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恵比寿ガーデンプレイスでビール祭り 歴史に触れ試飲もできるヱビス記念館

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(OVO オーヴォより)

サッポロビールは、今年も「恵比寿麦酒祭り」を9月16日から19日まで、恵比寿ガーデンプレイスで開催。オープンテラスのシャトー広場に設けられたビアホールで、街飲み、外飲みを意識して造られた「青空のエール」の限定販売など、同社の各種ビールと食事を楽しむことができる。食事の前に、ヱビスビールの誕生から現在までを分かりやすく展示した「ヱビスビール記念館」の見学も、ビールをよりおいしく味わうためのアペリティフ代わりとしてお勧めだ。

「青空のエール」は、ビールファン約1500人の意見を参考に開発。「開放的な非日常感を味わう」をコンセプトに、青空の下で仲間と飲むのにふさわしい、華やかな香りと爽快な味わいが特徴。ほかにも今年の秋、冬商戦に投入される種類も楽しめる。ビアホールで供される定番の料理のほか、フードコートでは、イタリア料理やキッシュ、たこ焼きなど都内の名店から選りすぐりのビールのお供にぴったりの素材が取りそろえられた。ビールと食事と楽団の演奏と、休日をゆったりとすごすには最適の空間となっている。

期間限定のビアフェスと別に、記念館は1年中、楽しむことができる。館内にはヱビスビール誕生から現在までの歴史が、写真や当時の品々ともに時系列で展示されている。入場無料だが、500円の有料ツアーでは、ブランドコミュニケーターと呼ばれるガイドがエピソードをふんだんに込めながら案内してくれる。1890年(明治23年)の発売当時、1本のビールは約20銭で、現在の貨幣価値で約3000円。掛けそば10杯分と同じだった。明治、大正のころ、ヱビスビールは1カ月以上の船旅を経ながら欧州や米国のコンクールで優勝するなど世界的な評価を得た。当時の輸出用の木箱には優勝したコンクールの紋が刻印されている。

恵比寿にあるからヱビスビールと思いがちだが、実際は逆で、ヱビスの工場が先に存在し、その商品名が地名や鉄道の駅名になった希有の例という説明には、参加者も思わず「ほー」。第二次世界大戦中は配給制になりビールは「麦酒」で統一され、出征を祝う種類なども製造された。ヱビスが人気ブランドになったのは、グルメ漫画「美味しんぼ」で取り上げられたことがきっかけだった。こうした歴史を踏まえた上で、最後はヱビスの試飲。ガイドがおいしいつぎ方の手本を示し、参加者の「カンパーイ」で終了となる。ツアーに参加しなくても、ラウンジでビールを楽しむことができる。休日や仕事帰りに、ちょっとしたトリビアの世界に身を浸しビールを味わうのも、楽しい時間の過ごし方だ。

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