残した建物は駅前のシンボルとして愛されてきましたが、創業93周年を迎えた今年4月、リニューアルを迎えました。

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近代的なビルに生まれ変わった吉池は、リニューアル前の佇まいとギャップ大。いったい店内はどうなっているのか……。いざ、潜入です!

■種類も安さも市場並み!まさに「魚介類の宝石箱やぁ〜!」

まずは1階の鮮魚売場へ。まるで築地市場がそのまま店内に移ってきたかのようなスケールです。新鮮な魚介類が豊富とあって、創業以来、プロの料理人たちも足繁く通っています。まだ夕方前だというのにもの凄い活気で、真っ直ぐ歩けません。と、通してください……。

お客さんも目が肥えていそう。店員さんもせわしなく魚を捌いています。

お客さんも目が肥えていそう。店員さんもせわしなく魚を捌いています。

プリップリの岩牡蠣がなんと180円(取材時)!

プリップリの岩牡蠣がなんと180円(取材時)!

産地直送なのでどれもリーズナブル。岩手県の大船渡、北海道の根室、新潟の佐渡などなど、1つの魚介類でもさまざまな産地のものが集まっています。

うず高く積まれたウニに圧倒された。箸でゴソッとすくって食べたい。

うず高く積まれたウニに圧倒された。箸でゴソッとすくって食べたい。

水槽には生きたままのズワイガニやドジョウたちが。

水槽には生きたままのズワイガニやドジョウたちが。

所狭しと並ぶお造り。お一人用から1万円近いセットまで、ボリュームもさまざまです。

所狭しと並ぶお造り。お一人用から1万円近いセットまで、ボリュームもさまざまです。

ピチピチの魚介類が並ぶ山ほど並ぶパラダイス。まるで市場にやってきたようで、購買欲がいやおうなくかき立てられます。ああ、迷う……。

「リニューアルしたばかりで、満足に品が揃いきっていなくて。まだまだこんなものじゃないですよ」

そう語るのは、食品部長を務める髙橋さん。取材時でも十分インパクトがありましたが、本気を出した品揃えっていったい……?

■見慣れない珍品に、ズラリと並ぶお酒。さらに最上階には……

1階を降りて地下1階へ。ここには、野菜や精肉、お総菜まで、鮮魚以外の食料品が手広く並んでいます。1階の鮮魚売場と同じく、どれ1つ取ってもバリエーションが豊か。思わず目移りしてしまいます。

トマトが盛りだくさん。地中海トマトなど、見慣れないものも。

トマトが盛りだくさん。地中海トマトなど、見慣れないものも。

味噌が棚たっぷりに。いったい何種類あるのでしょうか……?

味噌が棚たっぷりに。いったい何種類あるのでしょうか……?

またまた魚介類を発見。地下1階には、北海道直送の鮭、干物など、冷凍品や加工品が中心に並んでいます。

北海道産サーモン。大物はなんと5万円以上値が付くものも。

北海道産サーモン。大物はなんと5万円以上値が付くものも。

干鮭が吊されています。鋭い目つきに尖った口にびっくり!

干鮭が吊されています。鋭い目つきに尖った口にびっくり!

さらに下って、地下2階へ。ここはお酒や生活用品のコーナー。ズラリと並ぶお酒は、日本酒だけでもゆうに300種類を超えています。

棚いっぱいに酒瓶がぎっしり。オリジナルブランドのビールもありました。

棚いっぱいに酒瓶がぎっしり。オリジナルブランドのビールもありました。

酒樽や酒屋さんの前掛けまで売られています。

酒樽や酒屋さんの前掛けまで売られています。

なんでも、創業者一族が新潟にルーツを持っているため、お米にまつわるものも強いといいます。 日本酒も全ラインアップの3割ほどが新潟のものだそう。

そして舞台は最上階へ。実はここ、吉池直営の食堂。和食店と寿司店のほか、気軽に飲めるバルと複数のお店があり、好きなお店のメニューを自由にオーダーできます。

なんといってもうれしいのが、その日届いた魚介類がそのまま味わえるところです。一流の職人たちの手によって供される料理の数々。鮮魚売場を見たあとだけに、とにかく食欲がそそられます。

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壁一面に並んだお酒の数々。圧巻です。

壁一面に並んだお酒の数々。圧巻です。

窓からのぞくのは、東京スカイツリー。

窓からのぞくのは、東京スカイツリー。

アメ横が近くにあるからか、激安品目当ての買い物客が多い御徒町界隈。一方で、高くても質がいいものを手に入れるために、アメ横をスルーして吉池に行く人も多いといいます。安さでものを選ぶのもいいけれど、その場で実物を吟味する楽しさもスーパーの醍醐味ですよね。今しか食べられない旬の魚、地酒など、市場さながらに品物が揃った吉池には、いつでもそんなワクワク感が待っています。

  • 店舗情報吉池本店 ファミリーデパート吉池
    住所:東京都台東区上野3-27
    営業時間:9:30〜20:00
    http://www.yoshiike-group.co.jp/
  • 次回予告次回は、北海道函館市「スーパーアークス 港町店」をご紹介します!

※記事中の情報・価格は2014年6月2日現在のものです。

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