腕利きDIYクリエイターたちが、バラエティ豊かなDIYアイテムを毎週お届けする、この連載。
今回のテーマは、「ダイニングまわりのお役立ちアイテム」です。バナナの黒ずみや痛みを防げると人気の「バナナスタンド」の作り方をスプンクさんに紹介してもらいました。

スプンクさん「ホームセンターで見つけた水道用フレキパイプを使って、『バナナスタンド』を作ってみました。フランジは真ん中に穴があいているので、今回のパイプのように何かを立てたいときに便利ですよ」
■用意するもの
水道用フレキパイプ…40cm
フランジ
塩ビ管継手
ラミン丸棒(太さは10パイを使用)…約12cm
番線…約50cm
デザインキャップ
ロゴ入り紙袋
万能プライマー(ミッチャクロンを使用)
ペンキ(ターナーミルクペイント ヘンプベージュを使用)
スプンクさん「ロゴ入り紙袋は、ロゴの部分を切り抜いてフランジを覆うのに使います。私は紙袋を使いましたが、紙袋にかぎらず包装紙や布などを使ってもいいですよ」
■バナナスタンドの主な作業工程
1.水道用フレキパイプに万能プライマーを吹き付ける
2.フランジにロゴを取り付け、塩ビ管継手を挿し込む
3.ラミン丸棒に番線を差し込み、水道用フレキパイプに通す
4.3を2のフランジに挿し込む
5.番線の先端と水道用フレキパイプを曲げる
6.水道用フレキパイプにペンキを塗る
7.番線の先端をデザインキャップでガードする
それでは、スプンクさんのナビゲートのもと、作業スタートです!
1.水道用フレキパイプに万能プライマーを吹き付ける

スプンクさん「万能プライマーを吹き付けたあとは、20分ほどおいて乾かします」
2.フランジにロゴを取り付け、塩ビ管継手を挿し込む

スプンクさん「ロゴをフランジの形に合わせてカットします」


スプンクさん「ロゴの真ん中に穴をあけてフランジに挿し、塩ビ管継手を挿し込みます」
3.ラミン丸棒に番線を挿し込み、水道用フレキパイプに通す

スプンクさん「ラミン丸棒に番線を挿し込むための穴(直径約3.2mm)を、電動ドリルドライバーなどであけます」


スプンクさん「写真のように番線を挿し込み、水道用フレキパイプに通しましょう」
4.3を2のフランジに挿し込む

スプンクさん「今回は丸棒が少し細く、塩ビ管継手に入れたときにゆるかったので、養生テープを巻いて太さを調整しました。もしサイズがぴったり合わない場合は、こうしてサイズ調整してみてくださいね」
5.番線の先端と水道用フレキパイプを曲げる

スプンクさん「番線の先端はバナナをかけられるように曲げます。水道用フレキパイプを曲げる角度は、バナナを下げるときのバランスを考えつつ調整しましょう」
6.水道用フレキパイプにペンキを塗る

スプンクさん「好みの塗料で水道用フレキパイプをペイントします。男前インテリアが好みの方は、そのまま使ってもいいですよ」
7.番線の先端をデザインキャップでガードする

スプンクさん「番線の先端は危ないので、デザインキャップをかぶせてください。ゆるいときは接着剤で接着しましょう」

パイプを使ったユニークなバナナスタンドが完成しました! 写真のようにキャンドルをぶら下げて、キャンドルスタンドとしても使うことも可能です。朝は食卓に置いてバナナスタンドとして、夜は寝室に置いてキャンドルスタンドとして、日常のさまざまなシーンで活用してみてください。
作品考案・制作・解説:スプンク
スプンクです。インテリアやガーデングッズなどが得意です。 好きな素材は、木のモノ、紙のモノ、拾ってきたモノ、異素材を組み合わせたモノなど。 素材を本来とは違う用途で使う方法を考えるのも好き。 その辺に転がっているような何でもないようなモノを組み合わせて、何とかかわいいモノが作れないか?と実験しています。『プチプラ10分DIY』(エイ出版社)監修。 HP:http://erisuke.wix.com/spnk