SBIモーゲージ(株)と(株)オールアバウトは29日、共同で実施した住宅ローンの借り換えに関するインターネット調査結果を発表した。1都3県在住で2001〜12年以内にローンを組んで住宅を購入した30〜50歳代の男女671名が対象。
「住宅ローンの借り換え経験の有無」については、半数以上が「ローンの借り換え未経験者」。過去に一度も検討したことがない490人のうち、44.3%が「今後も借り換えはしない」と、借り換えに消極的だった。
借り換え経験者に、住宅ローンを組んでから1回目の借り換えまでの期間を聞いたところ、01〜04年に購入した人では、半数以上が「5年以上」と回答。そのほかでも5年以上経ってから行なうという人が多いことが明らかとなった。借り換えの理由は「借り換える前の適用金利が、借り換えることで下がったから」が61.9%とトップ。
また、借り換え経験者と未経験者では、家計周りで普段行なってることについて「市場金利の動向を気にしている」で回答ポイント差13(経験者が多い)、「金融機関などでこまめに相談している」(回答ポイント差10)など、金融周りの情報について借り換え経験者のほうがアンテナを高くしているようすがわかった。
一方、史上最低金利を更新中の「フラット35」の認知度については、01〜08年までの購入者は「知っている」がわずか2割。「フラット35」自体を知らない人も1割程度いることが判明した。