野村不動産アーバンネット(株)は7日、2016年7月1日時点の首都圏「住宅地価格」「中古マンション価格」動向の調査結果を公表した。四半期ごとに実施している定点調査で、調査地点は住宅地が158地点、中古マンションが239地点。
首都圏エリアの四半期(4〜6月)平均変動率は、住宅地価格は0.3%(前回0.4%)、中古マンション価格は0.3%(同0.3%)。エリアごとの平均変動率は共に全エリアでプラスとなった。
住宅地価格は、四半期比較で「値上がり」を示した地域が17.1%(同20.3%)、「横ばい」が81.6%(同78.4%)、「値下がり」は1.3%(同1.3%)と「値上がり」が減少。一方、中古マンション価格は、「値上がり」が22.9%(同20.6%)、「横ばい」72.0%(同76.0%)、「値下がり」5.1%(同3.4%)となった。
年間ベース(15年7月〜16年7月)の価格変動率は、首都圏エリア平均で住宅地価格が1.6%(同1.8%)、中古マンション価格が、1.8%(同2.4%)となった。
住宅地価格は「値上がり」が44.9%(同48.4%)、「横ばい」が48.7%(同45.1%)、「値下がり」が6.3%(同6.5%)で、わずかだが「値上がり」が減り、「横ばい」が増加している。中古マンション価格については、「値上がり」が46.6%(同52.8%)、「横ばい」が44.5%(同36.5%)、「値下がり」が8.9%(10.7%)。