腕利きDIYクリエイターたちが、バラエティ豊かなDIYアイテムを毎週お届けする、この連載。
今月は、冬をイメージしたアイテムをご紹介していきます。
fogliaさんが紹介してくれたのは、冬の夜空をイメージした「ビッグスターオーナメント」。 複雑そうに見えますが、厚紙と布地があれば簡単にできるそうです。

fogliaさん「存在感のあるモチーフなので、天井に吊り下げたり、壁に飾ったりすれば、お部屋の雰囲気がガラリと変わりますよ」
■用意するもの 【材料】
厚紙(38cm×38cm)…2枚
フリース グレー(38cm×38cm)…2枚
麻紐 約25cm
【道具】
鉛筆
定規
カッター
カッティングマット
裁ちばさみ
はさみ
木工用接着剤
ダンボールの切れ端(木工接着剤をのばすときに使用)
グルーガン
ニードル
fogliaさん「今回は画材店で大きな厚紙を買いました。もっと小さいサイズの厚紙を使って、オーナメントを作ってもかわいいですよ」
■ビッグスターオーナメントの主な作業工程
1.厚紙に印をつける
2.カッターで切り込みを入れる
3.印に沿って折り目をつける
4.フリースを貼り、2で切り込みを入れた部分のフリースをカットする
5.星の鋭角部分を作り、できあがった2つのモチーフを組み合わせる
6.オーナメントに麻紐を通す
それでは、fogliaさんのナビゲートのもと、作業スタートです!
1.厚紙に印をつける

fogliaさん「最初に4つの角から対角線上に線を引きます。その後、厚紙の中央から垂直に4本線を引き、その線のちょうど真ん中の部分(9.5cm部分)に印をつけて、角と結びましょう。すると、写真のように線を引くことができます。同じようにして、厚紙2枚の両面に線を引いてください」
2.カッターで切り込みを入れる

fogliaさん「写真の赤線部分にカッターで切り込みを入れます。厚紙2枚とも切り込みを入れてください」
3. 鉛筆で引いた線に折り目をつける
fogliaさん「残りの線にカッターで薄く傷をつけます。下まで切れてしまわないように注意してくださいね。傷をつけた面が上になるようにして、線に合わせて折っていきます」

fogliaさん「すべての線に折り跡をつけたら、一度写真のように広げます」
4.フリースを貼り、2で切り込みを入れた部分のフリースをカットする
fogliaさん「3で傷をつけた面に木工用接着剤を塗り、段ボールで均一に伸ばします。そこにフリースを貼り、手で押さえて接着させていきます」

fogliaさん「2で切り込みを入れた部分を裁ちバサミで切っていきます。厚紙からはみ出たフリースも切り落としてくださいね」
5.星の鋭角部分を作り、できあがった2つのモチーフを組み合わせる
fogliaさん「折り目に沿って鋭角部分を折り曲げ、グルーガンを使って接着剤で貼りつけます。すべての鋭角を接着すると、上のようなモチーフが2つできあがりますよ」

fogliaさん「2つのモチーフを重ねて、上下が接触する部分にグルーガンで接着剤を塗って固定します」
6.オーナメントに麻紐を通す
fogliaさん「最後にオーナメントに麻紐を通しましょう。カッティングマットの上にモチーフを置き、鋭角部分にニードルで穴をあけます。麻紐を押し込むようにして通し、根元で一度固結びをします」

fogliaさん「先ほどの結び目から少し離れた部分にもうひとつ結び目を作ります。余分な麻紐を切ったら、吊り下げるための輪ができあがり。これで、ビッグスターオーナメントの完成です!」

fogliaさん「天井から吊るすほかに、額縁やリースと一緒に壁に飾るのもおすすめ。サイズや色違いでいくつか作って、組み合わせてもかわいいですよ」
今回は冬空をイメージして寒色のフリースで作ってもらいましたが、使う素材をコットンや柄物にすれば、季節を問わず使えそうですね。みなさんも好みの素材で作って、お部屋のアクセントにしてみてください。
作品考案・制作・解説:foglia fogliaです。フォーリアと読みます♪ イタリア語で「葉っぱ」という意味です。 ナチュラルインテリアが好きで、ハンドメイド生活をしています。 大掛かりなことはできないし、不器用だからガタガタでイビツなものもあるけど、 ハンドメイドは楽しい。ごくごく普通のおうちだし、全然おしゃれじゃないけれど、 それでもちょっと手を加えれば、少しは可愛くなったりする。 そんな楽しさを皆様にお届けいたします。 ブログ:http://ameblo.jp/12noru4/