(OVO オーヴォより)

今かいまかと桜の開花を待ち望んでいる人も多いと思うが、春一番が吹けば5月まではあっという間。そう、うれしいゴールデンウィーク(GW)がやって来る!今年はせっかくの5連休だから、思う存分、有効に使いたいところ。そこで、今年の国内旅行のはやりを勉強することから始めてみよう〜。トレンド総研の調べでは、「自ら工夫して、賢く、自分らしく、お得な旅行の計画を立てる自信がある」といういわゆる“旅行の上級者”で、GWに旅行に行くつもりがある人のなんと70%は、すでに具体的な計画を立てたり、交通手段や宿泊先の予約を取り始めたりしているという。えっ、子どもたちの春休みの予定もまだ立ててない〜、という人はちょっと急いだ方が良さそうだ。なぜなら、「さまざまなサービスを利用して、賢く、自分らしく、お得に旅行をする」という“スマートトラベル”が今注目を集めているからだ。そのスマートトラベルに必要なのが、早めの準備。
トレンド総研の調査では、「旅行の費用の中で節約しているもの」についてもたずねている。その結果、上記の旅行上級者では「自宅から目的地までの交通費」(79%)が1位であるのに対し、「自ら工夫して、賢く、自分らしく、お得な旅行の計画を立てる自信がない」という旅行初心者の1位は「宿泊費」(62%)だった。「宿泊費」を節約している上級者も71%と多いが、「自宅から目的地までの交通費」を節約している初心者は57%で、上級者と初心者との差が1番開いているのもこの交通費だった。そして、この差が生じる理由の1つが、旅行の計画を立てるタイミングだという。つまり、前もって旅行の計画を立てることにより、「自宅から目的地までの交通費」を賢く節約するのが、旅行上級者の旅行術の1つなのだ。航空券や新幹線チケットの早期割引サービスを利用するために、上級者は早め早めの行動をしているってワケね。
旅行作家の吉田友和氏もスマートトラベルについてこう話す。「交通手段の予約が埋まってくるころには料金も高くなる。旅行に行くことを決めたのであれば、大まかな目的地だけ先に決めてしまい、その移動手段だけ押さえてしまうというのが良いでしょう。一方で、当日に空いているホテルを予約すれば、普段よりずっと安い料金で宿泊することも可能です。」なるほど、安くなるタイミングはサービスや対象によって異なり、それを上手に使いこなすことも必要なのね。また、吉田氏によると、せっかくの休みをゆったりと過ごすためには、これから世界遺産の登録を目指す「未来の世界遺産」など“穴場”スポットを早めに訪れることもポイントだという。富士山や富岡製糸工場も登録後は訪れる人が急増した。
今後大注目のスマートトラベル。そのキーワードの1つが「お得に」だが、まだ自信がないという初心者のために、最後に航空券の早期割引サービスについてもう少し説明しよう。大手航空会社ANAには「旅割」という制度がある。その詳細を同社マーケットコミュニケーション部の吉田剛氏が紹介している。吉田氏は、「ANAの『旅割』は、申し込みの期日に合わせて5つの早期割引を提供しています。最もお得な「旅割75」は、搭乗日の75日前までに航空券を予約・購入すると適用されます。そのほか、「旅割60」から「旅割21」まであります。GW注目の旅行スタイルに(複数の目的地を回る)周遊型がありますが、その時もオススメなのが「旅割」。周遊型では現地での移動手段が不可欠になります。「旅割」では、21日前までに予約するとお得なレンタカープランも用意しています」と説明する。
スマートトラベルには早めの準備が大事!早速、行き先だけでも決めちゃおう〜。