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戸建注文住宅購入者、建築費の高騰が影響し住宅取得費が上昇/住団連調査

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(一社)住宅生産団体連合会は20日、「2014年度戸建注文住宅の顧客実態調査」の結果を公表した。三大都市圏および地方主要都市(札幌、仙台、広島、福岡、静岡)で実施し、有効回答数は4,345件。

世帯主の平均年齢は42歳(前年度比0.3歳低下)。年代別では、30歳代が40.5%(同0.7ポイント減)で最多に。昨年度減少に転じた60歳代は、9.6%(同0.8ポイント減)とさらに減少し1割を割り込んだ。平均の世帯年収は851万円(同8万円増)であった。

建築費は全体平均で3,310万円(同66万円増)と増加し、土地代を合わせたトータルの住宅取得費合計も4,554万円(同186万円増)と上昇。住宅取得費と借入金の年収倍率については、住宅取得費の年収倍率は6.1倍(同0.2ポイント増)、借入金の年収倍率は4.2倍(同0.3ポイント増)といずれも増加しており、世帯年収は増えてものの、建築費の高騰による住宅取得費の増加に、借り入れ金を増やすことで対処している状況が読み取れるとしている。

住宅ローンの金利タイプについては、変動金利が59.7%(同1.3ポイント減)で最も高い割合を占めたが、昨年度からは若干減少。一方、ここ数年低下傾向を示していた「全期間固定金利」が17.8%(同0.7ポイント上昇)と若干ではあるものの、増加に転じた。

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