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見た目はただの「価値のない板」  スマホ近づけると……

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(OVO オーヴォより)

見かけはただの無価値な板なのに、実は仕事のできるヤツ。その名は「ソトブック」。シンクスマイル(東京)が開発した95%樹脂素材製の板で、スマホを近づけたり触れたりすると特殊音波通信し、デジタル情報がスマホ画面に表示される世界初の“情報を発信する板”だ。看板にするもよし、ポスターを貼るもよし、基幹部分(12cm×12cm)を残せば切ってポップなどに加工することもできる。屋外で使うことが前提だから、防犯・いたずら対策などの観点から、見た目は完全に安価な塩ビのプラ板といった無価値感を追求。この価値のなさの表現に多大な時間と試行錯誤を費やして開発したのだそうだ。

スマホ画面のアイコンをタップして情報を開くのと同じ要領で、看板やポスターなどの街中の“アイコン”に扮したソトブックにスマホをかざすだけで情報を得ることができる。スマホ自体が、街中の“板”をタップする指の役割になるわけだ。例えば、ポスターにスマホを近づけるだけで懸賞に応募できたり、お店の窓にスマホを近づけると店の情報が入ったり、完売商品のポップにスマホを近づけ入荷情報を受け取ったり、看板から直接、店舗までの地図を見たりクーポンを取得したり。街そのものがスマホ画面になる日も遠くなさそうだ。

「ソトブック」

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