(OVO オーヴォより)

下着や靴下は毎日洗う。ここで異論を唱える人は少ないが、シーツや枕カバー、バスタオルやジーンズとなると個人差がある。汗をかく夏と違い、寒い季節だと「ひんぱんに洗濯しなきゃ」のよりどころを失ってしまう。女子の間でも、どれくらいで洗濯してる?という話題になって、何となく周囲の回答待ちで口ごもりがちになる対象だ。先日当編集部でも取り上げたが、週に何回シャワーを浴びるか、がフランスで話題になり、同じ衛生問題だから、と今度は洗濯の頻度を20minutesという仏メディアが取り上げた。
それによると、「ベッドは人生の3分の1を過ごす場所であり、それに見合った衛生環境が必要」。シーツの洗濯は「汗やダニなどを考慮して、定期的に行う必要がある」という。アレルギーの専門医、パトリック・ルファン氏は、その洗濯も「あまり短時間だったり、低温だったりではダニの卵の除去に効果がない」としたうえで、「布団カバーは洗うのに、布団は洗濯しない人が多い。枕も同様だが、1か月に1回は洗うべきだ」とコメントしている。また、シーツや布団カバーなどに、抗ダニ作用のあるものを使用することも勧めている。
ハンドタオルやバスタオル類については、「2,3日の連続使用はOK」としつつ、それでも使ったら必ず伸ばして乾かす必要がある、と念押し。
ジーンズはどうか?「ここ1年以上、ジーンズは洗濯したことがない」と公言したのは、Levi’sのCEO。FORTUNE誌のインタビューに答えたその内容を引用しつつ、「それは論外としても、一般的には3,4回に1回洗濯すれば十分だろう」としている。
フランスにも花粉症の人が増えていて、汗はかかなくても“花粉落とし“で洗濯回数が増える、という人も少なくない。日本もどっぷり花粉の季節。洗濯はなかなかさぼれそうにない。