(OVO オーヴォより)

フランス南東部、スイスやイタリアと国境を接するローヌ・アルプ。今はスキーシーズン真っ盛りだが、そのアルプス山中にあるクールシュベルというリゾート地で、ケーブルカーの中を豪華な“ホテル”にして宿泊するという斬新な企画が注目を集めている。
フィガロ紙などによると、この“ホテル”は、高度2700メートルの山の中にあるケーブルカーのキャビンの一つで、360度パノラマの絶景。中にはダブルベッドが二つ用意され、4人まで宿泊可能な居心地の良いスペースに作りかえられている。室内ルールも、「眠りの浅いカモシカなどを起こさないよう、“隣人”に配慮すること」「ケーブルはキャビンを動かすためのものなので、洗濯物をかけないこと」「誰も信じないだろうから、写真をたくさん撮っていくこと」「氷の追加を注文しないこと」など、ユーモアたっぷり。サヴォア地方の伝統的な夕食にホットワインなどを楽しんでから、この“ホテル”に宿泊、朝は朝食もついていて、何よりスキーヤーにうれしいのは、まだ誰も滑っていない朝イチのきれいな雪を上を滑ることができることだ。
宿泊希望者は、この企画を立てたAirbnb社の予約ページから、この“ホテル”に宿泊したい理由をフランス語か英語で書いて送信。当選すれば無料で4名が宿泊できる。ちなみにこのAirbnb社、今までも、パリの有名デパート、ギャラリー・ラファイエットに宿泊し、冬のセール初日に一番に買い物ができる企画や、オランダのスキポール空港に駐機するKLM機内366平方メートルをホテルに見立てて宿泊する企画など、斬新なプランが好評で、次の企画を待っているファンも多い。
Airbnbの予約ページ
https://www.airbnb.fr/rooms/4596095?af=14383374&c=tw_fr_nacourch_brand