東京・品川の環境共生をテーマにした大規模複合ビル、28日にオープン/NTT都市開発他

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「品川シーズンテラス」外観

「品川シーズンテラス」外観

東京都の敷地と合わせ、約3.5haを有する緑地

東京都の敷地と合わせ、約3.5haを有する緑地

1フロア約1,500坪のオフィス空間

1フロア約1,500坪のオフィス空間

 NTT都市開発(株)は25日、大成建設(株)、ヒューリック(株)、東京都市開発(株)とともに開発を進めてきた大型複合ビル「品川シーズンテラス」の28日グランドオープンに先立ち、プレス内覧会を開催した。

 1931年の稼働以来、東京都が管理する「芝浦水再生センター」のリニューアルと、その上部空間を有効活用した大規模開発プロジェクト。
 JR・私鉄各線「品川」駅徒歩6分に立地。敷地面積4万9,547.86平方メートル、延床面積20万6,025.07平方メートル。鉄骨造・一部鉄筋コンクリート造地上32階地下1階建て。
 
 光・風・水・緑という自然と、人の営みをリンクした環境共生がテーマ。3.5haの緑地を備え、多種多様な樹木や水辺を感じられる湿生花園など豊かなランドスケープを創出し、ビジネス拠点に潤いを与えると共にイベントなどを開催することで、地域コミュニティも創出する。

 1〜3階は飲食を中心に物販・サービス・クリニックなど新業態・東京初出店など21店舗が入居する商業ゾーン。3階には、講演会・展示会・ワークショップなどのイベントに対応するカンファレンスやホールも備えた。
  5〜31階のオフィスフロアは、1フロア1,500坪、天井高2,900mmの整形大空間を実現、自然エネルギーを効率よく活用する省エネルギーシステムやLED照明、高性能Low-E複層ガラスなど省エネルギー設備を採用した。なお、現在までのリーシング状況は約50%。

 建物は免震構造を採用するほか、72時間運転可能な非常用発電機や貯水槽を設置。また、オプションにより、テナント専有部へ非常用発電機から電力供給を可能とするなどBCP対策を強化した。そのほか、災害時には、コミュニティホール等を一時滞在スペースとして、帰宅困難者を受け入れるなど、地域に貢献する。

 同社プロジェクト推進部課長の田口一孝氏は「品川はリニア新幹線の始発駅や、品川、田町間の新駅の設置など、今後も発展するエリア。その第1弾として、同ビルがランドマークとなるよう頑張っていきたい」と述べた。

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