街のコト

流行りの「アニメツーリズム」、次に来るのは人気青春コミック『orange』の舞台、松本市!?

この「記事」が気に入ったらみんなにシェアしよう!

みんなにシェアしよう!

(OVO オーヴォより)

「好きな映画やドラマのロケ地を訪れてみたい」、そんなファン心理を理解するのはたやすい。最近では、漫画やアニメのファンが、作品の舞台となった土地などを訪れる旅行(聖地巡礼)が「アニメツーリズム」と呼ばれ、地方自治体も「町おこし」に活用しており、成功事例も多々見られる。

たとえばアニメ映画『サマーウォーズ』の舞台となった長野県の上田市が大いに注目を浴びたが、同じく長野県の松本市が、今注目されている。
松本市は、『月刊アクション』で連載中の青春SFラブストーリー『orange』の舞台だ。『orange』は幅広い世代から支持を受けており、1〜4巻の累計発行部数が160万部を突破した人気作品だが、著者の高野苺さんが松本市在住で、松本の街がリアリティをもって描かれていることも、この漫画の大きな魅力となっている。

松本市は、日本アルプスや美ヶ原高原など日本を代表する山々に囲まれ、周辺一帯には大小の温泉郷があり、国宝・松本城を中心とした城下町。物語は、そんな魅力いっぱいの風景で彩られている。
熱心なファンは現地を訪れ、高校生のヒロイン・菜穂たちと同じポーズで写真撮影し、SNSで拡散する楽しみ方を知っている。2015年12月には実写映画化も決定しているので、ますます現地を訪れるファンが増えるだろう。松本市は、まさに今“キテる”聖地なのだ。

そんなファンに『orange』の世界をより楽しんでもらおうと、松本観光コンベンション協会では『orange』の発行元である双葉社の協力のもとに散策マップ“『orange』松本 Location Map”を作成、6月2日より配布をスタートした。

ロケーションマップには、コミックス4巻の表紙にもなっている「松本城」はもちろんのこと、菜穂たちが買い物をする「松本パルコ」、テスト勉強をする「松本市中央図書館」、菜穂が翔(かける)からプレゼントをもらった思い出の「城山(じょうやま)公園」、夏祭りの帰りに訪れた「あがたの森公園」、10年後の大人になった菜穂たちが訪れる「弘法山」など、初めて松本に訪れる人も楽しめる観光地が数多く登場している。

ロケーションマップがもらえるのは、松本市観光情報センター、松本市観光案内所。順次、市内のホテルや旅館、書店へ配布予定。現地を訪れて『orange』の世界を体感すれば、また新たな魅力が発見できそうだ。

高野苺『orange』特設サイト
http://www.futabasha.co.jp/introduction/orange/pc/
【青春×SFコミック】orange NAVERまとめサイト
http://matome.naver.jp/odai/2142331688916359001
一般社団法人 松本観光コンベンション協会
http://www.matsumoto-tca.or.jp/

この「記事」が気に入ったら
みんなにシェアしよう!

MATOME