街のコト

高層ビルが 建設ラッシュ!/ワルシャワ(ポーランド)

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(ライター:カスプシュイック綾香)

中欧に位置するポーランドは、人口約3800万人の単一民族国家。1989年の共産主義崩壊後、25年以上も景気後退を見せておらず、著しい発展を遂げてきた。国全体で駅や道路の改装、オフィスビルや商業施設の建設がどんどん進み、また、ポーランドでビジネスチャンスをつかもうとする外国人も増えてきている。

首都ワルシャワでは、モダンな建築物が並び都会的な雰囲気が漂う。その一方で、世界遺産に登録された旧市街も併せ持つが、実はほとんどの建物が新しい。というのもワルシャワは第二次世界大戦で街の80%が破壊されたため、築数百年以上かに見える旧市街の建物は戦後、市民たちによって忠実に復元されたものなのだ。

18世紀ごろの街並みを再現したワルシャワ旧市街。戦前の写真やスケッチをもとにヒビ1本に至るまで再現

このようにポーランドは歴史的建造物を大切にしながらも、中心地では都市開発を進めてきた。今では150〜200mの高層ビルも珍しくなく、地価もここ数年で2倍以上に膨れ上がっている。高層階に憧れる人々は増え、それらの建物の多くはオフィスを兼ねた商業施設であったり、ホテルやアパートメントだ。オフィスビルの1㎡当たりの売買平均価格は、ワルシャワ中心部で37万円程度。中には130万円を超す高額物件もあるが、大抵の場合、投資家や外資系オフィスがオーナーだ。

中央の建物はワルシャワの最高級アパート「黄金通り44番タワー」。ワルシャワでは現在、高さ80mを超える12の高層ビルが建設中

そんな中、完成すればEU加盟国の中でも随一の高さを誇るという「ヴァルソ・プレイス」が現在最も話題を呼んでいる。高さ310m、完成は2020年の予定だ。活発な建設ラッシュと右肩上がりの経済成長のおかげで、もはやワルシャワはヨーロッパ有数の大都会になりつつあるといっても過言ではないだろう。

カスプシュイック綾香(かすぷしゅいっく・あやか)
2013年、国際結婚で南ポーランドに移住。第二都市クラクフでガイドをし、またライターとしてさまざまなメディアでポーランドの魅力を伝えている。ブログ「ポーランドなび」 http://witam-pl.com/

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