(株)リクルート住まいカンパニーは5日、2014年12月度の「『住まいの買いどき感』調査」の結果を発表した。同調査は、住宅購入や住み替え意向の有無にかかわらず、7大都市圏在住の一般生活者(20歳以上、70歳未満の男女)を対象に、今が「買いどき(購入や、建築・リフォームのタイミング)」と感じているかどうかの実態調査を3ヵ月に1度実施しているもの。
「住宅の買いどき感」は、前回調査(14年9月度)よりも1ポイント減の15.4%となった。年代別では、40歳代が1.1ポイント減、50・60歳代が1.4ポイント減。都市別では、首都圏が1.1ポイント減、関西が1.3ポイント減、札幌市が1.4ポイント減となった。
その一方で、住み替え検討者の買いどき感は、すべての住宅タイプにおいて上昇傾向がみられ、前回調査よりも1.3ポイント増であった。
「買いどき」と回答した人の中で、過去3ヵ月で住み替えやリフォームの検討行動を行なった人は45.6%(前回調査比2.9ポイント増)。年代別では、40歳代が4.9ポイント増と高く、都市別では、広島市、福岡市が5.4ポイント増と上昇した。
「買いどきと感じる理由」についての回答は、「消費税率の引き上げが2017年に予定されているから」が27.2%と最も多く、次いで「住宅価格が上昇しそうだから」(17.8%)、「物価が上昇しそうだから」(17.2%)と続いた結果となった。