
大人の女性向けの服飾雑貨等を扱う店舗を集積したゾーン「CRYSTAL RONDO(クリスタルロンド)」

「このリニューアルが川崎駅東口の商業の活性化に寄与し、さらには川崎全体の活性化につながる呼び水となるよう今後の店舗、施設運用に取り組んでいきたい」と挨拶する木場田社長
川崎アゼリア(株)は、JR「川崎」駅東口地下ショッピングモール「川崎アゼリア」をリニューアル、16日グランドオープンした。
リニューアルオープンのコンセプトは「人生の豊かな時間を共有するライフシェアモール」。乗降客数53万人の川崎駅の東玄関口であるということ、アゼリアの通行客数が1日29万人であること、東口には“大人層”が多く成熟したマーケットが広がっていることなどから「ちょっといい感じの日常の買い場」づくりを目指した。
すでに昨年7月、第1期リニューアルにより食物販ゾーン「DELICHIKA」をオープン。第2期はレストランゾーン「GOURMESSE(グルメッセ)」とライフスタイルゾーン「LIFEGRAND(ライフグラン)」をオープンし、全163店舗の商業施設となる。
「GOURMESSE」は、女性の“おひとり様ごはん”や子連れ、会社帰りやクライアントの会食場所などさまざまな利用シーンによって選べる飲食店37店舗が入店。「LIFEGRAND」は、大人の女性やビジネスマンをターゲットとし、それぞれを対象とした服飾雑貨等の店舗を集積したエリアも設けた。その他、趣味や文化系の店舗など57店舗が入店する。
また、リーフシャンデリアを設けた広場や、グリーンカラーを基調にした広場など休憩できる場所を多く配置。広場では、テナントの店長などが講師を務める講座やコンサートなどのイベントを定期的に開催する。
15日会見した同社代表取締役の木場田 文夫氏は「今年10月で当施設は30周年を迎えるが、開業時と比べ商業環境は大きく変化した。その変化に対応すべく、店舗構成を見直すとともに、買い物を目的とした場だけでなく、市民の交流の場としても利用してもらえるような空間作りを行なった。このリニューアルが、川崎駅東口の商業の活性化に寄与し、さらには川崎全体の活性化につながる呼び水となるよう、店舗、施設運営に取り組んでいきたい」と挨拶した。
なお、2016年度は約165億円の売上を見込む。